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nukunukuまゆみさんに聞く人生も仕事も楽しむヒント【この秋オススメ簡単レシピも】

nukunukuまゆみさんに聞く人生も仕事も楽しむヒント【この秋オススメ簡単レシピも】

こんにちは! 広報・メディア担当のたかはしです。

突然ですが、私には目指している自分像というものがあります。
それは「何だか居るだけでその場を明るくできたり、ポジティブに周囲を巻き込める人」

 

まだまだ私自身は到底及ばず、仕事で上手くいかないとネガティブオーラが漂いまくりで直さねばと思っているのですが…(笑)なりたいならば実現している人にヒントを聞こうじゃないかと思い、この方にお話を聞いてきました。

検索結果 ウェブ検索結果 クッキングライフnukunuku 渡辺まゆみさん

新潟市中央区東中通で料理教室を開いているクッキングライフnukunukuの渡辺まゆみさんです。

新型コロナウイルス感染拡大の影響下、新たな取り組みとして始めた「nukunukuオンライン料理教室」をお手伝いさせていただいたことをきっかけに初めてまゆみさんとお会いしました。

 

初対面でも気さくに話しかけていただき、このような状況の中で新たな取り組みに笑顔で進む姿勢に刺激を受け、私自身の背中も押されました。明るさや、ポジティブな姿勢はどこから生まれるんだろう…そのヒントをもらうべくお話を伺いました。

 

 

渡辺まゆみさんプロフィール

「クッキングライフnukunuku」代表・講師。東京都出身。
大学で栄養学を専攻し、中学・高校の家庭科教員として勤務。その後仕事を辞め、日本各地を回りながら、多くの人との出会いを経験。関東に戻ってからは料理教室で講師として働き、結婚を機に新潟へ移住。2014年、ご主人がシェフを務めるレストラン「ティオ・ぺぺ」の2階に念願だったクッキングスタジオ「クッキングライフ nukunuku」をオープンした。2020年5月からはオンライン料理教室も開催中。現在は「食」「循環」をキーワードに新たな商品展開を始めている。

 

「クッキングライフ nukunuku」ホームページを見る

たくさんの人に出会い、多くの失敗を経験した20代

高橋:今日は改めて色々なお話を聞かせていただければと思います!よろしくお願いします。まゆみさんはご主人との結婚を機に新潟に移住したとのことで、東京のご出身なんですよね。

 

まゆみさん:そうなんです。新潟には知り合いもいなくて、最初はドキドキでしたよ。しかもシェフ(ご主人)はもう新潟でお店を構えていたので、引っ越したら今までの自由な生活も変わっていくんだろうなって(笑)

 

高橋:今おっしゃってた自由な生活、そのあたりをまずは詳しく聞きたいです!まゆみさんは大学で栄養学を専攻されていたんですよね。その時から「食」に関わるお仕事に興味があったんですか?

 

まゆみさん:そうですね。食べることは昔から好きだったし「食」に関わりたいなとは思っていました。料理人の世界に興味を持ったこともあったんですが、大学時代のアルバイト先で料理人の技術を突き詰めていく姿勢を見て、尊敬と同時に自分の性分にはあっていないと思い…。違う形で「食」に関わることができる家庭科教員を目指したんです。
と言っても、勉強よりも遊びにバイトに大学生活を謳歌していたので、友人や先生を味方につけつつ無事に免許を取得しました(笑)

 

高橋:いや、遊びもバイトも大事ですよね!そしてしっかり免許も取る…! やっぱりまゆみさんの周りには常に”人”が集まっているイメージです。

 

まゆみさん:いやいや…本当に助けがなかったらどうなっていたことやら(笑)常々、周りの人の力に感謝する人生です。

 

高橋:大学を卒業されてからは学校に就職されたと聞きましたが、どんな社会人生活の始まりだったのでしょうか?

 

まゆみさん:関東にある私立の高等学校に就職しました。設立2年目の通信制高校で、まだ手探りの時期だったので様々な経験をさせてもらいましたね。先生も生徒も個性豊かで、それまで生きてきたコミュニティとはまた違って刺激的でした。家庭科の授業を持ち、担任もしつつ、新しい企画なども任せてもらえて、忙しくも充実していたなと思います。

海外研修の引率でアメリカに行った際、飛行機乗換でアトランタに滞在していたところに9.11の事件が起こり、生徒を守りながらも拙い英語でなんとか帰国したり…色んなハプニングもありましたね。

 

そしてある時、学校に講演にきてくれていた方のお話で「人生好きなことをやってみよう」という言葉を聞いて。その方の勢いに圧倒されつつも、面白いなぁと。それまでわりと敷かれたレールに乗ってきた人生だったんですが、やっぱり心動くままにやってみたいと思ったんです。それから学校を辞め、色々なコミュニティ・土地に足を運んでみました。

 

高橋:すごい…! それって中々勇気のいる行動だと思います。社会に出て働き、まゆみさん自身の考え方も経験とともに変化していったんでしょうね…! その後のことも詳しく聞かせてください。

 

まゆみさん:全部話すと日が暮れちゃうかもしれないです(笑)会いたいと思った人にはとにかく会いに行ってみたり、無人島生活をしてみたり、移動は基本的にヒッチハイクという時期もありました。

 

高橋:基本がヒッチハイク… 。(最終手段じゃないんですね…!)


まゆみさん:
お金が無くなったらゲストハウスで泊めてもらう代わりにお手伝いをしたり、とにかく自由に過ごしていました。20代って漠然としたもやもやというか「本当にこの道へ進んでいいの?」とか焦りや不安が生まれることってありませんか。だから私はその時、心赴くままに人に会い、行きたい場所に行き、自分探しをしていました。…結局、見つけられたかというとわからないんですけどね(笑)

 

その後カフェの立ち上げを手伝ったんですが、そこでの経験も今に生きています。目に見えるものだけが全てじゃないということを教わりましたし、カフェの領域ではないようなCD売りの旅に出たりもして…変わったところだったんですが、奄美大島という大好きな土地と巡り会えたのもここのおかげです。とにかく、本当にたくさんの人と出会い、失敗もたくさんして、面白い時間を過ごしました。

 

高橋:お話を聞いているだけで、旅をしているような気持ちになりました。人や土地との出会いは自分の価値観を広げてくれますよね。パワフルなまゆみさんの背景が見えてきたような気がします!

「まずはやってみる」コロナ禍で、新たな形の料理教室に挑戦。

その後、関東に戻り料理教室で講師として修行をしてから、結婚を機に新潟へと移ったまゆみさん。2014年にクッキングスタジオをオープンし、やっと軌道に乗り始めた…という時期に、今回の新型コロナウイルス感染症によりクッキング教室は休業の事態に。そこで新たに始めたのがオンライン料理教室でした。

関連記事▶︎料理男子に磨きをかけろ!オンライン料理教室に参加してみた【クッキングライフnukunuku】

 

高橋:新潟に移住したら、料理教室を始めようというのは決めていたんですか?

 

まゆみさん:決めていましたね。なので、関東の料理教室で3年ほど修行をしました。シェフのお店で働くという選択肢もあったんですが、私は私でやってみたいと思いました。新潟に来たばかりの頃はニーズもわからなかったので、イベント内で期間限定のカフェをやってみたり。それがきっかけで一緒に教室を始める仲間とも出会い、オープンすることができました。

 

高橋:今では1ヶ月に30回以上のレッスンがあるほど新潟市で人気の料理教室ですが、この新型コロナウイルスの影響で4月下旬から休業せざるを得なくなってしまったんですよね。そこで弊社の社長にご相談をいただいたということで。

 

まゆみさん:そうなんです。以前動画制作を依頼したご縁があったので、まずは藤田さんに相談しよう!と思って連絡しました。そしてオンライン料理教室が始まったんです。

nukunukuオンライン料理教室の風景

オンライン料理教室の様子。少人数にこだわり、コミュニケーションを重視。

 

高橋:私は入社直後で、初めて社外でお会いした方がまゆみさんでした。弊社としてもオンライン教室は初の試みと聞いていて、試行錯誤しながら一緒に進めさせていただきましたが、全く初めての取り組みに不安の気持ちなどはなかったんでしょうか?

 

まゆみさん:まずはやってみる、やってみてダメなら諦めるけど…まずはやってみたいと思いました。自分一人ではできないのですぐに周りの人に頼っちゃうんですけど、力を借りた分ちゃんと成果はあげたいとは常々思っています。
初めてのことに対する抵抗は全くないです。きっと今まで大きな失敗を何度もしてきたし、見てきたからですね(笑)

 

高橋:「まずはやってみる」。ネガティブになりがちな状況下でこそ、アクションを起こしてみるって大事ですね!6月からは徐々に対面での料理教室も再開されているんですよね。

 

まゆみさん:人数を減らして、少しずつレッスンを始めていますよ。オンライン料理教室も最初は休業期間のみでと思っていたんですが、継続しています。

先日は東京、徳島と遠方からご参加いただき、オンラインならではの魅力も実感しているところです。今後は「男の料理教室」と題して男性のみの回を作ったりとか、オンラインでできることを模索していきたいです!

やりたいことからやる。そして、しっかり頼る(笑)

高橋:これまで色んなお話を聞いて、やっぱりまゆみさんと話していると自然とポジティブに引き寄せられていく感覚があります。私はどうしても「なんでこれができないんだろう」「やりたいことがあるのに、全然自分のスピードが追いつかない…」とマイナス思考になることが多々あります。何かアドバイスいただけますか(笑)

 

まゆみさん:やりたいことから手をつけていったらいいんじゃないかな。そうすると気分が乗ってきて、そのまま勢いでやりたくないこともスムーズにいったりするかもしれないですよ。私は、やりたくないことは極力やってなくって。と言っても、働いてるとどうしてもうまくいかないこともいっぱいあるんですけどね(笑)

 

そういう時は人を頼る。本当に頼りっぱなしです。でも相談して知恵を借りるのも大切なことだと思います。誰かと一緒ならやり遂げようという気持ちも強くなるし。人は宝だなと常々思っています。頼られた方は困らせちゃってるかもしれないけどね(笑)

 

あと、考えすぎないことも大事! さっきチラッと無人島生活の話をしたけど、私以外に10人ほど参加者がいて、最低限の必要材料はもらえるけどあとは各自自由。そして皆、何をしていたかというと終始食べられるものを探してた。だから人間食べられていれば生きていける。究極そこだと思っていれば、あんまり考えすぎないで生きていけるんじゃないかな。

 

高橋:確かに…。やりたいことから手をつけて気持ちを乗らせることも、人を頼ることも、食べられているから!というマインドもどれもすごくいいなと思いました!なんだか心が軽くなった気がする…! ありがとうございます!

「食」の未来を作っていきたい。次の挑戦へ

高橋:最後になりますが、まゆみさんのこれからの挑戦について教えてください!


まゆみさん:
ちょうど先日新商品として「ティオ・ペペ」の看板メニューであるパエリアをお家で楽しんでもらえるキットを発売しました。この間、県内のイベントでお披露目会兼試食会をしたんですが、これを多くの人に届けていくのがこれからの挑戦です!


このキットは自然栽培のお米や新潟産食材にこだわって開発しました。キットを通じて「農」「漁」の魅力を皆さんに伝えたいし、「食」の未来を考えてもらうきっかけを作りたいと思ったからです。

 

やっぱり自然栽培や無農薬の食材って美味しいし、環境にも優しいんですよね。生産者さんと直接交流する私たちだからこそ、商品を通じてその思いを消費者の皆さんに届けられたら嬉しいです。

 

高橋:新型コロナウイルスや異常気象など世界規模で環境が変化している中、持続可能な社会作りが注目されていますが、そうした部分にも繋がっている取り組みですね。

 

まゆみさん:そうですね。残された資源の中で”循環”を大切にしていきたいですよね。私って思いつきで色々やっているように見えるかもしれませんが、一つひとつが点のようで実は線で繋がっていて。

だからオンライン料理教室やキットの制作などは全て点ではなくて、「食」の魅力をわかりやすく楽しく届けたいという根底があって、大きな輪に繋がるんですよね。

 

なのでこれからも直感でやってみたいと思ったものに挑戦して、丸く輪にして皆さんに届けていきたいと思っています!

 

高橋: すごく素敵だなと思います。私も点と点が線に、そして輪になる仕事で自分自身も楽しく、そして世の中に少しでもプラスになるような仕事をしていきたいです。すごく勉強になりました!

まゆみさん、今日はありがとうございました!

最後に…! この秋オススメの簡単レシピを教えてください

高橋:最後に一つお願いがありまして…実は私、この自粛期間の巣ごもりとオンライン料理教室の体験から少しお料理に目覚めまして…可能であればこの秋オススメの簡単レシピを教えてください!

 

まゆみさん:もちろんいいですよ〜〜。秋だったらどんな食材が好きですか?

 

高橋:キノコが好きですっ….!


まゆみさん:キノコ
美味しいですよね。あ、じゃあこれがオススメかな。どうぞ!

 

秋鮭キノコのドリア

 

nukunuku 秋鮭とキノコのドリア

材料

○秋鮭…2切れ(塩、薄力粉 適量)        ○お好みのキノコ…1/2パック
○薄力粉…大さじ2              ○牛乳…1カップ
○バター…10g                ○サラダ油…適量
○塩…適量                   ○溶けるタイプのチーズ…大さじ4

〈ハーブライス〉
○ごはん…2膳分
○乾燥ハーブ(タイムなど)…小さじ1/4
○塩…少々

 

下準備
・秋鮭に塩をし、10分ほど置き水気をふいて、薄力粉をまぶす

・キノコは小房に分ける

 

作り方
1.フライパンにサラダ油を熱し鮭を焼く。キノコを加えて焼き、塩を振る。
2.バター、薄力粉を加え、炒める。
3.牛乳を加え、とろみをつけ、塩で味を調える。
4.ごはんにハーブ、塩を加え混ぜ、耐熱皿に入れ、(3)を乗せる。
5.チーズをかけ、オーブントースターで焼き色が着くまで焼く。

 

まとめ:失敗も経験も、全てが今の”楽しい”を作る糧になる

いかがだったでしょうか。改めてまゆみさんにお話を聞いて、やはりどんなお仕事であっても失敗や経験が今日の糧になり、人生も仕事も人と繋がっているからこそ刺激的で、発見があって、充実していくものなんじゃないかなと思いました。

“心が動く”そんな感覚も大切にしながら、人生と仕事を楽しんでいきたいと実感しました。きっとそれがかなえば、周囲をポジティブに巻き込める。そんな存在になれる気がします。

 

今回はとても素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!まゆみさんに会ってみたいという方は、現在対面での料理教室も再開されていますし、遠方の方もオンラインで直接料理のアドバイスを受けることができます。

▶︎オンライン料理教室ページを見る

ここまで読んでくださった皆さんに、この記事で何か発見があったら嬉しいなと思います。

 

広報・メディア担当たかはしはTwitterもやっております。ゆる〜く呟いておりますので、よろしければフォローいただけたら嬉しいです♪

 

それでは、また次回お会いしましょう♪

たかはし
たかはし
広報・メディア
2020年4月入社。大学卒業後にUターンし、地方誌編集、企業広報を経て現在に至る。人の心を動かし、寄り添える広報を目指し奮闘中。お酒と新潟と音楽が好き。