プレスリリース
東北芸術高等専修学校と連携し、対話型AIコンシェルジュ「NOIM(ノイム)」を導入。進路選択の不安を整理し、学校見学へつなぐ

株式会社リプロネクスト(代表取締役:藤田 献児)は、学校法人恭敬学園 東北芸術高等専修学校(所在地:宮城県仙台市、校長:庄司 裕之)と連携し、対話型AIコンシェルジュ「NOIM(ノイム)」を学校Webサイト・LINEに導入しました。進路に悩みながらもオープンキャンパスや個別相談に踏み出せずにいる生徒・保護者の不安をAIとの対話で整理し、学校見学・相談行動へとつなぎます。
背景・課題
高等専修学校・通信制高校を検討する生徒・保護者に共通する課題として、「情報は見ている、でも動けない」という行動停止のパターンがあります。学校のWebサイトや資料には一定のアクセスがあるにもかかわらず、資料請求や見学予約に至る割合は業界全体で限定的です。
その背景には、「学校の情報が不足している」のではなく、「自分や子どもがその学校でやっていけるのか」という個別性の高い問いが解消されないまま残る構造があります。電話や個別相談への心理的ハードルが高い一方で、パンフレットやウェブの一般情報では拾いきれない不安(高等専修学校という形態への理解不足、不安感、保護者の学費・キャリアへの懸念など)が複合的に絡み合い、検討が情報収集の段階で止まってしまいます。この課題は東北芸術高等専修学校に限らず、不登校経験者や多様な学習スタイルを持つ生徒を受け入れる教育機関に特に広く共通しています。AI/LLMの進化によって、この個別性の高い問いに24時間・非同期で対応できる対話型AIの実装が現実的になった今、現場のユーザー行動データに基づいた双方向の対話設計と、計測・改善を積み上げることが有効な打ち手となっています。
実施内容
■東北芸術高等専修学校様公式サイト
https://togei.kyokei.ac.jp/
設計方針
本導入で最も重視したのは、「学校を売り込むAIではなく、進路選択の不安を一緒に整理するAI」という設計方針です。入学相談窓口のスタッフが大切にしてきた「否定しない」「急かさない」「不安を分解して一つずつ向き合う」という姿勢を、AIの対話構造に反映しました。学校の強みと「合う合わないは見学してみないとわからない」「学費の負担は家庭ごとに異なる」といった現実を同じ比重で伝える設計としており、他校との比較や進路の優劣についてはAIが判断を示さず、検討者自身が判断材料を整理できるよう対話を組み立てています。なお、成績に基づく合否見込みや障害・疾患に関する専門的な判断についてはAIでは対応せず、教職員への個別相談を促す設計としています。
対話の構成(Web・LINE)
NOIMは、東北芸術高等専修学校のWebサイト上による対話窓口として設置される対話型AIコンシェルジュです。Webサイトでは主に保護者との接点として、将来的には、LINEで主に生徒本人との接点として機能する設計です。
保護者には学費・適性・卒業後の進路といった関心に応じて段階的に情報を提示し、最終的に学校見学の予約や教職員との個別相談へとつなぎます。生徒本人には柔らかいトーンで学校生活の実態を伝え、見学や保護者との対話のきっかけとなる提案を行います。ただし、テキスト対話のみでは学校の雰囲気を直感的に伝えることには限界があり、最終的には見学や個別相談を通じた直接体験が不可欠です。
計測指標
本導入では4つの指標を計測します。学校見学予約数及び資料請求数を最優先のCV指標とし、会話開始率(サイト訪問からNOIMとの対話開始に至る割合)、平均会話ラリー数、FAQ不足の検知(回答不能で離脱が発生しやすい質問テーマの特定)を追跡し、より良い情報提供のための改善を繰り返してまいります。
東北芸術高等専修学校 校長 庄司 裕之 様 コメント
本校は、高校段階の生徒が6つのコースで専門分野を学ぶ学校です。美容師コースでは高校卒業と同時に国家資格の取得も目指せます。また、不登校経験がある生徒や一般的な高校に馴染みにくさを感じている生徒も多く受け入れている学校です。進路に関わる本音の不安や期待は、電話や一度きりの相談ではなかなか言葉にしづらいものです。NOIMは教員の面談やオープンキャンパスを置き換えるものではなく、生徒や保護者が自分のペースで悩みを整理し、もう少し話を聞いてみようと思える状態をつくるための取り組みです。一人ひとりにとって納得感のある進路選択につなげていけるよう、丁寧に取り組んでまいります。
株式会社リプロネクスト 代表取締役 藤田 献児 コメント
芸術や美容の道を志す生徒さんにとって、自分に向いているのかという不安と好きなことを諦めたくないという思いは、常に行き来するものだと感じています。NOIMは、そうした揺れ動く気持ちを否定せずに受け止め、言葉にするプロセスをそばで支える意思決定の伴走者として設計してきました。不登校経験者や多様な学習スタイルを持つ生徒を受け入れる専修学校・通信制高校は全国に多数あり、まさにNOIMの意思決定支援が機能しやすい分野だと思います。本取り組みを再現性のある入学者獲得・支援モデルとして体系化し、展開を加速していきます。
今後の展望
不登校経験者や多様な学習スタイルを持つ生徒を受け入れる専修学校・通信制高校は全国に多数存在しており、「どの問いかけ、言葉がけが不安解消や行動変容を引き起こすか」の知見を体系化し、NOIMが専修学校・通信制教育領域の標準的な進路支援インフラとなることを目指します。
NOIMの導入にご興味のある企業・自治体様、 または資料請求をご希望の方は、下記よりお問い合わせください。