日本の代表的な文化の一つに「アニメ文化」がありますよね!
日本のアニメはクオリティが高く、海外でも「クール・ジャパン」と高い評価を受けています。そんなアニメですが、楽しみ方も様々な進化を遂げています。その一つがMMD VRです。
今回はMMD VRとは何か、さらに作り方や鑑賞ソフトMMDについてご紹介します。YouTubeに公開されている人気のMMD動画もまとめているので、ぜひご覧ください。
目次
MMD、すなわち『MikuMikuDance』(ミクミクダンス)は、「樋口M」こと樋口優氏が個人で開発し、自身のウェブサイト「VPVP(Vocaloid Promotion Video Project)exit」で無償公開しているフリーの3DCGムービー製作ツールです。
YouTubeにもMMDで制作された動画が多数投稿されており、大変盛り上がっているんです。その魅力は何と言っても、アニメキャラクターが動き、踊っている姿をすぐ近くで見ることができるということ。アニメキャラクターが目の前で自分だけのためにライブをしてくれているような気分を味わうことができるんです。
ここでは、VR MMD動画の作り方を解説します。
MMD動画を制作する前に、素材をダウンロードします。
ダウンロードする素材は二つあり、キャラクターモデルとモーションデータをダウンロードします。
オススメのサイトはVPVP wikiです。こちらのサイトには様々なMMDモデルやモーションデータが揃っているので、お気に入りのものを見つけてみてくださいね!
■キャラクターモデルはこちら
■モーションデータはこちら
素材をダウンロードしたら、読み込みに移ります。
まず、先ほどダウンロードしたモデルファイルを開いてください。フォルダを開いて、「.pmx」という拡張ファイルで命名されたファイルをMMDソフトウェアウィンドウに持ってきて「OK」を押します。するとデータが読み込まれます。
続いてモーションデータを読み込みます。
モーションデータファイルを探して、フォルダ内から「.vmd」のファイルを探してください。モデルが動いたのを確認できたら、ダウンロードが完了されています。
「再生」をクリックするとプレビューが表示されるので、再生してダンスの様子を確認してみましょう。
キャラクターを自由なポーズを取らせるために、ボーン・フレームの操作を行います。
今回ご紹介する方法は、MMDBridgeを用いての方法になります。
キャラクターとモーションのプレビューに表示される「点」を動かすことで、キャラクターを動かすことができます。ボーン・フレーム操作と書いてあるパネルから動かすことができます。
■MMDBridge 使い方はこちら
完成したMMDモデルは3Dソフトウェアに入れましょう。
3Dソフトウェアは無料で利用できるものもあるので、ぜひ探してみてください。
『MocuMocuDance(もきゅもきゅだんす)』とは、Oculus RiftまたはHTC Vive (Steam VR)を用いて「MikuMikuDance(3DCG製作ソフト)」のモデルデータやモーションデータファイルを再生表示して観賞するアプリケーションです。これを使用することで、3DCGムービーをより楽しむことができるんです。「MikuMikuDance」の本格VR視聴用サービスと考えるとイメージしやすいかもしれません。
LeapMotionを使用することによって、自分の手の動きを画面上に表示しキャラクターを触ることが可能。髪や服を触ると、本当に触っているかのように自然に揺らめくんです。
これは本当に自分がアニメの世界にいるんだと勘違いしてしまうほどリアルで、面白い機能だと思います。
さらには自分の位置にキャラクターをロードすることで、そのキャラクターの目線を体感することもできるんです。なので、アニメの世界の街並みをキャラクターの視点に立って歩き回ることや、LeapMotionを使用して、キャラクターの手を自分の手のように動かすことも可能。
キャラクターの世界にいるだけではなく、そのキャラクターになりきることもできてしまうんですね。
また、ボーンを回転操作し自由にポーズをとらせることも可能。サイズも変えられるので、ペットのように小さくしたり、見上げるほど大きくすることも。
人それぞれ、そのキャラクターを躍らせてみたり、ディスプレイしてみたりと様々な楽しみ方ができそうです。
MocuMocuDanceのソフトが無くてもMMDで製作された動画を手軽にYouTubeで見ることができます。最後に、手軽に視聴できるMMD動画を少しだけご紹介します。
動きも滑らかでリアル。表情の細部までこだわって制作された動画なんだなと感じます。
スカートの揺れ方や髪の毛の揺れなど、本当にリアルですよね。5人が目の前に近寄ってきたとき、思わずドキッとしてしまいますね。
今回の記事は、MMD VRの機能と作り方をご紹介しました。
アニメの世界に入り、キャラクターに触れたり、キャラクター目線でその世界を歩くことができるなんて、アニメ好きからしたらたまらないですよね。
VR技術は日々進化しているので、今後様々な機能が追加されるかもしれません。今後のMMD VRにも目が離せませんね!