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リプロネクストの社長ブログ

プロスポーツ球団に入社して挫折した話|やりたいことは焦らない方が良い


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7年程前に当時bjリーグのプロバスケ球団で働いていたことがありました。

 

履歴書はきれいな方ではなくて新卒のIT系のベンチャーは1年でやめて転職して入り、結果は2年弱で辞めることになりましたが、今でも後悔はないです。

 

ただ、周りの人でスポーツビジネスをやりたいと言う人がいた時におすすめするかと言うと「急いで入らない方が良いと思うよ」とアドバイスするので、その理由を紹介します。

プロバスケ球団を2年で辞めた理由

辞めた理由は、簡単に言うと2つで会社の経営が苦しくて交通費などが遅れはじめて生活が苦しかったのと、「何か変えられる」と思って入ったのに自分には何も変えられないとわかったからです。

 

最初の会社の経営については、会社が悪いとかではなく、球団で営業担当が自分1人だったので会社の経営が苦しいのは自分のせいだったと思いますし、その状況を変えられると本気で思っていたので甘く見て転職したなと反省しました。

 

ちなみに新卒の会社を辞める時には「スポーツが好きで入るなんて甘い」「スポーツチームに入らないで、いつかスポーツチームのスポンサーをやれば良い」と上司にキツく言われていたのを振り払うかのように退職しました。

 

当時は、その会社を辞めると決めていたため「会社を辞める選択肢を考えた時点で辞めても辞めなくても後悔する人生になるんじゃないか?」と思ってどっちにしろ後悔するなら大変な方を選ぼうとプロバスケ球団に入りましたが、焦る必要はなくもっと冷静に分析してから決断するべきでした。

 

 

実際にプロバスケ球団に入社してみて上司の言っていたことも強く感じましたし、何よりやりたいという気持ちでは何も実現できないと入社して自分の力のなさを恨みました。

 

最近は変わってきているように感じますが、僕がプロバスケ球団に入社した7年前ほどは他の会社では当たり前に行われていることがプロスポーツ球団だと全然行われていませんでした。僕は入社して最初の給料日まで自分の給料を知りませんでした…(しかも、口頭で約束されていた金額の数万円給料が低く驚きました)

 

おそらく既に「スポーツ業界に行く」と決めている人には、当時の自分と同じように僕の言葉は耳に入ってこないと思いますが、迷っているような人に強く言いたいのは「スキルがない状態で入っても自分の思うような結果は得られない」と知ってほしいです。

 

基本的にスポーツ業界は人気なので、何もしなくても募集は集まり、入社後も細かい研修をする余裕もなく、定期的に訪れる試合、ファンクラブ対応、スポンサー周り、チケット準備などで時間は過ぎていきます。

 

正直、覚えることとこなすことに必死になり、本来は自分が入ることで出さなければいけない価値には目が向くことがなく1年もすると「スポーツ業界はやりがいはあるけど大変な業界だ」と頭の中で刷り込まれてしまいます。

 

 

もし、スポーツ業界に入って本気で「もっとチームをよくしていきたい」という人がいれば「自分にはこのスキルがあるので会社の業績に貢献できる」とハッキリと言える状態(もしくは自信)がつくまでは入らない方が良いと思います。

僕が知っているプロスポーツ業界で活躍している人は、Bリーグのチェアマンの島田さん、栃木SCのえとみほさん、卓球の運営会社として上場したアスティーダの早川さんなどは、全員元々異業種の業界で活躍していた人です。

 

スポーツ業界は離職率も高いですが、その多くはスポーツ業界に入りたい・やりたいと急いで入った僕のような人で、反対に元々スポーツ業界に興味がなかったような人が結果的に活躍しているのは1つの事実かなと思います。

違う形でプロスポーツと関わっている不思議な縁

僕は社会人2年目で「自分なら何かできる」と勝手な勘違いをしてプロバスケ球団に入って、言い訳のできない挫折をして「起業した会社でいつかスポンサーができたら良いな」と思っていたら、思いのほか早く新潟アルビレックスBBのオフィシャルパートナーやバスケの日本代表候補の今村選手オンラインサロンの立ち上げをやるなど、本当に不思議な縁だなと感じています。

 

 

また、この立ち位置だからこそ一緒にチームや選手を盛り上げていこうと取り組めるので本来やりたかった「自分なら何かできる」の想いは今の方が近い気がしています。

 

 

「やりたい」の想いは大切だけど、大切なのは「やってから何ができるか?」だと思うので、これから就職・転職を考えている人の参考になれば嬉しいです。