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メタバース初詣「実際どうだった?」の声に答えます【実施報告】

メタバース初詣「実際どうだった?」の声に答えます【実施報告】

こんにちは!広報の高橋です。2023年が始まって早くも一ヶ月が経ちましたね。

リプロネクストは2023年元日に、初詣の参拝気分が味わえるメタバース空間「メタバース初詣」を公開し、昨日をもって公開終了となりました!

弊社が制作したメタバースを一般公開すること自体が初だったので「どんな反応があるだろう?」と期待と不安が入り混じっていたのですが、想像を超える反響をいただき、多くのメディアにご紹介いただきました。

この記事は、そんな「メタバース初詣」の振り返りです。広告費ゼロでメディア露出9件の背景や、「一緒に初詣イベント」の反省点など…。メタバースの活用を検討中の方のアイデアのヒントになれば嬉しいです。

メタバース初詣の目的

この記事で初めて「メタバース初詣」の存在を知った方もいらっしゃると思うので、本企画の背景を簡単にお伝えさせていただきます。

「メタバース初詣」の詳細については、以下の記事を読んでいただければ嬉しいです!


▶︎▶︎関連記事:メタバース初詣2023 を作ってみた【楽しみ方ガイド】

コロナ禍3度目のお正月。オンラインで“会える”初詣コンテンツを

遡ること2年前。コロナ禍で迎えた2021年のお正月に、私たちはVR動画で初詣気分を味わえる「VR初詣」を自主制作しました。新潟県・弥彦村にある「越後一宮 彌彦神社」にご協力いただき、360°カメラで参拝の様子を撮影。

年賀状に二次元コードを掲載し、関係者の皆様にお届けしたところ「今年は初詣を自粛していたから、VRで参拝気分が味わえた」とお言葉をいただき、“新しい初詣の形”を楽しんでいただけたことを嬉しく思っていました。

2年前と比べると現在は自粛ムードが緩和されましたが、コロナが収束したわけではなく、お正月の帰省を控える方、初詣に行かないという声も聞こえてきました。そこで、私たちはお正月コンテンツ第二弾として「メタバース初詣」を企画することに。

VR初詣は個々の体験だったのに対し、メタバースはアバターとなり友人・家族と一緒に参加できる点が魅力です。「オンラインの中で、一緒にいるような気持ちになっていただけたら」と思いを込めて企画しました。

2.メタバースに対する心理的ハードルを下げ

2022年を振り返ると、メディアを中心にメタバースを耳にする機会が増えた一方で、自分事として捉えている人は少ないという実感がありました。

ですが私たちは、地域・企業の課題解決に役立つサービスとしてメタバース事業を展開し、今後さらに勢いを加速していきたいと思っています。なのでメタバース初詣には、一人でも多くの方々にメタバースに触れていただき「こんな使い方ができるのか」と知っていただくきっかけにできたらという思いも込めています。

スマートフォンやPCから気軽にアクセスできる、NTTが提供するXR空間プラットフォーム「DOOR」を使ったのも、メタバースに対するハードルを下げたいという意図からです。

メタバース初詣の総アクセス数を公開

それでは、「実際、何人がメタバース初詣に来たの?」を発表させていただきます。1月1日〜31日まで公開したメタバース初詣は、延べ2,704名の方に訪問いただきました!

年明け直後の1月1日〜1月5日は1日平均200PVで、嬉しいことにDOOR公式サイトのおすすめルームとしても掲載されました。

 door おすすめルーム

広告費ゼロでメディア掲載9件!その背景は?

今回の企画で最も反響が大きかったのが、メディア掲載です。Yahoo!ニュースへの転載を含めると、合計9回メディア掲載をいただきました。

新聞日本経済新聞
毎日新聞
新潟日報
電波新聞
テレビNST新潟総合テレビ
UX新潟テレビ21
WebメディアYahoo!ニュース
他2件

これまでの弊社の広報活動の中で、1トピックでここまで多くの掲載をいただけたのは今回が初。PRTIMESのような大手プレスリリースプラットフォームを使用せず、広告費を全くかけていなかったので、正直ここまで掲載機会をいただけるとは思っていませんでした。(嬉しすぎます…!)

取り上げていただけた背景を見ると、メタバース初詣の季節性と話題性がメディアフックになったと思います。

  • 季節性…初詣、お正月
  • 話題性…メタバース

コロナ禍3度目のお正月という中、注目を集めるメタバースを使った初詣ということが、キーワードの掛け算として効果的だったのではと感じています。

もう一つポイントとなるのが、プレスリリースを出すタイミングです。
私たちは今回、12月23日にメタバース初詣についてのプレスリリースを出しました。年末年始のイベントが重なる記事(クリスマス、忘年会、お正月)かつ、メディア各所は年末年始休暇に向けて前倒しのスケジュールで動いているはずなので、情報発信時期としては好ましいとは言えませんでした。

ですがこの時期に出した理由として、プレスリリースに「絵」が必要だったからです。メタバース初詣でできること、空間の様子を画像として添付することで、イメージをしていただく重要性を感じました。そこで、メタバース初詣の開発スケジュールとプレスリリース発信時期の折り合いをつけたのが、12月23日です。

プレスリリースを出しても取材に繋がるネタは一部である中、チャレンジングな時期での情報発信でしたが、こうして多くのメディア様に取り上げていただいたことで、弊社のメタバースサービスを多くの方に知っていただく機会になったと思います。

イベントは告知に苦戦も…。次回への反省点

メタバース初詣はいつでも、どこからでも参加できるオープンワールドとして公開しましたが、1月12日にみんなで同じ時間に集まって初詣気分を味わう「一緒に初詣イベント」を実施。結論からお伝えすると、イベントは集客に苦戦してしまい、反省点の多いものとなりました。(参加してくださった方々、本当にありがとうございました!)

告知をほとんど行なっていなかったことは致命的な問題なのですが、そのほかにも反省点が多々あります。

  • 参加する目的や、参加したことで得られる体験が不明瞭だった
  • 平日日中の開催で、想定ユーザーが参加しにくい時間帯だった
  • 初めてメタバースを体験する方へのサポートがなかった

今回の反省点を活かし、また広報企画のメタバースイベントにリベンジしたいと思います!

メタバース制作のご相談4件&1件受注に

メタバース初詣を実施して、嬉しかったことがもう一つあります。

それは、これをきっかけに企業や自治体、教育機関の方からご相談をいただけたことです。そして、その中の1件は正式に受注が決定いたしました!

メタバース初詣を体験した中で「こんなことができそう」と着想を得ていただき、こうしてご相談いただけたことが何より嬉しく思っています。

メタバース初詣 乾杯

まとめ

今回は、第二弾のお正月企画として「メタバース初詣」を行いましたが、関係者の皆様にメタバースに触れていただくだけでなく、想像以上の反響をいただき、改めて弊社のことやサービスを知っていただく機会として、広報企画を行っていきたいと思いました。

私たちはお客様のコンテンツを制作するだけでなく、届けたい方へと発信する広報活動の部分もサポートいたしますので、ぜひその部分もお手伝いをさせていただければ嬉しいです。

また、こうした取り組みについてはブログにてご報告させていただきます。

たかはし
たかはし
広報・メディア
2020年4月入社。大学卒業後にUターンし、地方誌編集、企業広報を経て現在に至る。人の心を動かし、寄り添える広報を目指し奮闘中。お酒と新潟と音楽が好き。