
企業や自治体のイベントはコロナ禍で急速にオンライン化が進みましたが、最近は対面型のイベントも以前のように開催され始めました。
対面型イベントのアプローチ手法は時代と共に変化しており、従来のパンフレットやノベルティで“受け取ってもらう”だけでなく、VRやARなどの最新テクノロジーを使って“体験として届ける”というコミュニケーションが注目を集めています。
私たちリプロネクストは、大阪府河内長野市様の産業に関するプロモーションをVRを使ってサポートしています。今回は、2022年11月に開催されたイベント「ワークワクワク河内長野」に出展したバーチャル会社見学ブースについてご紹介します。
河内長野の仕事(ワーク)のワクワクを、オープンカンパニーを通じて「見て」「感じて」「知って」もらえるイベント。河内長野市内の仕事現場を巡るバスツアーや、イベント会場での会社紹介、ワークショップなどを通し、大人から子どもまで楽しみながら仕事を学べます。
地域住民の方には仕事を知ることで地元への愛着を感じてもらい、観光客や市外の方には、河内長野の産業の魅力を知ってもらいたいという目的で2022年11月22日(火)〜24日(木)に初開催。
河内長野市の取り組みは、デジタル庁が掲げる「デジタル田園都市国家構想」に基づいて実施されており、私たちがサポートしているVRを活用した産業プロモーションもその一つです。
▶︎▶︎ワークワクワク河内長野 公式サイトはこちら
それでは、「ワークワクワク河内長野」でのVR活用事例をご紹介します。
今回のイベントのメイン会場である「ゆいテラス」にてバーチャル会社見学ブースを設置。河内長野市内の10社の見学ができるVRヘッドセットを用意しました。
業種は、美容・板金加工・アウトドア・住宅と幅広く、古くから鋳物のまちとして栄えた河内長野が誇る鋳鉄(ちゅうてつ)の会社まで、その場所にいるかのように360°見ることができます。
バーチャル会社見学ブースは一日のみの出展でしたが、子どもから大人まで延べ113名の方が体験。一人あたり平均3社ずつ見学いただきました。
実際に会社へ足を運ぶとなると、3社巡るには数時間がかかってしまいますが、VRであればすぐに別の会社へとアクセスでき、効率的に多くの会社を見ることができます。
ここでは実際に体験いただいた方からの感想を紹介します!
バーチャル会社見学に参加いただいた企業の方も会場内でブース出展しており、VRツアーを見て「会社の中にいるみたい」という嬉しい反応もいただきました。
当日参加してくださった82名の方からのアンケート結果もご紹介します。
・楽しかった! 82名
・まあまあ楽しかった 0名
・つまらなかった 0名
・感じられた! 27名
・まあまあ感じられた 6名
・感じられなかった 0名
・役立ちそう! 31名
・まあまあ役立ちそう 2名
・無くても変わらない 0名
・良くなった・身近に感じた 33名
・まあまあ良くなった 0名
・悪くなった 0名
今回は、河内長野市様のイベントにおけるVR活用事例をご紹介しました。体験していただいた方のアンケート結果を見ると、全員がこのコンテンツを通じて「会社を身近に感じられた」「印象が良くなった」と答えています。
企業の採用や広報活動にVRを活用することで、企業の持つ本来の魅力を知ってもらう機会になることはもちろん、今回のように複数社を同時に見ていただくことで地域産業のブランディング力向上も期待できます。
今回ご紹介したバーチャル会社見学コンテンツは、2023年春頃に河内長野市ホームページにも公開される予定です。
オフラインイベントだけでなく、オンラインのプロモーション準備も進め、多くの方に河内長野の産業の魅力が伝わるよう引き続きサポートさせていただきます。