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自治体による動画プロモーションの事例を紹介【どの自治体も取り組んでいる!?】

全国の都道府県や市区町村で、動画プロモーションが盛んに行われています。今回は、各自治体がどんな目的で動画プロモーションに取り組んでいるのか、そしてどんな事例があるのかということをご紹介。

 

自治体の広報担当の方々に向け、参考になるよう書いています。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

なぜいま、各自治体が動画プロモーションに取り組んでいる?

さて、早速なぜ、各自治体が動画プロモーションに取り組んでいるのか、その目的を簡単に紹介します。

1.インバウンドの増加

まずは、インバウンドの増加です。海外の旅行者向けの動画制作はかなりの自治体で行っています。音楽と映像で伝えているものか、英語でその地域の魅力を伝えているもののどちらかのパターンが多いかなと思います。

2.移住・定住促進

続いては、移住・定住の促進。年々人口減少、高齢化率の増加に悩んでいる自治体は多くなっています。もはやどの地域でも移住・定住促進は喫緊の課題だと言えます。
そこで、その地域に住む魅力や住みやすさをPRするため動画をつくって発信している自治体が多いです。

3.地域の産業活性化

最後に、地域の産業活性化です。実は地元の産業についてあまり知らないという方は意外に多いのです。地域の方々に、地域で頑張っている産業のことを発信し、愛着を持ってもらうということも自治体にとっては一つ大きな目標となっているようです。

各自治体の動画プロモーション事例を紹介

1.大分県「シンフロ」

こちらは、非常に話題となった動画なので、見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。元日本代表選手が率いるプロのシンクロチームが大分県の温泉でシンクロにチャレンジするという個性的な動画です。

 

シンクロの美しく、アクロバティックな動きとバラエティ豊かな温泉が絶妙にマッチしていますね!
こちらの動画は2020年8月現在で240万回以上再生されており、なんと広告費に換算すると35億円以上にものぼります。

 

■日本一のおんせん県おおいたwebページはこちら

2.小諸市「PR動画第1弾 小諸がアツ・イー本編」

続いては、少し変わったものをご紹介。小諸市の公式YouTubeチャンネルにアップされているこちらの動画。出演・撮影・編集などをすべて手作りし、職員の稼働を除く制作費を1万円いかに抑えた、コスパ重視のプロモーション動画なんです。

 

2020年8月現在で5万2千回の再生があり、地方自治体のPR動画としてもかなりの反響がありました。
そして、実は着ぐるみの中には市長が…。かっこよく、クオリティの高い動画も良いですが、このような低コストで温かみのある動画も非常に好感を持てますね!

3.群馬県みなかみ町「Find your oasis.MINAKAMI~SPRING.SUMMER~」

次は、ユネスコエコパークにも認定された自然豊かな土地、群馬県みなかみ町のプロモーション動画。「Find your oasis」をテーマに、みなかみ町での女子旅の様子を映し出すことで魅力を最大限に伝えています。

 

みなかみ町では、FacebookなどのSNSも有効に活用しており、こちらの動画は2020年8月現在で26万回以上の再生数をほこります。

 

■みなかみ町観光協会 webページはこちら

4.関市「関市PRムービー もしものハナシ」

こちらも一時期話題になりましたよね。刃物で有名な関市。「もしもこの世に刃物が無かったら…」ということを想像してつくられた動画です。ユーモアに富みながら、刃物の便利さを伝えていますね。

 

シュールな雰囲気で、また他の動画とは一線を画すものとなっています。

 

■関市HPはこちら

5.新潟市「จัดงานเทศกาล Wara Art 2019 !(わらアートまつり2019 タイ語版)」

最後は、新潟市の「わらアートまつり2019」PR動画です。こちらは、日本語だけでなく、英語・タイ語・中国語・韓国語にて発信されています。
どの言語のバージョンでも1万回以上の再生数ががるのはすごいですね。

 

多言語への対応も、インバウンドを考えるときに必須になってきますね。

まとめ:埋もれない、自治体動画プロモーションを

いかがだったでしょうか。
どの自治体も趣向を凝らした、オリジナリティあふれる動画だったんじゃないかなと思います。

 

しかし、実際は、このような動画ばかりではなく、再生回数が100回に満たないものも数多く存在します。

 

他の地域の動画をあくまでも参考までに、「自分たちのPRしたい魅力は何なのか」「どのように表現するのか」「どのような方法で見てもらうのか」ということを考え抜いてプロモーションを行っていきたいですね!

河合
河合
営業部 ディレクター
2019年に教育系NPO法人との兼業という形で入社。2021年からは一本化し、毎日わくわくと働いています!
群馬県みなかみ町出身で、大学進学を機に新潟へ移住。好きな言葉は「明鏡止水」。お酒が好き&料理男子の一面も。