近年、TwitterやInstagram、Facebookなど様々なSNSが普及していますが、動画のプロモーションを目にする機会が増えたと実感している方も多いのではないでしょうか。
最近では5Gの登場やインターネット普及率の拡大により、動画を使ったプロモーションに取り組む企業が増えてきています。
今回は、今盛り上がりを見せる動画プロモーションの事例をSNS別に紹介します。
各SNSによって特徴やおすすめの活用シーンが異なるので、それぞれのメリットを押さえながら参考にしていただけたらと思います。
目次
まず、動画プロモーションを取り入れるメリットを3つご紹介します。
メリット1つ目は、短時間で魅力を伝えられる点です。
文字で伝える場合は読むのに時間を費やしたり、細かい描写を伝えにくいですが、動画の場合は短時間で細かなニュアンスや雰囲気まで伝えることができます。ブランドコンセプトを伝えたい場合は、文字にするよりも30秒のイメージ動画で伝える方が、直感に訴えかけるコンテンツとなるでしょう。
メリット2つ目は、感情への訴求がしやすい点です。
動画は映像と音声で商品・サービスの魅力を伝えることができるので、視覚と聴覚の両方に情報を訴えかけることができます。印象に残るような映像や、イメージに合った音を動画に使用することでユーザーの印象に残るものを届けることができます。
メリット3つ目は、伝えたいイメージを形にできる点です。
明るいイメージや落ち着いた雰囲気などは、お店や商品によって異なります。静止画の場合はイメージを細かく伝えることは難しいですが、動画は映像や音声を取り入れることで伝えたいイメージをそのまま伝えることができるので、静止画よりも多くの表現方法が可能です。また、動画は言葉がなくても伝わりやすいので、国境を越えてPRすることもできます。
YouTubeの特徴はなんといっても利用者が多いことです。
年齢層は10〜40代が多く、幅広い層から視聴されています。また、YouTuberといったインフルエンサーが増加しており、その多くが他のSNSで情報発信を行なっているのでSNSでも拡散される可能性があるのも特徴です。
それでは、実際のYouTubeの事例を見ていきましょう。
Twitterは20代の利用率が高く、利用者の平均年齢も35歳と比較的若年層というのが特徴です。
また、海外利用者も多く「リツイート機能」があるので拡散力も期待でき、時にはバズることも。しかし、拡散性の高さから炎上の可能性も高いので動画の見せ方には注意が必要です。
ここでは実際にTwitterでの事例を紹介します。
\ミルクガール誕生⁉️/
「うちのオカンが新発売のボディソープの名前を忘れたらしいねん💦」
「ほな、どんな特徴か教えてくれる?」はたしてオカンが好きなボディソープとは?
新発売 #ナイーブ泡はちみつ 🍯と #ミルクボーイ & #ミルクガール がコラボ🎉
スペシャルムービー期間限定㊙公開中🎬✨— クラシエ ナイーブ (@naive_kracie) September 14, 2020
クラシエホールディングス株式会社は、新発売の商品のスペシャルムービーを公開。こちらは人気お笑い芸人とコラボした動画で、漫才のコントと商品をうまく組み合わせて紹介を行なっています。テンポよく商品の特徴を伝えているので、視聴者の記憶に残りやすいですね。
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塩らーめん大好き竹達さん
アレンジレシピ🍜に初挑戦✨
\エプロン姿の #竹達彩奈 さん💕が
お馴染みしょうゆごま兄弟に
夏にぴったりのレシピをご紹介します@sapporo1ban_jp をフォロー&
この投稿をRTで #サッポロ一番
4兄弟+シークレットセットが当たる🎁#夏のおうちでサッポロ一番— サッポロ一番 (@sapporo1ban_jp) July 29, 2020
こちらはサンヨー食品株式会社の人気商品「サッポロ一番」のプロモーション動画です。
人気声優を起用し、アニメやゲームが好きなTwitterユーザーにアピールした動画になっています。Twitterの機能である「フォロー&リツイート」を行うことで商品がもらえるキャンペーンを実施し、幅広いユーザーに効果的に動画を拡散することができました。
Instagramは10〜20代の若い世代に人気のSNSです。
女性ユーザーの利用率が高いので、女性をターゲットとした動画プロモーション制作が適しています。Instagramでは写真や動画などの視覚的な訴求ができるので、海外ユーザーへの訴求力も高いのも魅力。また「インスタ映え」という言葉があるように、独自性のあるものが注目されやすいので、ユーザーの興味を引くようなインパクトのある動画が求められます。
それではInstagramの事例を紹介していきます。
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こちらは生活雑貨を販売する「無印良品」の新商品PRの動画です。
商品のサイズ感や撥水加工など、アピールしたい情報を短い動画の中で的確に伝えています。字幕では商品の素材や価格のみをシンプルにまとめ、ブランドのイメージに沿ったトーンで統一されていますね。
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人気の化粧品ブランドSK-II(エスケーツー)は、Instagramを活用した動画を投稿。こちらの動画では有名タレントと女優をキャストに迎えた動画で、視聴者の印象に残りやすいものになっています。動画の続きが観たくなるようなYouTubeへの導線づくりも行い、インパクトを与えることに成功していますね。
Facebookの利用者は20〜30代を中心とし、男性の利用者がやや多いのが特徴です。また、他のSNSとは異なり原則実名登録なので、投稿される情報への信頼度が高いのもポイント。「いいね」した投稿は友達にも通知されるので、共感型コンテンツが拡散されやすくなります。
それではFacebookの事例を見ていきましょう。
西酒造株式会社は、鹿児島県に本社を構える焼酎製造業者です。
Facebookでは自社の商品「尽」を使ったカクテル制作動画を公開。アレンジレシピを動画で伝えることで、自宅で試してみたい気持ちになるため、自社の商品のPR効果も期待できます。
こちらは全日本空輸ANAの動画プロモーションです。
約3分間の動画では、コロナウイルスへの対応について社長自らの言葉で届けることで、視聴者に安心感を与えることができています。また、コメントに対して「いいね」で反応するなど、動画を配信するだけでなく視聴者とのコミュニケーションをとっていることもわかりますね。
今回はSNS別に動画プロモーションの事例をご紹介しました。
それぞれのSNSによって利用者の年齢層や特徴が異なるので、伝えたい目的に合わせて動画を制作することが大切です。今回紹介したメリットと事例が、動画プロモーション制作の参考になれば嬉しいです。