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オンラインツアーはどうやるの? 開催手順や配信方法を紹介

オンラインツアーはどうやるの? 開催手順や配信方法を紹介

最近、メディアやSNSで耳にする機会が増えた「オンラインツアー」。

どこからでも参加してもらえるという気軽さが魅力で、旅行・観光業だけでなく、企業や工場を紹介するオンラインツアーや、学校のオープンキャンパスに代わるオンラインキャンパスツアーなど幅広い業界で活用が進んでいます。

そこで今回は、オンラインツアーの制作やライブ配信をサポートしてきた弊社が、オンラインツアー開催までの手順や、配信方法をご紹介いたします。
「オンラインツアーを実施したいけど、何から手をつけたらいいかわからない」
「自分たちがオンラインツアーをやるなら、どんな方法がよいだろう?」

とお悩みの方は、ぜひご一読いただければ嬉しいです。

オンラインツアーの魅力とは

コロナ禍で移動に制限が加わったことで普及したオンラインツアー。一番の魅力は、デバイスとインターネット環境さえあればどこからでも参加してもらえる手軽さでしょう。

さらに、

  • 移動がなくなることで集客範囲を広げられる
  • 交通費や滞在費など参加者の金銭的負担を軽減できる
  • 現地では案内できない部分が見せられる場合もある

などのメリットもあります。

オンラインなので現地での体験をそのまま味わってもらうことはできませんが、VR技術を使えば現地さながらの雰囲気を届けることもでき、新たな体験の形として今後も活用が期待されています。

活用シーン 観光地案内、施設(酒蔵/博物館など)見学、学校紹介、企業の採用向けオフィスツアー、新店舗案内ツアー

オンラインツアーの配信方法

続いては、オンラインツアーの配信方法について一つずつ詳しくご紹介します。

ライブ配信型オンラインツアー

参加者は開催時間になったら配信先に接続し、リアルタイムでオンラインツアーに参加します。同時刻に繋がっているので相互のコミュニケーションが可能となり、主催者は参加者から質問を受け付けたり、ビデオ通話機能を活用して顔を合わせた対話もできます。

ライブ配信なので予測のできないトラブルのリスクはありますが、臨場感やコミュニケーションを重視したい場合にはオススメです。

こんな企業にオススメ

  • テレビ中継のように、現場の臨場感を伝えたい
  • 参加者とのコミュニケーションを重視したい
  • 高い温度感でツアーに参加してほしい

収録型オンラインツアー

事前に収録をしてオンラインツアーを制作することも可能です。

収録型のメリットとしては、距離の離れたスポットもまとめて紹介することができたり、ドローンや水中カメラを使って、通常であれば見ることのできない目線の映像も届けることができます。

また、テロップ/BGM/ナレーション等で工夫ができたり、多彩な表現が可能となります。

こんな企業にオススメ

  • 様々なスポットをまとめて紹介したい
  • 空中や水中などの非日常視点も見せたい
  • ポイントを絞り、印象的に伝えたい
  • 写真やBGMなど、素材を活用したい

VRオンラインツアー

「オンラインだけど、リアリティを追求したい」という方には、VR技術を使ったオンラインツアーがオススメです。専用カメラで撮影することで、収録もライブも360度の空間映像とともに紹介することができます。

ライブの場合は、ビデオやチャット機能を使って参加者とコミュニケーションを取ることが可能です。
VRオンラインツアーは、リアルとオンラインの融合のような新感覚の体験を参加者に届けることができます。

こんな企業にオススメ

  • 360度の映像とともにリアリティを追求したい
  • その場にいるような”体験”を伝えたい
  • 印象に残るオンラインツアーを提供したい

オンラインツアーの事例を紹介

ここからは、弊社リプロネクストでサポート・制作を担当したオンラインツアーの活用事例を紹介します。

1.新潟県主催「新潟県企業見学ツアー ONLINE」

ライブ配信型オンラインツアーの活用事例です。こちらはU・Iターンに興味のある県外学生を対象に、Zoomを活用して配信した会社見学ツアーです。

上記に掲載している株式会社タカヨシ様の配信では、1時間の中で会社説明→工場見学ツアー→質疑応答を行い、ニュース番組の中継のように現場の雰囲気がリアルに伝わっています。

またQ&A機能を活用して当日に質問を募集し、その場で担当者が答えるというコミュニケーションが生まれるのもライブならではの魅力です。

▶︎▶︎制作事例:新潟県主催「新潟県企業見学ツアー ONLINE」【ライブ配信サポート】

2.にいがたのものはNIIGATAで 魅力再発見オンラインツアー

にいがたのものはNIIGATAで 魅力再発見オンラインツアー

こちらは、観光プロモーション向けの収録型オンラインツアーの事例で、弊社にてサイト/コンテンツ制作から集客サポートまでを担当をさせていただきました。

参加費3,000円で3,000円以上の返礼品と共にオンラインツアー動画が視聴できるパッケージで販売され、計214名の方が参加。
収録型にすることで、移動が発生するスポットも1本の動画内でテンポ良く紹介しています。
また、自宅に到着したご当地の名物を一緒に食べて飲みながらツアーに参加できるという、オンライン×リアルのハイブリッド型コンテンツは「次は現地に行ってみたい」という動機付けもしやすくなり、観光プロモーションにはオススメです。

▶︎▶︎制作事例:ナマラエンターテイメント様【オンラインツアー動画制作】

3.スコッチモルト販売株式会社 様 【バーチャル・ディスティラリーツアー制作】

VR動画を活用したバーチャルツアーの事例です。スコッチモルト販売株式会社様よりご依頼いただき、富山県にあるウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」様のバーチャル・ディスティラリー・ツアーを制作しました。

スマホ用VRゴーグルで体験いただくことを前提に、上や横へと視線を動かしていただけるようにツアーの構成を組んでおり、VRを通してウイスキーができるまでの工程や蒸留所の歴史を体感することができます。
こちらは「ジャパニーズウイスキー・エイジングカスクプログラム」というプログラムの契約者特典で、VRゴーグルと共に映像が届き、その後に到着予定のウイスキーへの期待感を高めていただけたらと制作しました。

▶︎▶︎制作事例:スコッチモルト販売株式会社 様 【バーチャル・ディスティラリーツアー制作】

オンラインツアーの開催手順

ここからはオンラインツアーの制作や開催に向けて、どのような手順で進めていくのかをご紹介します。

1.目的・ターゲットの決定

まずはオンラインツアーの目的やターゲットを決めます。「どんな人にどのような体験を届けたいか」「オンラインツアーへの参加後は、どんな行動に繋げてほしいか」。ここが肝と言ってよいほど大切です。

弊社にご相談いただく場合は、ディレクターとの打ち合わせにてヒアリングをいたします。

2.配信方法の決定

目的やターゲットを決めた上で、続いては配信方法を決めましょう。

参加者とのコミュニケーションを重視したい場合はライブ配信にしたり、その場にいるかのような体験を届けたい場合はVR技術を活用したりするなど、配信方法を変えることで体験価値も変化します。

3.集客方法の決定

同時に集客方法も決めていく必要があります。せっかく企画をしても、知ってもらえなければ参加者は集まりません。

  • ホームページに掲載
  • ランディングページを制作
  • LINEで配信
  • Web広告(リスティング/動画/SNSなど)で周知
  • メディアへの露出

など、ターゲット層に合わせて露出媒体・方法を決めて発信しましょう。

4.ツアー内容の企画・構成

配信や集客の方法が決まったら、具体的にオンラインツアーの内容を進めていきます。

  • ツアー時間
  • 撮影場所
  • 出演者
  • 進行のスケジュール

など、公開・開催に向けて準備を進めましょう。

5.配信準備・機材の用意

現地ツアーとオンラインツアーの大きな違いは、配信に機材が必要となることです。

  • 配信に使用するデバイス(PC /スマホ/タブレット)
  • 撮影用カメラ/三脚
  • マイク/ピンマイク
  • ライト

など、事前に用意をしましょう。配信方法によって使う機材は変わってきます。特に、専門的な機材は配送に時間がかかったり、設定が必要な場合が多いので、早めに準備を進めると安心です。

6.リハーサル・実施/公開

リハーサルは、ライブ・収録当日までの課題点が見えてきたり、起こりうるリスクを回避することに繋がります。ライブ・収録に関わらず最低でも1~2度行うことをおすすめします。

また、収録後に公開の場合は、テロップを入れたり、ナレーションやBGMを追加するなどの編集を行う場合もあります。

まとめ

「現地ツアーができないから、代わりにオンライン」ではなく、オンラインツアーは今後、ツアーの新たなジャンルとして確立していくことでしょう。
また、VR技術を活用すればその場にいるような臨場感まで届けることが可能となります。

私たちリプロネクストはオンラインツアーの企画から配信・制作までを一貫してサポートさせていただきます。
「オンラインツアーでこんなことはできる?」「自分たちのオンラインツアーをカタチにしてほしい」など、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

たかはし
たかはし
広報・メディア
2020年4月入社。大学卒業後にUターンし、地方誌編集、企業広報を経て現在に至る。人の心を動かし、寄り添える広報を目指し奮闘中。お酒と新潟と音楽が好き。