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リプロネクストの社長ブログ

変化の多い業界で受託は流れをつかむために重要

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

リプロネクストの現時点の売上の多くは受託開発です。
最近のスタートアップの流れからなので、受託についてマイナスイメージを持っている人も多い印象です。

 

 

「受託メインで大変ですね」

 

「受託って精神をすり減らしている感じがする」

 

 

とかポジティブな言葉をかけられる機会が少ないので、過去7年受託をやってきて思っている部分を書きます。

 

 

ちなみに僕の中での今年のテーマは、スモールビジネスからスタートアップへ

と思っており、スピード感や成長への動きは結構変えていく予定です。

 

 

でも受託がマイナスになっているかというとむしろ逆で、変化の多い業界で受託は流れをつかむために重要だと考えています。

 

リプロネクストがチャレンジしているドメインは、XR・メタバースの分野ですが、社会のニーズがどこにあるのか?と把握する前に投資をしてしまい身動きがとれなくなるパターンを見てきました。

 

2017年の創業した当初には、VRである有名な会社がありVRのセミナー=〇〇というくらい圧倒的な知名度とシェアを誇っていた会社がありました。
その会社はあるプロダクトで伸びたのですが、次の成長に向けてVRのプラットフォームに挑戦している姿を「やっぱ凄いなぁ」と指をくわえるように見ていたのですが、残念ながらあまりうまくいかず、その次にVRの他のプラットフォームやメタバースのプラットフォームを立て続けにローンチしたんです。

 

 

そのあたりから「あれっ?ちょっとおかしいぞ」と感じていたら、その2年後には大手企業に買収をしてスタートアップとしてのストーリーは終結。焦って動いているように感じたのはVCなどから投資を受けていたので、その契約期間10年で出口を考えないといけないという結果だったようです。

 

 

本来であれば、社会のニーズに対してプロダクトをつくる。というのが、基本だと思いますが、このケースの場合は会社が早く結果を出さないといけない。という理由から社会・お客様のニーズを無視して自分たちの理由で開発をしてしまったのではないかと想像します。

 

 

スタートアップの強みは資金をかけたスピード感ですが、反対に弱みで言うとまだ社会のニーズがわからないけどスピードを上げないといけないという部分かなと思います。

 

 

それで考えると受託については、変化が多い業界にいるからこそ社会のニーズを早く拾うことにつながります。受託だとスピード感が遅いという声もありますが、実際には昨年だと全国初の事例も何個かつくれています。

リプロネクストが2023年に関わった全国初の事例

法務省が刑務所内をWeb上で360°見学できる「刑務所バーチャルツアー」

鹿児島大学教育学部附属小学校が英語の授業でメタバースを活用

【岩手県主催】食の商談会をメタバースで初開催。 8月21日より、参加者募集を開始!

全国初。山梨県甲府市がメタバースによるひきこもり相談窓口を10月10日より開設

 

ぱっと思いついた部分だけ記載したのでもう少しあるかもしれないですが、全国初の取り組みを結構やっています。

 

 

そして、この受託からアイデアが生まれて新しいサービスの開発につながったり特許申請を行ったりと会社の長期の成長にもつながるヒントが多く得られています。

 

 

 

そもそも受託だろうが何だろうが仕事をもらいながら文句言うのは相手に失礼なので、やるからには価値を出す姿勢は続けていきます!