アサヒアレックス|注文住宅検討者向けに対話型AIコンシェルジュ「NOIM」を導入。
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DATA
来場前の迷いを整理し、問い合わせへつなぐ
株式会社リプロネクスト(代表取締役:藤田 献児)は、アサヒアレックスホールディングス株式会社(代表取締役会長:石倉 茂雄)と連携し、注文住宅の購入検討者向けに、対話型AIコンシェルジュ「NOIM(ノイム)」を設計・導入いたしました。
本導入では、Web閲覧と展示場来場の間に存在する「見えない壁」を可視化し、検討者の迷いを整理して来場・問い合わせという次の一歩にゆるやかにつなぐことを目的としています。
背景・課題
アサヒアレックスは1982年の創業以来、新潟を拠点に高気密・高断熱の注文住宅を提供してきた地域密着型ビルダーです。グループ8社で住まいに関わるサービスを一貫提供する「トータルライフカンパニー」として事業を展開し、2030年売上高100億円を目標とする「100億宣言」を掲げ、集客効率化と営業生産性の向上に取り組んでいます。同社は2025年8月、グループ全体のDX推進戦略を正式に策定し、家づくりの潜在層への新しい接点づくりをその戦略的な第一歩として位置づけました。
Webサイトへのアクセスは一定数あるものの、来場予約・問い合わせに至るまでに複数の心理的障壁が存在していました。「予算が合うかわからない。まず聞いてみたいだけなのに」「展示場に行ったら断りにくくなりそう」「何から考えればいいかもわからない」といった迷いが行動直前の離脱を引き起こしており、検討は夜間・休日に進む傾向があるにもかかわらず、その時間帯に対話できる接点がない状態でした。「なぜ来場に至らなかったか」という検討者の心理的理由はブラックボックスのままであることが課題でした。
実施内容
■住まいのAI相談室 by アサヒアレックス
https://www.asahi-alex.co.jp/ai-concierge/
NOIMの設計
創業者・石倉会長の営業哲学「お客様の立場に立って、お客様の喜ぶことをしろ」「話す力が1割、聞く力が9割」をNOIMの基本構造に反映しました。回答トーンは「誠実で安心感のある伴走者」を最優先とし、「売ろう」とする前に「何を望んでいるか」を丁寧に聴く設計としています。「営業されそうで怖い」「まだ本気ではないのに相談していいのか」という検討者の警戒心に配慮し、営業プレッシャーを感じさせない穏やかな口調で対話を進めます。
また、アクセスユーザーの約8割がモバイルという実データに基づき、NOIMはモバイルファーストで設計しています。長文を避けタップで選べる選択肢を優先する構成とし、スマートフォンでの利用体験を前提に対話フローを最適化しています。あわせて、個人情報の入力を一切不要とし、名前も連絡先も登録せずにタップ一つで対話を始められる設計としています。「こんなこと聞いていいの?」という初歩的な質問ほど歓迎する姿勢を徹底することで、来場・問い合わせ前の心理的ハードルを最低限まで下げています。
対話構造
「家づくりについて気になっていることや迷っていることがあれば、お気軽にお聞きください。商品のこと、性能のこと、予算のこと、何でも大丈夫です」という声かけから対話が始まります。検討者の状態に合わせて、家族構成・予算感・土地の有無・建てたい時期・重視するポイントといった要素を段階的に確認していきます。
グループが展開する3つの住宅ブランド(性能重視のHEART made HOUSE、コストバランス重視のZutto、資産価値重視の一世紀住宅)の特徴を踏まえ、検討者の関心に合った方向性を提示します。他社との比較で迷っている場合には、性能・価格・保証・地域対応力といった比較軸を整理し、検討者自身が判断基準を持てるよう支援します。
あわせて、ユーザーの居住エリアをお伺いし、それに応じて新潟・首都圏・仙台・福岡の4エリアに振り分け、最寄りの展示場案内や各エリアの施工事例を出し分けるエリア対応設計としています。
設置場所と最終到達行動
NOIMは「住まいのAI相談室 by アサヒアレックス」特設サイトに設置しています。最終的に促す行動は来場予約・問い合わせフォームへの到達を最優先とし、情報収集段階の検討者には商品ページ・施工事例・イベント情報への接続も行います。
計測指標
本導入ではCV指標として来場予約・問い合わせフォームへの到達率を追跡するほか、HP訪問者のうちNOIMとの対話を開始した割合(会話開始率)、迷い(価格・性能・家族・タイミングなど)がどの程度言語化・整理されたかを確認する数値を主要指標として計測します。GA4上でフォーム開始から送信の間に確認されている離脱の改善も含め、会話ログとGA4を組み合わせた継続的な改善サイクルを回していきます。
アサヒアレックスホールディングス株式会社 代表取締役会長 石倉 茂雄 コメント
私が住宅の営業を始めた頃、師から言われた言葉があります。「お客様の立場に立って、お客様の喜ぶことをしろ」。そして自分自身が気づいたことは、「話す力が1割、聞く力が9割」ということでした。売ろうとするのではなく、まずお客様が何を悩み、何を求めているかを丁寧に聞く。その姿勢に変えた時、初めて結果がついてきました。
ところが現実には、家づくりを考え始めたお客様が最初の一歩を踏み出せずにいる。「展示場に行ったら断れなくなりそう」「まだ漠然とした段階なのに相談していいのか」——そうした気持ちが、出会いの手前で積み重なっているのです。私たちがどれだけ「聞く」姿勢を大切にしていても、その入り口に来ていただけなければ、何も始まりません。
このAI相談室は、そのハードルを下げるための取り組みです。AIが最初の「聞き役」となり、お客様が言葉にしきれていなかった迷いを少しずつ整理していただく。そして「この会社に話してみたい」と思っていただけた時に、私たちスタッフが全力でお応えする。AIは、人との出会いを代替するものではなく、人との出会いの質を高めるための道具だと考えています。
「最も強い者が生き残るのではなく、唯一生き残る者は変化できる者である」——この言葉を社員と共有し続けてきました。現在の住宅市場の変化、顧客ニーズの多様化、デジタル技術の進展。こうした環境の変化に対して、固定概念を捨て、スクラップ&ビルドの精神で新たな接点をつくることは、私たちが地域に必要とされ続けるために欠かせないことだと判断しました。
まだ発展途上の取り組みです。完璧ではないかもしれません。それでも、まず変わることを恐れずに踏み出す。その姿勢こそが、次の成長への第一歩だと信じています。
今後の展望
お客様からいただくご意見をもとにAI相談室の継続的な改善を行うほか、対話を通じて整理された内容をそのままスタッフとの対面相談につなげられるよう、オンラインから対面への接続の質を高める取り組みを続けてまいります。NOIMの会話ログから得られる検討者の迷い構造を活用し、商品LP・施工事例などのコンテンツ改善や提案精度の向上にも継続的に取り組みます。アサヒアレックスグループが新潟・仙台・福岡・首都圏で45年以上積み上げてきた住宅建築の知識と、お客様との対話から生まれたデータを組み合わせながら、「お客様の立場に立った家づくり」の実現を支えてまいります。
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