岩手県流通課|「黄金の國いわて。のフードショーinメタバース」令和5年度 商談・交流会 第1部
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株式会社リプロネクストは、岩手県流通課様が主催する「黄金の國いわて。のフードショー in メタバース」において、商談・交流イベント(第1部)の企画および運営を担当しました。
DATA
背景・課題
商談会や交流イベントは対面開催に依存するケースが多く、会場や日程の制約によって参加者が限定されやすい状況があります。短時間での開催では、十分な対話や関係構築が難しく、初対面同士の場合には発言や交流のハードルが高くなりがちです。
こうした課題に対して、メタバース空間を活用することで、場所や移動の制約を受けにくく、参加者が同じ空間を共有しながら対話できる点が有効とされています。アバターを介した交流により心理的な発言ハードルが下がりやすく、商談や交流といった目的に応じて場を柔軟に設計できる点が評価されています。
これまで岩手県では、さまざまな方法で岩手県産の農林水産物の販路開拓に取り組んできました。一方で、近年のライフスタイルや消費行動の変化により、従来の手法だけでは十分な接点を生み出しにくくなっており、新たな販路拡大モデルの構築が課題となっていました。
そこで、場所や移動の制約を受けにくく、全国の参加者と継続的につながることができる点に着目し、メタバースの特性を活かした商談会の開催に至りました。アバターを介した対話により心理的な参加ハードルを下げながら、商品や取り組みについてじっくりと情報交換できる場として活用されています。
メタバース空間の詳細について

岩手県紹介エリア、フリー交流エリア、商談エリアと空間を大きく3つにゾーニング。
商談エリア内の商談ブースには、出展者自慢の食材の写真や説明パネル、資料や動画などを展示。
展示物を見て回り、出展者とコミュニケーションをとりながら個別に具体的な商談を行うことができるように設計いたしました。
フリー交流エリアでは、マルシェのような雰囲気の設計とし、気軽な交流を行う時間を設け、出展者・実需者・新規就農希望者など、あらゆる立場から食材について語り合い、理解を深められるよう工夫いたしました。
第1部「商談会」について

取り組みの第1部として開催された「商談会」には、岩手県内の生産者、加工業者が出展し、全国の実需者(バイヤー、シェフ)に向けて、岩手県の豊かな自然に育まれた安全・安心の食材や、こだわりのつまった食品を紹介しました。また、新規就農志向者との交流も行われました。
開催概要
日 時:令和5年9月19日(火)14:00〜16:30
場 所:メタバース空間
参加者:出展者(岩手県内生産者、加工業者)17社
参加者(バイヤー、シェフ)16名
新規就農志向者 7名
参加費:無料
主催:岩手県
運営:株式会社リプロネクスト
出展者一覧
農産物
うるおい春夏秋冬(北上市)
一関西洋野菜プロジェクト(一関市)
有限会社かさい農産(一関市)
Vege fruハーモニー(一関市)
株式会社デクノボンズ(一関市)
一般社団法人すばる(八幡平市)
株式会社高橋農園(紫波町)
肉・水産物
丸友しまか有限会社(宮古市)
共和水産株式会社(宮古市)
株式会社肉のふがね(岩手町)
MOMIJI株式会社(大槌町)
しあわせ乳業(宮古市)
株式会社川石水産(山田町)
きのこ・山菜類
盛岡地方しいたけ生産振興協議会(葛巻町)
株式会社西和賀産業公社(西和賀町)
果物
与重ぶどう園(紫波町)
株式会社菅野農園(奥州市)
当日の様子
商談エリア 講演ブース

商談エリア内に設けた講演ブースでは、商談会のオープニングにあたり、メタバース空間内での過ごし方のヒントや注意点のレクチャーを行ったほか、各種セミナーを開催し、参加者に役立つ情報提供を行いました。
商談エリア 商談ブース

商談エリア内に設けられた商談ブースには、岩手県内の生産者、加工業者がブースを出展。参加者が出展ブースを自由に見て回り、掲示された資料や写真、動画を視聴して情報収集を行いました。
参加者は出展者に対して生産上の工夫点や、商品開発の舞台裏などについて質問し、岩手県産食材への理解を深める一方で、出展者も参加者から食材や商品のニーズをヒアリング。
双方向でコニュニケーションを図ったほか、具体的な商談も行いました。
フリー交流エリア

フリー交流エリアではトークテーマを8つ設定し、参加者それぞれの希望に沿った交流を行いました。
トークテーマ毎に分かれて交流する際には、掲示された項目に沿って自己紹介を行うなど会話が生まれやすい設計としたことで、立場の違う参加者間でもスムーズなコミュニケーションが行われました。

参加者の感想
「商談会」に参加した実需者(シェフ、バイヤー)、新規就農志向者からは下記のような感想が寄せられました。
・相手もこっちも気を遣ってもらってる。メタバースが初めてだから当たりが丁寧で、お互い協力しようよというフォローし合いながらできて逆に熱かった、より深かった。
・物理的な移動がなくて旅費もなく良かった。
・綺麗な空間の中で、画質も綺麗な画像を、資料を開いたりせず、その場で見ることができたのはすごく良かった。
・メタバースは雑多なイメージがあったけど思ってたのとはいい意味で違った。いざ入るとスケジュールが決まっていて導線も決まっており、イベントとしてわかりやすかった。
・セミナーの内容は勉強になった。
・農業をやってる方の話で、人手をこれからどうしていくかという一番の課題が聞けた。
担当ディレクターから一言
「黄金の國、いわて。のフードショーinメタバース」第1部として開催された「商談会」では、岩手県内の生産者の方をはじめ、バイヤーやシェフの方、これから就農を考えている方などさまざまな所属・立場の方に参加いただきました。
それぞれ首都圏をはじめ全国各地から参加されており、商談会終了後には「物理的な移動がなくて旅費もなく良かった。」とのお声をいただき、改めてメタバースのメリット、可能性を感じました。
今回は、岩手県初の「メタバース」での商談会開催とのことで、できるだけアクセスしやすい環境であったり、事前にメタバース空間をプレ公開するなどの配慮をしたことで、多くの方に満足いただける開催内容となったと自負しています。
■第2部「商談会」の実績紹介はこちら