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リプロネクストの社長ブログ

人手不足の中でも人数集めの採用はしてはいけない

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

ここ数年はどの企業に聞いても人手不足と聞きます。
これまでの募集方法だと半分以下しか応募がこない企業が大半なのかなと肌感覚で思っています。

 

ある銀行の採用担当の人に聞いたところ新卒で年数十人採用しているけど、数年前の採用基準よりも下がっている人を採用していると言います。
簡単に言うと同じ人が数年前に受けていたら落ちているけど、今受けると内定になるということです。しかも、給料は物価の関係もあり上がる傾向にあります。

 

新卒のタイミングでは良いですが、数年・10年と働いた時に比べられるのは同期ではなくて社外人全体なので条件=自分の実力だと思っているとあとで後悔する人も増えるかもしれません。
また、企業側も採用基準を落とした採用をすると年50人を採用して数年が経つと会社内でマジョリティの変化があると会社としての強さも軽減してしまいます。そう会社側が明らかに基準を落として採用するのは、全員のためにならないなと思います。

 

 

じゃあ、どうしたら良いか?と考えると大きく3つあるかなと思っています。

 

優秀な人が来たくなる会社にする

 

当たり前ですが、優秀な人が来たくなる会社にしないといけないです。
ここは、リプロネクストも少しずつ改善中で今いるメンバーから「これって必要?」と思われることもあるかもしれないですが、長期で見たら強い会社になれると思っています。やっていることはいくつかありますが、例えば最近は残業するのに申請を出すようにしていて、前までは早く来る・遅く残るを自由にしていましたが、今はマネジメント層のメンバーに申請が必要です。これは仕事が単一的なものから複雑なものに変化しているので、色々な経験をしていくことが最終的な仕事の成果になると思っているためです。

 

例えば、VRの技術には物凄く詳しいけど、お客様の仕事が想像できない人になったら意味のないものを量産してしまうリスクなどがあります。

 

AIなど業務効率化する

 

ただ、「早く帰る=成果も下がる」環境になってしまったは、会社にも成果がなく働く環境も良くできないので、業務効率化が大切です。AI・生産性ツールはどんどん入れて同じ時間で成果が2倍以上になることを目指しています。とは言え、ここはこれから着手する感じなので答えは見つかってなく試行錯誤しながら進めていきます。

 

多様な人を受け入れる

 

最後はここ最近で一番やって良かったことですが、会社の仕事=フルタイム・パートがやるもの。と思っていましたが、今は副業・兼業人材が増えているのでリプロネクストでも業務委託の人をフルタイムメンバーと同じくらい(もうすぐ15人)を採用しています。

 

「マネジメントどうすんの?」と良く聞かれますが、これまで働いたメンバーと全く考え方を変えた方が良くてマネジメントは必要ないです。

正直、通常の転職市場では出会えないような経歴・経験者が採用できるのが業務委託です。そうすると当然ですが、経験は自分よりも上なので、ある程度の目的・目標を伝えると「こうした方が良いと思います」と進めてくれるので、マイクロマネジメントは必要ないです。

 

当然、経験が自社の考えと違う時はあるので「ここは違います」とハッキリ言うことと感謝の気持ちを表していくとどんどん業務が進みます。リプロネクストでもフルタイム採用をメインに今も考えていますが、人が足りないから成長できない。という考えはなくて仕事を細分化しながら業務委託の人と一緒に進めています。

 

フルタイムの人がやるべき仕事

そう考えるとAIと業務委託で全てが回るんじゃない?と思うかもしれないですが、そこは分けて考えていてフルタイムの人がやるべき仕事は会社のコアを作ること。そして、コミュニケーションをとることだと思っています。

会社のコアは技術と価値観で、ここは試行錯誤が必要なので時間の長さが重要で、さらにコミュニケーションはお客様が連絡してそこにいないと成立しないのでコミュニケーションがとれることも価値になります。

 

最近はフリーランスになる人も増えていますが、だからこそ会社という組織の採用力は大切で長く見ると会社員として成果を出す人の強さが評価されていくと思います。

 

僕もリプロネクストで働いて良かった、働きたいと思える環境・組織にしていきます。