CEO Blog
ブログをご覧いただいてありがとうございます。
新潟・東京で「リアルを届けるWebマーケティング企業」のリプロネクスト代表(5期目)の藤田が事業拡大を目指す上で気づいたことをまとめているブログです。
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大学の就職活動の時期にグループワークで「良い会社とは何か?」というお題が出て、「社員に優しい会社」と答えた記憶があります。
社員に優しくすれば、社員がお客様のためにサービスを提供して、お客様のためになれば会社にお金が入る、そして会社は社員に優しくできるという循環になります。
なぜか、ふとこのことを思い出したのですが、基本は今でも考え方は変わっていないですが、「社員に優しくする」という部分については当時と考え方は違っています。
就職活動の時期だと社員に優しい会社=条件が良くて休みの多い会社だと思っていましたが、今はそれも大切ですが、本当のいい会社はある意味厳しさも持ち合わせていないといけないと思っています。
そう思ったきっかけは、ニュースで大手企業が40代以上の社員を中心にリストラを行うことをここ何年かで見て強く感じました。
おそらくその企業に入社するのには、本人だけでなく家族も「安定した会社に入れて勝ち組だ」と思ったはずです。
なのに20年したら「あなたはいらない」と言われて外に出されて、その人たちは自分が学生時代に思っていた「優しい会社」の対応で他社に行くにはスキル・経験・働く厳しさを持ち合わせていなく現実は社員にとって一番厳しい結果になったと感じています。
リプロネクストの会社にはミッションステートメントという価値基準があり、その1つに「スキルアップは自分のためにやろう」というものがあります。
起業した会社で10年生き残ることができるのは、わずか数%というデータがありますが、これは僕らも他人事ではありません。
そして、90%以上がなくなるというのは、会社がどれだけ努力したとしてもなくなる可能性の方が高いということです。
という現実を考えると、いい会社というのは短期で働きやすい会社だけを目指していてはダメで、会社に万が一のことが起きた時に仕事がないから一からハローワークに行くような人を出すのは違うかなと思っています。
考えたくはないですが、万が一のことがあった時に「元リプロネクストの社員なら是非ウチに来てほしい」と言われるくらいの会社のブランディングと個人のスキルアップができる環境が、長期で考えると一番社員が困らない会社です。
とは言え、会社から「勉強しろ」と言われて嫌々やっているようでは何の力も身に付かないので、最低限は学びながらもあとは自分のためにどんどんスキルアップを目指して、会社はそのサポートをするくらいがちょうど良いんじゃないかと思います。
短期で見て一般的にいい会社に入るよりも、長期て見て厳しくてもいい会社に入った方が良いと思いますし、自分たちも仕事に対して前向きにおもしろがりながらも、もう少し厳しさも出していかなと感じているこの頃です。