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リプロネクストの社長ブログ

エンゲージメント経営で意識しているたった1つのこと

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

令和の経営で大切なのは人だなと改めて考えています。
「いや令和とか関係ないでしょ」という人もいるかもしれないですが、平成までは結局は資本力がある会社が新しい会社を買収して大きくなるという成長方法だったと思うんですが、最近の人手不足とか社会働き方の変化を考えるとより人の部分の重要性が増しました。

 

 

最近だと人手不足倒産が建設業などで起きているそうですが、今後も増えますし僕らもIT系の仕事だからと言って採用は簡単じゃないです。

 

この人を中心とした経営方法でエンゲージメント経営というのがあります。(正直、最近知りました)

 

エンゲージメントとは?

エンゲージメントと似た言葉にロイヤリティとかモチベーションとかがありますが、違いはこんな感じです。

出典:株式会社NEWONE

 

ロイヤリティはバブルの時や年功序列が確約されていた時代に多かったです。会社に尽くせばいつか報われる。と思って仕事している状態です。

 

コミットメントは成果報酬型の会社など営業が中心の会社に多いと思うんですが、会社の大きなノルマに対して成果を厳しく求めるものです。

昨年話題になったビッグモーターなど、コミットメントを求めるのが強すぎた結果、パワハラとか不正とかにつながるリスクがあり、今のように何でもインターネットで隠せない時代だと合わなくなってきています。

 

モチベーションを上げる。というのは、あくまで個人の話になるので、仕事だけでなく家族とケンカしたとかそういうことも影響が出てきてしまうため会社がどうこうする話ではないです。

 

ただ、僕も20代の時には「モチベーションをどう上げるか?」とか考えていたことが多かったですが、起業してからは「モチベーションなんか待ってたら会社終わるわ!」と思って行動してたら、行動すると成果が出ることがわかりモチベーションとかどうでも良くなりました。

 

エンゲージメントについては、会社と個人が相互的につながっている状態です。多様性、個の尊重、インターネットで情報がオープンになったなど、令和の事例背景に大きくつながっているなと思います。

 

会社と個人のパワーがどちらかに偏るわけではなく、会社は個人のことを考えて、個人も会社のことを考えているようなバランスです。

間違ったエンゲージメント

エンゲージメントを意識するとなった時にそれは違うんじゃない?と思うことは、会社が福利厚生をとにかく増やして「ウチは働きやすい会社です」と言っていくことです。

 

一見すごく良さそうな会社に見えますが、ちょっと引っかかっていて例えば政治家が「日本は電気・ガス・水道が整って夜外を歩いても大丈夫な安全な国だからみんな幸せです」とか言ってたら、たぶん思いっきりスベった空気になります。

 

ただ、事実としてアジアでもっと貧困な国があって、その国よりは間違いなく環境は整っているけど、幸福度で行ったら日本より高い国はたくさんあります。

 

 

これから仕事に就く人からは批判されるかもしれないし完全に僕の主観なので批判をしてもらって良いですが、最初に福利厚生をPRしている会社には全然共感しないです。

隠れたメッセージとして(ウチの仕事は嫌なことをやるから変わりに福利厚生を充実させるから来てね)ということにしか聞こえないからです。

 

大前提として仕事があるということは、社会のため人のためになっているからなので、仕事の意義とかおもしろさを伝えた上でそれに加えて働きやすい環境をつくる。という状態が必要かなと。

 

 

ちょっと周りを批判している感じになっちゃいましたが、仕事をおもしろいと思ってくれる人を増やしていきたいと思っているのでアツくなっちゃいました。

エンゲージメント経営で意識していることはたった1つ

これだけ書いといて僕がエンゲージメント経営で意識していることはたった1つしかないです。

 

 

それは発するメッセージの主語を相手にすることです。

 

 

相手がメンバー・パートナー・お客様など変わりますが、それぞれに対して同じことを伝えようとしてもメッセージを変えています。

例えば、会社を成長させる。ということを伝えようと思った時にメンバーには個人のキャリアステップを伝えるイメージです。

 

 

経営者の方なら自分の意識と働く個人の意識に大きな差を感じることがあると思います。

僕も感じることは多いです。

 

 

ただ、それは情報の差による見えている景色が違うと思っていて、登山をしていてリーダーはもうすぐ頂上に着くとわかっていれば「早く登ろう」と思えますが、見えていないメンバーからしたら「こんだけ登って疲れているのにここで急ぐの辛いよ」と思うかもしれません。

 

頂上が近いことやここでやり切ったら達成感があることなど相手に合わせたメッセージを添えるだけで相互的なつながりは築けていけると思います。

 

 

 

色々と書きましたが、大前提として会社が成長すればメンバーにとってもメリットがあるし、メンバーが成長すれば会社にメリットがあるというごく当たり前のことを共通認識で持てている会社が強いですね!