グローカルマーケティング|採用サイトに対話型AIコンシェルジュ「NOIM」を導入。応募前の迷いを整理し、エントリーへの一歩を後押しする
#AI
#人事 #採用・研修
DATA
株式会社リプロネクスト(代表取締役:藤田 献児)は、グローカルマーケティング株式会社(本社:新潟県長岡市)と連携し、採用サイトに対話型AIコンシェルジュ「NOIM(ノイム)」を導入しました。
応募・エントリー前に生じる「自分に合うかどうかわからない」「聞きにくいことを整理したい」という迷いをAI対話で受け止め、求職者が自分のペースで判断を前に進められる環境を整えています。
背景・課題
グローカルマーケティングは、中小企業向けのマーケティング支援・人財採用育成・DX・生成AI活用支援を手がける新潟発のコンサルティング会社です。「全社員の物心両面の幸せを追求すると同時に、地域創造カンパニーとして在り続ける」をビジョンに掲げ、長岡・新潟を拠点に地域に根ざした事業を展開しています。
採用サイトへのアクセスは一定数あるものの、エントリーに至る前に離脱するケースが課題となっていました。その背景には、「業界未経験でも応募できるのか」「働き方や評価制度の実態はどうなっているのか」「地域軸での選択として本当に自分に合っているのか」といった、問い合わせや対面では聞きにくい率直な疑問が整理されないまま残る構造がありました。
また、新卒・第二新卒から中途・キャリア転換まで多様な検討者が混在しているにもかかわらず、サイトだけでは個別の迷いに寄り添う接点を持ちにくく、「なぜ離脱したか」という本音ニーズの把握も困難な状況でした。
実施内容
■グローカルマーケティング株式会社 採用サイト
https://glocal-recruit.com/
NOIMの設計
本プロジェクトで最も重視したのは、「応募を促すAIではなく、応募前の迷いを整理するAI」という設計方針です。グローカルマーケティングが大切にする「誠実・透明・伴走」のブランドトーンを対話構造に反映し、求職者の不安を否定せず、断定できないことは断定しない姿勢を徹底しています。
一問一答型の従来設計から「伴走する対話」へと移行し、会話の流れを前提とした文脈保持を重視しています。毎ターン定型の挨拶文を繰り返すのではなく、直前のやりとりを踏まえた深掘りや追加確認を行うことで、求職者が自分の言葉で検討軸を整理できる状態をつくります。また、「迷いが整理されたうえで、自分で次の行動を選べる」ことを目指し、押し売り的な応募督促は行わない設計としています。
対話構造
採用サイトを訪れた求職者がNOIMに話しかけると、まず検討段階と関心領域を確認します。仕事・働き方・地域・キャリア観など、求職者が気になっていることを1点ずつ丁寧に拾い上げ、「結論→整理→次の一歩」という構造で応答します。
求職者の意図は4つのカテゴリで分類しています。「検討初期・不安の整理」(業界未経験可否・自分への適性・地域軸の検討など)、「仕事・制度・カルチャー」(職種・業務内容・働き方・評価・研修など)、「行動導線」(募集要項・エントリー・説明会・問い合わせなど)、「断定不可・エスカレーション」(個別の待遇数値・合否・最新スケジュールなど)の4分類で対話の方向性を調整します。
個別の年収・配属の確約や、公開情報にない内容の推測補完は行わず、必要に応じて採用担当窓口やお問い合わせフォームへ接続します。
設置場所と最終到達行動
NOIMは採用サイト(glocal-recruit.com)に設置し、サイトを訪れた求職者がどのページからでも対話を始められる接点を提供します。最終的に促す行動は、エントリー・募集要項閲覧を優先とし、仕事や人物像をもっと知りたい層にはメンバー紹介・働く価値のページへ、個別事情が強い層にはお問い合わせフォームへ接続します。
計測指標
採用サイト訪問に対するNOIMとの会話開始率、平均往復数・セッション深さ(一問一答で終わらず整理から次行動まで進んだ割合)、エントリー・募集要項・お問い合わせ等へのCTA到達率、1〜2ターンのみで終わる離脱率を主要指標として追跡します。あわせて、参照外回答率・ユーザー繰り返し質問率を品質指標として計測し、会話ログから本音ニーズを可視化して採用ページの改善・募集コピーの最適化に活用します。
今後の展望
会話ログから得られる「どの段階でどんな迷いが生じているか」のデータをもとに、採用ページのUX改善・説明会の設計・募集コピーの最適化に活かしていきます。新卒・中途それぞれの検討パターンの違いを定量的に把握し、グローカルマーケティングならではの「地域×キャリア」の採用コミュニケーションモデルの確立を目指します。