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リプロネクストの社長ブログ

経営者を見るなら業績が良い時じゃなく悪い時に見る

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

 

「経営者を見るなら業績が悪い時に見ろ」

 

 

これは新卒で働いたベンチャー企業のマネージャーに教えてもらった言葉です。
当時は確かマクドナルドの業績が下がったあたりで言われました。

 

メディアは成長している経営者や会社に注目します。そして、「成功の秘訣は?」とか聞いて社長が「◯◯が大事です」と言った言葉に反応して行動するパターンはよくあります。

 

 

でも成功はアートなので、その通り行動してもうまくいきませんし、その人が未来も成功するかはわかりません。

 

 

 

例えば、過去に注目されている会社がオフィスにバーを数千万円かけてつくって「コミュニケーションでつかえるので必要な投資だ」とか言っていたのを見て、僕も「こんなに社員のことを考えている会社はすごい」と思っていたら、数年後に倒産していたことがありました。理由は過剰設備などによる固定費の圧迫でした。(反対にmixiなどSNSで一度後退したと思った会社が伸びていく場合もあります!)

 

 

これは成功者のメッセージ以外でも「食べていくためには英語があれば大丈夫」「プログラミングを学ぶべき」「これからは5Gだ」「これからはAIがくる」というバズワードでみんな湧いて、しばらくすると誰も見向きもしなくなる感じに似ています。

 

 

反対に業績が悪い状態の経営者が「失敗できない」と思って行動する時には分析もしてチームも優秀な人を集めて、とにかくやり切る。苦しい時期で会社が終わる可能性がある状態での行動は見ていて物凄く勉強になりますね。いざ自分が経験したら連続で失敗したら会社が終わるリスクもあることを考えると空想の疑似体験もできると思うとすごい学びがあります。

 

 

 

 

僕もいつか本質を理解できる人間になっていきたいと思います。