新潟市内中心部から車で約30分とアクセスが良く、快適な都市生活と豊かな自然が共存するまち・新潟市秋葉区。
そんな秋葉区は、2016年度から移住定住促進に力を入れており「アキハスムプロジェクト」として移住体験ツアーを実施していました。ところがコロナ禍により、2020年の対面の移住プログラムは中止に。
そこでオンラインにシフトし、この度第二回目の「オンライン移住相談会」を合同会社レンズ様と共にリプロネクストが企画・運営を行いました。
「移住のハードルを下げる」というテーマに合わせ、先輩移住者によるトークセッションをメインプログラムとし“リアル”な声を届けることにフォーカス。結果として、相談会終了後に1名の方から具体的な移住のお問い合わせをいただきました。
今回は、オンライン移住相談会開催前のプロセスや広報活動、また反響などを「アキハスムプロジェクト」の担当者である秋葉区役所地域総務課の石田様におうかがいしました。
目次
移住を検討している子育て世代の方を対象に、2022年12月3日(土)に開催したオンライン移住相談会。秋葉区で子育て中の先輩移住者4名をゲストに迎え、移住前に気になる「人間関係」「お金」「仕事」についてをテーマに、トークセッション形式で行いました。
秋葉硝子様の開放感あふれるアトリエ兼イベントスペースを配信会場とし、参加者の皆さんには「秋葉硝子 新作ペアグラス」の事前プレゼントとともに、当日を迎えていただきました。
■子育て世代のためのオンライン移住相談会 詳細ページはこちら
秋葉区では「アキハスムプロジェクト」として、移住促進に力を入れていますよね。
人口減少対策として、移住定住促進に力を入れ始めた2016年度に「アキハスムプロジェクト」として取り組みを始めました。このプロジェクトは、ただ「人が増えてよかった」ではなく、「住んだ人と、住んでた人が、『住んでよかった』と言う、思う」ことを目指していて、コロナ前は宿泊を兼ねてお試し移住をしてもらう体験型ツアーなども行っていました。
リアルな雰囲気を伝え、体験してもらうことを大切にされていたんですね。コロナ禍の影響で、体験型ツアーは中止になってしまったそうで…。
そうですね。コロナ禍の「アキハスムプロジェクト」について試行錯誤する中、2022年3月にオンライン移住相談会を実施することにしました。第一回目では、先輩移住者1名に来ていただき、その方の暮らしや仕事について深掘りしていく形式で実施しました。
第一回目を踏まえて、二回目以降に向けた課題はあったのでしょうか?
二回目以降は、移住に際する心理的ハードルをもう少し下げられるような内容が良いなと思いました。あとは集客に苦戦してしまったので、届いてほしい方々にしっかりと情報が届くよう事前の広報・告知も強化したいな、と。
そんな中、リプロネクストは第二回目開催のプロポーザルに参加させていただいたのですが、決め手となったのはどんなところだったのでしょう。
先輩移住者のトークセッション形式という提案が「移住のハードルを下げる」企画として評価されました。いい意味で少しラフにすることで、リアルな声と雰囲気が伝わり、参加者に安心感が芽生えるようなイメージが湧いたのではないでしょうか。広報面のサポートが充実している点も良かったのではないかと思います。
広報面のサポートでは、具体的にどんなところがポイントとなりましたか?
事前の告知コンテンツとして、動画活用があった点が良かったです。写真や文字だけでなく、動画であれば実際の雰囲気や声がダイレクトに伝わるので、そうしたイメージと一緒にイベントをプロモーションできるのはいいなと思いました。
Web広告のバナーでも先輩移住者の顔が見えたり、全体的に移住への不安を解消することを重視したビジュアル作りがされていたのが印象的です。
また、準備の段階から先輩移住者の方や秋葉硝子さんにご協力いただき、秋葉区の良さを一緒に伝えていく一体感を持てたことも嬉しかったですね。
「アキハスムプロジェクト」は、住んでいる方々が秋葉区の良さを感じられることも大切にしているので、良い時間が過ごせたと感じています。
こうした皆さんのご協力が実り、当日は第一回目の7倍の参加者数に増えたようですね!
改めて事前のプロモーションの重要性を感じましたし、動画やWeb広告やプレスリリースなど、幅広く告知できたことが結果につながったのではないかと思います!
オンライン移住相談会当日はいかがだったでしょう?
秋葉硝子様のアトリエ兼イベントスペースの開放感のある雰囲気と、先輩移住者4名の方々のトークセッションがナチュラルな空気感を生んでいて良かったです。実際に参加者の方からは「印象がよかった」「どんな方が住んでいるのか知れて、安心感が持てた」という声をいただきました。
私も配信を見ましたが、先輩移住者の皆様が秋葉区で子育てをしながら、どんなふうに暮らし、働いているのか情景が見えてくるようでした!
実際に、参加者のうち1名の方が秋葉区への移住を検討中です。元々移住を考えていらっしゃったそうですが、今回の参加後に、区役所まで相談に来てくださいました。こうしたきっかけになったことが、何より嬉しいですね。
今回の開催を経て、次回に向けた課題や発見があればぜひ教えてください!
「こうすれば必ず参加者が増える」「こうすれば移住者が増える」という正解はないと思うのですが、2回のオンライン相談会を通して、検証し、改善していくことの重要性を実感しました。今回も広告配信中により効果の高い方法に切り替えたり、色々と試行錯誤していただきました。
今後も、効果的な広報の仕方を探っていきたいですし、原点に立ち返り、秋葉区としてPRできることが他にもないかと視野を広げて可能性を追求したいですね。
「アキハスムプロジェクト」として、今後どんな取り組みを行っていきたいですか?
コロナ収束後の展開や、体験型ツアーの再開も視野に入れながら動いていきたいです。そして、オンライン相談会は回を重ねながら今後もブラッシュアップし、リアルとデジタルの両方を上手く活用しながら、秋葉区の魅力を届けていきたいです。
さらにその先には、移住者同士のネットワークづくりまでを今後はサポートしていきたいですね!
石田さま、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
オンライン移住相談会は、どこにいても参加できるというハードルの低さがあるからこそ、移住促進の可能性を広げる重要な選択肢の一つだと感じました。
今回の秋葉区様のように「参加した方に、どういった気持ちになってもらいたいのか」を明確にすることで、次のアクションへつながるような企画になるのではないかと思います。
私たちリプロネクストは、今後も“リアルを届けるWebマーケティング企業”として、課題に寄り添ったサポートを行ってまいりますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。