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山梨県甲府市 様【全国初!メタバースを活用したひきこもり相談窓口】

DATA

クライアント名:山梨県甲府市 様
制作内容:メタバースを活用したひきこもり相談窓口「甲府市メタバース 心のよりどころ空間」
URLhttps://www.city.kofu.yamanashi.jp/index.html

 

山梨県甲府市様がメタバースによるひきこもり相談窓口を開設するにあたり、リプロネクストがメタバース空間の制作を行いました。

■制作したメタバース空間はこちら:https://lipronext.sakura.ne.jp/kohu-metaverse

 

ひきこもり支援にメタバースを活用する意義

内閣府 「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」によると、「ひきこもり状態である」方が15歳〜64歳の生産年齢人口において推計146万人、およそ50人に1人にのぼるということがわかりました。4年前の調査では推計115万人。わずか4年で30万人も増えたことになります。

また、相談支援のあり方に関する項目では、相談したくない理由として「相談しても解決できないと思うから」「相手にうまく伝えられないから」「相談できる相手がいないから」などが多かったとのこと。

まずは気軽に相談してみようという、相談のハードルを下げ、間口を広げる対策が全国的に喫緊の課題となっています。

 

山梨県甲府市様の課題

甲府市では従来、電話相談や来所相談、LINE相談などを行ってきましたが、当事者への直接の支援が届けられないという状況が続いていました。
そこで、自身の分身であるアバターでコミュニケーションがとれるメタバース上であれば、ご本人も相談しやすくなるのではないかと考え、ひきこもり相談の選択肢の一つとして「メタバース」での相談窓口を2023年10月10に開設しました。

メタバースを活用したひきこもり相談窓口を自治体が主体となって運用する取り組みは全国初となります。

制作したメタバース空間について

特別な機材不要で、パソコンやスマホから簡単にアクセス可能かつ、柔らかな雰囲気のデザインとすることで、リラックスしてお話しできる、相談しやすい空間としました。
また、どなたでもアクセス可能で広報を目的とした「心のよりどころ空間」と、完全予約制で個別相談を行う「森の相談ルーム」の2つの空間を整備。
空間内で交わされたチャットや会話データを保管しないことで、プライバシーを確保し、気軽さと機密性を両立させています。

心のよりどころ空間

心のよりどころ空間イメージ1
心のよりどころ空間イメージ2

用途:共有空間
甲府市のひきこもり支援に関する情報や、電話・対面の相談窓口、交流の場などの案内を掲示。
対象:誰でも入室可能
URL:https://lipronext.sakura.ne.jp/kohu-metaverse

森の相談ルーム

森の相談ルームイメージ1
森の相談ルームイメージ2

用途:個別空間
完全予約制。精神保健福祉士等に個別の相談ができる。リラックスしてお話ができる、森の中の柔らかな空間。
対象:ひきこもり状態にある甲府市民の方
URL:https://door.ntt/AJ4jAXz/morinosoudanroom
※上記URLはサンプル空間です。
※利用にあたっては事前予約が必要となります。「甲府市メタバース 心のよりどころ空間」内に設置されている予約フォームから希望日に申込みいただくと、森の相談ルームに入るためのURLをお送りします。

担当ディレクターから一言

私たちは、悩みを抱えている方々がこの空間でリラックスした状態でありのままを相談でき、一歩前に踏み出せるよう、柔らかな雰囲気の屋内〜屋外までが緩やかにグラデーションでつながる仮想空間を目指して構築しました。
相談者が自ら落ち着く場所を選んで会話できるよう、椅子や机の配置などにもこだわっています。

メタバースではアバターを介してコミュニケーションを取ることでより気軽かつリアルなコミュニケーションが可能となります。

これからも、この空間を改良していきつつ、当事者同士の交流の場づくりなど、活用を進めてまいります。1人でも多くの方々が、この空間をきっかけに心が軽くなり、前向きな気持ちになることを切に願っています。