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CEO Blog

リプロネクストの社長ブログ

人から奪う行動は本当に得か?

会社が4期目に入り、「4年目ってもうしっかりとした会社にしないとヤバイじゃん!」と何か見えないプレッシャーと戦っているこの頃です。

 

さて、東京で5年、新潟で3年働いて感じることは、時間に対しての感覚が違うと思っているので書いていきます。

よく東京は早くて田舎に来ると時間が遅く感じるとか言いますが、もっと具体的な考え方が違うと思ってます。

 

取引先とのやりとりで、メールと電話で対応すれば良いのに「直接説明してほしい」とか「会って話したほうが早くないですか?」と言う人の比率が高いです。

 

だいたいそういう感覚の人は話すことも長いので、会って話すと少なく見て1時間以上はしゃべります。

 

1時間のやりとりを考えると間違いなくメールと電話の方が早いし、行く方は往復の移動も考えると倍以上の時間がかかるので、「会って話した方が早い」というのは、時間で計算したら完全に間違っていて、「会って話した方が考えなくて良いから楽」というのが本音だと思ってます。

 

と、ダラダラと時間について書いたけど、愚痴を言いたくて書いているわけではなく、取引先の皆さんのためにも時間を奪う考え方はやめた方が良いと思っています。

 

理由は2つでお金か質に影響が出るからです。

さっきのメールと電話で終わる内容についてですが、時間で考えると長くて30分。
※顧客の時間は計算していません。

これが打ち合わせになると、移動が往復で60分、打ち合わせで60分の合計120分。

 

純粋に4倍時間がかかり、他にもガソリン代やそもそも本来は打ち合わせが必要な顧客のところに行ける時間がなくなったと思うとさらに損失が出ています。

と、このロスした時間はどこかに充てないと行けないのですが、これはサービスの値上げをするか社員が我慢するかのどちらかです。

 

ただ、働き方改革で長時間労働は難しいので、サービスの価格に反映して手間が4倍かかるなら価格も4倍近くになってもおかしくはありません。

 

「そこが企業努力だろ」と思うかもですが、それを実現するためにサービスの質は保証されなくなります。

 

例えば、マクドナルドに行って「金払ってるんだから、商品をテーブルまで持ってこい」と言ったらどうなります??

たぶん、すぐ出禁になると思います。

 

一方で、リッツ・カールトンのような高級ホテルではコーラが、1,000円しますが、良いグラスに氷をいっぱい入れた美味しいコーラがきます。(行ったことありませんが、本で読みました。)

 

 

相手の時間を奪うならそれ相応の料金が必要だし、価格を抑えたいなら相手の時間を無駄に奪わない方が、顧客と提供者の両方にとってメリットがあります。

 

 

自分の時間はもちろん大切ですが、社内・社外関係なく人の時間に気を使える人は間違いなく仕事ができるので、私も改めて徹底しようと思います。