
企業ホームページの流入先を見ていると「Pinterest」というサービスを活用しないともったいないという業種があります。
どうしてもInstagramの方が知名度が高いので、企業としてもInstagramの方が効果が高そうに感じますが、「Pinterest」の方が効果を期待できる場合があります。
今回は、「Pinterest」の基本説明に加えてInstagramを始めたは良いけれど、効果を感じられないという企業やお店の方に是非参考にしていただきたいです。
Pinterestはインターネット上のWebサイトやPinterest上にある画像を自分のボードに集めることができる画像収集サービスです。
「Instagramと何が違うの?」「画像を集めてどうするの?」と思う方もいるかもしれませんが、InstagramなどのSNSとは明確に違う点があります。
PinterestはSNSとは違い、ユーザーからすると未来の自分のために情報を集めることができ、企業・お店からすると潜在客を見つけることに効果があります。
気になる「Pinterest」のユーザー数は世界で約2.5億人です。これはInstagramの10億人と比べると少なく感じるかもしれませんが、Instagramのユーザー層が10〜20代メインに対して「Pinterest」のユーザー層は35~54歳が半数を締めています。
皆さんのビジネスが10~20代向けのサービスであれば、Instagramの効果は出ると思いますが、ファミリー層や高価格帯のサービスの場合には、「せっかくInstagramを始めたのに効果がでない」と悩んでいる方もいるかもしれません。
これはある住宅系企業のデータですが、SNSからの流入で、「Pinterest」はFacebookからの流入とほぼ同じ状況です。
特に驚くべきポイントとしては、圧倒的に知名度の高いInstagramと比べてもpinterestの集客効果が約6倍になっていることです。
実際に住宅会社に話を聞いてみても、注文住宅の打ち合わせの際にスマートフォンの画面を見せて「こういうリビングが理想です」「こういう雰囲気にできますか?」とPinterestの画面を見せてくる方が増えているようです。
「Pinterest」の使い方をおさらいすると「未来の自分のための情報収集」ということがメインとなるため、家を建てたいと思っているこれからお客様となる可能性のある潜在客は「こんなリビング憧れるなぁ」「カフェ風キッチンができる会社に依頼したいなぁ」と視覚的に考えている場合があります。
そういった潜在客に視覚的なアプローチをしたい場合には、「Pinterest」や動画マーケティングなどは大きな効果を発揮します。
「Pinterest」は視覚的な告知ができるので、ビジュアル重視の業種やじっくり時間をかけて購入する業種にも合う可能性が高いです。
例を出すと、ファッション・住宅・デザイン関連などは効果を期待できます。
「Pinterestの効果はある程度わかったけど、ウチの会社で効果あるの?」という場合に簡単に調べられる方法を1つ紹介します。
それは、「お客様が検索するであろうキーワードを検索してみる」ことです。
SEO対策をしている企業であれば、◯◯というキーワードでの流入が多いや詳しくわからない場合には◯◯というキーワードで集客を狙いたいということでも大丈夫です。例えば、「カフェ風の家」というキーワードをGoogleで検索したとします。
検索してみると画面には「すべて」「地図」「画像」「ショッピング」「ニュース」「もっと見る」と表示されています。この並び順は、検索キーワードに応じて異なっています。
もう一つの例として「Pinterest」と検索してみると「地図」とうタブはありません。
タブが左にある程、多くの方が検索していると考えると、狙いたいキーワードで「画像」とうタブが左から二番目以内に入っている場合には、画像を探している方が多いので「Pinterest」を活用することで潜在客へアプローチすることができるということになります。
今回はあまり馴染みのない「Pinterest」について紹介しましたが、効果が出ている事例がありながら、まだまだ他社が知らない間に試してみることをおすすめします。