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リプロネクストの社長ブログ

スピードとクオリティのどちらが大切か?という会話がなくなるのが理想

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

今週は面接で多くの人に会っていますが、大手企業での勤務または顧客が大手企業の方の当たり前と自分たちのようなベンチャー企業の当たり前が違うんだなと思いました。

これは当たり前の感覚の話なのでどっちが良いとか悪いとかではなく、単純に最初にここの擦り合わせは必要だなと思ったという意味です。

 

結論を言うとスピードが大切、だけどクオリティを落として良いわけじゃない。

 

大手企業だとある程度、そこの市場をとっている仕事をしている場合が多いので、時間をかけて競合の商品を観察しながらそこよりも高いクオリティ(性能が多い)ものをつくる思考になります。

 

例えば、家電製品で良くありますが、他社のテレビよりもより薄くとか他社のテレビよりも大きくなど考えてそのために課題となる技術に向かって研究を重ねる。

 

 

一方でスタートアップやベンチャー企業だと、まだその事例がない(または少ない)状況なので、早く市場に出すことが求められます。とは言え、クオリティが低ければ誰も使ってくれないのでもちろん大切です。

 

さっきのテレビの事例で言うと、20,30年前とか考えたらブラウン管テレビとか今から考えたら画質も荒くて重たいもので、その当時の人が「高画質で薄いテレビは理論上つくれるから、こんなクオリティで売らずに研究しよう」とか言って、20年かけて今のテレビをつくろうとしていたら全力で止めると思うんですよね。

 

そんなこと言っている間に社会は変化するし、競合が市場をとるし、そもそも自分たちは会社として生き残れない、しかもユーザーはテレビがない状態と20年待って高画質の品質のものだったら、そりゃあ早く見れた方が満足感は高い。

 

と考えると、考え方が全く違うんですよね。

 

 

プロスポーツ選手であれば「あと1年練習すればもっと上手くなれるので、今試合に出るのはお金を払っている観客に失礼だ」とか言ってたら何言ってんの??となります。

 

 

 

クオリティは高い方が良い。だけど、特にベンチャー・スタートアップではスピードがなかったら価値がないのと一緒。

 

 

 

限られた時間で今のベストを出す。そして、クオリティも上げていく。
ここは当たり前にやっていきます。