
近年、スポーツ業界でもYouTubeを活用したマーケティングが盛んにおこなわれるようになってきましたね。特に、動画コンテンツはSNSとの相性が良くSNSと連動して活用しているところが多いようです。
そこで、スポーツ業界における動画マーケティングのポイントを、事例と共に共有していきたいと思います。上手くいっているところを参考に、より良い動画マーケティングを検討してみてください!
目次
近年では、インターネットテレビによるスポーツ中継が活発になり、よりスポーツに親しみやすくなりました。野球やサッカーなどの既に注目度の高いスポーツだけでなく、様々な「マイナースポーツ」と呼ばれるものも注目されるようになってきていますね。
そんな中、スポーツ中継や観戦につなげるために動画コンテンツ制作やYouTubeでの動画配信等の動きが加速しています。
以下では、チームとしての動画マーケティング・選手個人の動画マーケティングをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!!
まずは、日本プロ野球のパ・リーグに関する動画マーケティングの事例。パ・リーグTVという、パ・リーグの中継配信サービスと、福岡ソフトバンクホークスというプロ野球チームの動画マーケティングの事例をお伝えします!
スポーツ中継配信の「パーソル パ・リーグTV」。他にも、スポーツ中継配信のDAZNや楽天TV、パ・リーグLIVEにも映像の配信を行っており、4者合計の1試合平均視聴者数はウェブ観戦導入前から倍以上となっているそう。
テレビでの配信だけでなく、ウェブによる中継配信はファンを増やす上でも非常に重要になってきそうですね。
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パーソル パ・リーグTVのYouTubeにも動画を投稿しています。
投稿されている動画は、少し笑えるシーンや、好プレー、コアなまとめ動画など、野球ファンにはたまらない動画が満載。さらに、こちらの動画は、パーソル パ・リーグ公式のTwitterアカウントでも頻繁にシェアされています。
YouTubeチャンネル「パーソル パ・リーグTV公式」 の配信動画内容
・野球中継にて起きた珍プレーや好プレー
・ベンチ内のヒトコマ
・テーマを絞ったまとめ動画
・試合前の練習の風景
・外国人OB選手インタビュー
・始球式の様子
野球中継をより多様な視点で楽しめる動画を配信することで、野球中継視聴への流入を目指している動画マーケティング事例ですね。
■パーソル パ・リーグ応援特設ページはこちら
続いては、チームとしての動画マーケティングに迫っていきます。
プロ野球チームの福岡ソフトバンクホークス。こちらもYouTubeチャンネルを運営しています。
ぜひ動画をご覧ください!
▷ホークスおうちでS15ハニーズダンスレクチャー▷ホークス おうちでS15 柳田選手ファンとしゃべりタカ
▷ホークス公式 パフォーマンス動画募集!
福岡ソフトバンクホークスでは、ファン参加型の動画を多く投稿しています。ファンと選手の距離を近づけたいという意図が感じられますね。
ファンにとっても、ただ応援するだけでなく、一緒になって戦っているという感覚になることができ、一層チームへの愛着が生まれそうですね。
■福岡ソフトバンクホークスHPはこちら
続いては、新潟アルビレックスBB。プロバスケットボールチームです。動画マーケティングの一環として、YouTubeチャンネルやVR映像を活用しています。
新潟アルビレックスBBさんもYouTubeチャンネルを運営しています。どのような動画がアップされているのでしょうか。見ていきましょう!
▷#五十嵐のお家時間 ~GW特別企画 選手たちのおうち時間~
▷【日本人選手全員集合】五十嵐圭!祝40歳バースデートークライブ!
▷YouTube Live! 今回はお絵描き対決やっちゃいます!
新潟アルビレックスBBさんは、選手のプライベートに近い部分を紹介している動画が数多くアップされていますね。
選手たちに対して親近感を抱いてほしい。選手たちの人間としての魅力を届けたいというような思いが感じられます。
■新潟アルビレックスBB YouTubeチャンネルはこちら
新潟アルビレックスBBさんはVRでもバスケそのものやチームの魅力を伝えています。通常の動画にはない臨場感がありますね。
実際に試合会場にてこの動画のVR体験会のブースを設置したそう。こういった目を引き、楽しめるコンテンツを用意し活用するのも動画マーケティングにおいて重要ですね。
■制作の詳細はこちら:新潟アルビレックスBB様【180度3D VRコンテンツ】
■新潟アルビレックスBB HPはこちら
続いては、アスリート個人がYouTubeを行っている事例です。近年はプロスポーツ選手もYouTubeチャンネルを運営するようなケースが多いです。その中でも注目度の高い、「Yu Darvish(野球)」「Keisuke Honda(サッカー)」の2名のトップアスリートをご紹介します!
出典:Jsports
まずは、メジャーリーグのシカゴ・カブスに所属している「ダルビッシュ・有」選手。高校時代から注目を集め、日本プロ野球でも活躍。2012年からメジャーリーグのチームに移籍します。150kmを超えるスピードのストレートや多彩な変化球を武器にメジャーでも活躍を見せています。
そんなダルビッシュ・有選手ですが、インターネット文化にもなじみがあることから2017年にYouTubeにて初めての動画をアップしています。
トレーニングの様子や、変化球の投げ方講座、野球哲学、料理動画など…、リアルな姿を配信しています。
▷春先、コントロールで苦しんでいる頃のブルペン
▷変化球の極意 ~YouTube変化球バイブル by Yu Darvish~
▷野球バカでも簡単につくれてしまう自家製チャーシュー
プロスポーツチームはもちろん、プロ野球選手個人にも「ファン」というのは大切な存在です。「コントロールに苦しんでいる」ような姿をファンに対して自ら開示するということは勇気がいることだと思いますが、ファンにとっては試行錯誤の道のりを見守れるのでより応援したい気持ちが高まるかなと思います。
出典:news.yahoo.co.jp
続いては、世界で活躍する本田圭佑選手。これまで、オランダ・ロシア・イタリア・メキシコ…など様々な国のクラブに所属してきました。また、プロサッカー選手という一面だけではなく、サッカーの指導者・実業家としても活躍しています。
そんな本田圭佑選手もYouTubeチャンネルを2019年に開始しています。本田圭佑選手が大切にされているコンセプトは「挑戦」かなと思います。
本田圭佑選手に挑戦してほしい企画を視聴者がコメント欄に書き、熱量の高いものを本田圭佑選手が挑戦しています。本田圭佑選手らしくて素敵ですね!
他にも、トレーニングの様子や、個人的な考えを話すような動画、政治家との対談などもアップされています。
▷本田圭佑YouTubeプロジェクト始動!!
▷本田圭佑|Ksk Challenge|Swim Underwater
▷橋本徹×本田圭佑
本田圭佑選手は様々な国々を渡り歩いているので世界中にファンがいます。そういった日本だけではないファンのために、英語での概要説明や、海外の人に親しまれるような編集の仕方など、心配りがなされていますね。
いかがだったでしょうか。各チーム、各個人共に大変工夫を凝らした動画を制作し、配信していましたね。
動画マーケティングによって、スポーツを知るきっかけをつくりだし、ファンとの距離を近くし、一緒に戦っている感を生み出すことができます。
ぜひ、素敵な動画コンテンツを配信し、よりよい動画マーケティングを実施してみてください。