
仕事をしているとお店や会社に営業の問い合わせが来ると思います。
数年前から比べると電話営業や飛び込み営業などはかなり減ってきたと思いますが、2017年〜2018年にGoogleストリートビューの営業電話が全国で一気に増えました。
弊社は営業電話(テレアポ)を実施していませんが、よく知り合いから「Googleから営業電話が来たんだけど、本当なのかな?」とご相談をいただきます。
今回は「Googleを名乗る営業電話の9割がウソ」というテーマで、実例を元に紹介していきます。
目次
Googleは基本的に、代理店制度をとっています。
例えばGoogle検索に広告を出す場合、知識のある方は自分で運用できますし、代理店にはGoogleの資格を提供して安心感を与え、営業活動ができるようにしています。YouTubeやGoogleストリートビューも同様です。
では、Googleから全く連絡が来ないかと言うとそんなことはなく、サポートとしてメールが来ることは多々あります。
「こんなクーポンがありますが、広告出しませんか?」「広告の配信方法について相談してくださいね」というような内容です。
ここからは、実際にリプロネクストでよくいただくGoogleストリートビューの営業電話についての紹介です。
相談相手は、新潟県内にある老舗の酒蔵です。
会社に1本の電話がかかってきて、こんな内容だったそうです。
営業:お世話になります。Googleの◯◯と申しますが、ちょっとお伺いしたいことがありましてご連絡したのですが、社長はいらっしゃいますか?
社長:はい。お電話代わりました。
営業:もしもし、Googleの◯◯と申します。今回お電話させていただいたのは、△△の酒蔵が新潟県のモデル施設になっているので、ご連絡させていただきました。
社長:モデル施設ですか?
営業:はい。通常、Googleストリートビューで施設内を紹介するには高額なお金がかかるのですが、モデル施設は今だけ特別価格で掲載することが可能なんです。
このような会話で「特別」「今だけ」というキーワードで契約の話まで行ったそうですが、あまりにお金の振り込みを急がせるので不安になり、相談をすることにしたとのことでした。
ちなみに、実際のお見積書も拝見しましたが、そこにはGoogleではなく営業会社の社名が記入されており、さらに価格も割引率は高く書いてありましたが、元値が高いため割引後が通常の価格ほどでした。
いかがでしたでしょうか。これは、経験がある人であればすぐわかることかもしれませんが、突然電話が来て焦らされると動揺してしまう方も多いかもしれません。
大前提として、Googleストリートビュー(インドアビュー)を代理店が販売する過程で、Googleの社員と名乗ることはできません。
フォトグラファーまたは代理店は、Google に雇用されているかのような誤解を招く表現をしてはいけません。お客様には完全に独立した事業体として偽りなく自己紹介し、Google に掲載する写真の撮影サービスという限定的な業務を行うことを伝えます。
基本的な部分ですが、その場ですぐに判断しないことが大切です。
契約やお金を振り込んでしまったら後で取り返すのは大変なので、どんなに良い話に聞こえても「一度検討したいので2日後にお電話ください」などと時間を置いてください。
ほとんどがGoogleではなく営業会社からの電話だと思って間違いないので、必ず「会社名はGoogleですか?」と会社名を確認することにしましょう。
ただ確認するだけだと「Googleです」と言われてしまうかもしれないので、電話番号も確認することをおすすめします。
会社名や電話番号を聞くことができたら必ず検索しましょう。
私に相談をいただいたお客様が受けた営業会社は、Googleで検索したら営業姿勢の評判が悪いことがすぐに判明しました。
携帯電話の番号でも検索してみてみると、結構情報が出ている場合があります。
今回の記事はネガティブな情報をまとめましたが、これだけGoogleを名乗る営業会社が多いというのは、言い換えるとそれだけGoogleのサービスは売りやすく効果も出ているとも言えるのではないでしょうか?
リプロネクストでも、Googleストリートビュー以外にもGoogle関係のサービスを利用していますが、インターネットマーケティングでは欠かせない存在になってきています。
どのサービスを利用するかも非常に大切ですが、それ以上に信用できる人に依頼することが大切な時代になってきています。