VR空間を舞台にしたアーティストや書道家が登場しているように、VRを使った創作活動は今まさに注目され始めています。
VR空間で創作する醍醐味は、360度の空間全てをキャンバスにして自由に描けること。
そこで今回は、初心者でも使いやすいと人気のVRイラストアプリ「Tilt Brush」を使って、VRアーティスト気分を疑似体験してみました。アプリのダウンロードや操作方法を実際の画面と共に紹介します。
興味のある方は、ぜひこの記事で実際のイメージを掴んでもらえれば嬉しいです。
もしかすると、VRアーティストになる未来が開けるかもしれません。
Google社が提供しているVRペイントアプリ。空中や地面など、360度好きな場所に3Dイラストを描くことができます。
ペンツールも豊富で描きたいものに合わせて選ぶことが可能。創作した絵の周りを歩いてみたり、寝転びながら鑑賞だってできるのです。
アプリは有料で、価格は2,208円。おトクにダウンロードができるクーポンコードが配信されている場合もあるのでチェックしましょう。
今回は、弊社にあるVRヘッドセット「Meta Quest 2」を使って体験することに。
Meta Quest 2はPCなどの外部機器と接続する必要がないスタンドアローン型なので、動きながら絵を描きたいVRペイントにはピッタリです。Meta Quest 2の体験記事は下記からご覧ください。
■関連記事:Oculus Quest2(オキュラスクエスト2)体験レビュー【Oculus Questと比較も!】
それでは、実際に「Tilt Brush」の使い方を説明していきます。
まずは、アプリをダウンロードします。「Tilt Brush」と検索すると出てくるので、購入ボタンを選択。
今回は30%オフのクーポンコードがあったので、2,208円→1,546円で購入することができました!
アプリを開くと早速360度の空間が広がります。ここからはもう、見える景色は全て自由なキャンバスです。
操作方法は簡単で、右手のコントローラーがペンの役割、左手はパレットのように色やペンの種類を選ぶことができます。
ペンをいくつか選んで書いてみましたが、本当に様々なタイプがあることがお分かりいただけます。
まずは文字を書いてみました。少し見上げて書くと、空中に浮いているような形で文字を残すことができました。
続いて、リボンのようなペンツールで立体的なモチーフを書いてみました!
平面ではなく、3Dで描けるのがVRお絵描きの面白さ。まるで目の前に存在しているかのような立体的なモチーフが一瞬にしてできあがりました。
では早速、絵も描いてみたいと思います。雪国・新潟にちなんで雪だるまを…。
どうでしょう? 絵心のなさが気になりますが、時間がなかったということでご容赦ください(笑)
描いた絵は角度を変えてみると、こんな風にリアルな見え方をしてくれます!さすがVR空間!
左手のコントローラーで選択できる「Sketchbook」を選択すると、他のアーティストが描いた作品を読み込むことも可能。
描き足すこともできるので「まずは見本を使って練習したい」という方には良いかもしれません。
また、創作の過程を見ることもできるので、インプットに役立ちます。
VRアーティストとして活動しているせきぐちあいみ氏が「Tilt Brush」を使った動画がYouTubeに公開されています。なんと、5分で虎の絵を完成させています…! ミラー機能をうまく活用し、線対象の絵をスピーディーに描いていますね。パフォーマンスとしても面白く、見入ってしまいます!
■参考:VRペイント「Tilt Brush」Quest版 VRアーティスト・せきぐちあいみ氏とレビュー
VR空間で絵を描くのは難しいと思っていましたが、アプリ自体に慣れるのは非常に簡単。
コツさえ掴めば自由な発想で描くことができ、これまでの想像を超える作品を生み出すことができます。
「Tilt Brush」を通じて、次世代のアートに触れることができました。
絵を描くことが好きな方、新しい表現方法を探していた方には大変オススメです!
ぜひ、創作活動の新しい扉を開けてみてください。