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メタバースオフィスを採用やブランディングに活用【サン共同税理士法人様インタビュー】

メタバースオフィスを採用やブランディングに活用【サン共同税理士法人様インタビュー】

2016年に開業後、ITツールとリモートワークを積極的に活用し、現在では全国10拠点120名以上のスタッフで質の高い税務サービスを提供している「サン共同税理士法人」。

今回は税理士業界で先駆的な取り組みとなるメタバースオフィスを2023年7月に開設。リプロネクストが制作を担当いたしました。

メタバースに着目した背景や具体的な活用方法、今後の展望について代表の朝倉様と広報担当の武富様にお話を伺いました。

メタバースオフィスについて

サン共同税理士法人様 メタバース イメージ

社員や求職者がアバターとなって入室できるメタバースオフィス。パソコン、スマートフォン、VRヘッドセットからどなたでもアクセス可能で、対面感のあるコミュニケーションをとることができます。

メタバースオフィスは、全国各地のお客様や求職者との接点創出を主な目的とし、広報・採用活動に活用。ルームは「展示エリア」「会議室エリア」の2空間を用意。「展示エリア」には同社のサービスや採用情報を掲載しているギャラリーや、イベントを行うセミナールームがあります。「会議室エリア」はバーのようなリラックスムードを演出し、求職者や社員同士の交流の場として活用します。

■サン共同税理士法人 メタバースオフィス

展示エリア:https://door.ntt/sQzCNFr/sankyodo-entrance

会議室エリア:https://door.ntt/z2Ncebd/san-office

▶︎▶︎プレスリリース:サン共同税理士法人がメタバースオフィスを開設

メタバースがIT×税理士のアピールに。カルチャーフィットにも期待

―創業以来の御社の強みとして、「IT」「DX」が掲げられています。同業他社様に向けてDX勉強会なども行っていますが、このような取り組みを始めた背景をお聞かせください。

日々目まぐるしくテクノロジーが進歩する中、税理士業界は「いまだに紙ベース」「アナログでブラック」といったイメージがあり、税理士業自体がAIに奪われる業種として取り上げられることも多々あります。

そんなイメージを払拭すべく、私たちは最新テクノロジーを活用し、業務効率化や若手に興味を持ってもらえるような取り組みを通して業界の活性化に貢献したいという思いがあります。

YouTubeで動画コンテンツを発信したり、パーカーやTシャツで業務にあたる姿を積極的に露出したりと、従来の“税理士イメージ”を壊すようなアプローチにもそのような意図がありますね。

―そんな中で、今回のメタバース活用に関してご相談をいただきました。検討する際、事前にどんなイメージをお持ちでしたか?

メタバースは以前から、事業活動の中で活用したいと思っていました。その中で、最も可能性を感じたのが採用シーンです。というのも弊社は全国に拠点があり、リモートワーカーも多数在籍しているため、採用範囲は全国に及びます。
そのため、オンライン上での採用強化や競争優位性を図りたく、移動や時間の制約なくアクセスできるメタバースオフィスに可能性を感じましたね。

また、私たちの業界は近しい法人に転職というケースも珍しくないので、転職活動中に個人を特定されたくないという求職者が多いです。そのため、匿名性が担保されるというメタバースの特徴も活きると思いました。

さらに、先ほどお伝えした通り弊社は業界のIT化やDX化についても積極的に取り組んでいるので、社内でも最新のITツールを活用しています。そうした企業文化をアピールするためにもメタバースオフィスという入り口が、求職者とのカルチャーフィットに繋がるのではという期待もあります。

スタッフ不在時も迷わない空間に。デザインはバーチャルらしさを重視

―実際にメタバースオフィスの制作が進んでいく中、重視したポイントはありますか?

24時間365日公開されるオフィスになるので、面談や交流会、セミナーなどのイベント時以外はスタッフが不在になります。そうした状況下でも、来訪者の方に弊社への理解を進めてもらえるような空間づくりを目指していました。

「展示エリア」では来訪者の方が目的の情報に辿り着くまでに迷わないよう、どのエリアに何があるのか直感的にわかるよう調整していただいています。


プレビューを体験しながらユーザー動線も確認し、セミナールームへの行きやすさも改善を重ねました。リプロネクストにはニーズに合わせて提案いただきながら、ブラッシュアップも迅速に対応いただきありがたかったです。

▼サン共同税理士法人様が制作した「展示エリア」紹介動画

―スタイリッシュなムードの空間デザインも印象的でした。こちらはどんなイメージを伝えていただきましたか?

せっかくメタバースを活用するので、リアルオフィスに寄せるのではなく、先進的かつビジュアル的にインパクトのある非現実空間が面白そうだと感じました。

求職者の方や社員同士の交流を目的としている「会議室エリア」は、代表・朝倉が経営するBAR LOUNGE「D3」の雰囲気も参考に、カウンタースペースを用意してもらったり。

このメタバースオフィスを通して、視覚的なイメージからも当社の雰囲気を感じとってもらえたら嬉しいですね。

▼サン共同税理士法人様が制作した「会議室エリア」紹介動画

求職者との交流の場として、イベントや面談を開催予定

―メタバースオフィスが公開となりましたが、今後はどのように活用していく予定ですか?

採用サイトに掲載し、今後は日時を決めてリクルートイベントや事前予約制の面談を行っていきたいです。セミナールームでは複数名に対して会社説明会などを開き、個室では距離の近いコミュニケーションも取れるので、採用活動の様々な用途で活用するのが楽しみです。

また、今後は弊社だけでなく、同業他社様と一緒にメタバースを活用した合同就職説明会なども企画していく予定です。新規性のある採用アプローチだと思っているので、SNSを積極的に活用しながら認知拡大・ブランディングに役立てていきたいです。

―最後に、サン共同税理士法人様の今後のテクノロジー活用について展望をお聞かせください!

冒頭でもお伝えした通り、私たちが率先してテクノロジーを活用していくことで業界を活性化させたいという思いがあります。

一つは、今後の税理士業界を担っていく若年層に「税理士を目指したい」と興味を持ってもらうこと。デジタルネイティブの彼らにフィットしたワークスタイルを構築し、業界全体を底上げしていきたいです。

もう一つは、お客さまへのサービスの充実です。例えばAIツールを活用することにより短縮できた時間を、サービス改善やお客様へのサポートに充てることができます。テクノロジーができることと人が生み出すべきことを棲み分けて、サービスの質を上げていきたいと思います。

「今、税理士業界が面白いぞ」と思ってもらえるよう、今後も話題作りや革新的な取り組みを行っていきます!

取材を終えて

税理士業界の課題を解決すべく、既存の枠にとらわれない様々な取り組みを通して成長を遂げているサン共同税理士法人様。

私たちも「BREAK THE WALL〜社会にある壁(課題)を壊す(解決する)組織を目指す〜」を掲げる組織として、その姿勢に非常に共感をさせていただきました。

メタバースオフィスも今後ご活用いただきながら、さらに改良を重ねていけたら大変嬉しく思います!

▼取材の後半に、サン共同税理士法人 広報担当・武富様と弊社塚野・高橋で記念撮影

サン共同税理士法人様 インタビュー風景

朝倉様、武富様、この度はインタビューにお答えいただきありがとうございました!

たかはし
たかはし
広報・メディア
2020年4月入社。大学卒業後にUターンし、地方誌編集、企業広報を経て現在に至る。人の心を動かし、寄り添える広報を目指し奮闘中。お酒と新潟と音楽が好き。