会津若松市 障がい者支援課|メタバース相談窓口
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DATA
株式会社リプロネクストは、会津若松市様において、メタバースを活用したオンライン相談空間「会津若松市つながり支援メタバース」の制作を行いました。
背景・課題
行政や福祉分野の相談窓口は、対面や電話による対応に依存しているケースが多く、開所時間や場所の制約によって相談の機会が限られてしまう状況があります。相談内容が多岐にわたる中で、初期対応の負担が大きくなりやすく、十分な情報提供や継続的な対応が難しいという課題もあります。
また、対面での相談に心理的なハードルを感じ、相談そのものをためらってしまうケースも少なくありません。国や自治体として、誰一人取り残さない相談環境を整備し、必要な支援につなげるための新たな接点づくりが求められています。
こうした課題に対して、メタバースやAIを活用することで、時間や場所に左右されにくい相談の入口を設けられる点が有効とされています。アバターを介した相談により心理的な負担を軽減しながら、相談内容に応じた案内や情報提供を行える点が、対面相談を補完する手段として評価されています。
会津若松市様では、障がいのある方々の生活に関する相談を受けるため、市内に複数の相談窓口を設置し、電話や訪問などを通じて支援を行ってきました。一方で、特に精神障がいを抱える方やひきこもり状態の方の中には、自己開示に抵抗を感じる方も多く、対面や電話での相談に心理的なハードルがあるという課題がありました。
こうした状況に加え、社会全体ではリモートワークやオンライン会議の普及を背景に、「家にいながら人とつながる仕組み」が一般化しています。こうした時代の変化を踏まえ、市民一人ひとりに寄り添える新しい相談支援の形を模索した結果、メタバース技術の導入に至りました。
プロジェクトについて

「会津若松市つながり支援メタバース」は、匿名でアクセスできるオンライン相談空間です。
利用者はアバターを通じて相談員と会話することができ、プライバシーを保ちながら安心して支援を受けられます。
リプロネクストは、空間の企画・設計・デザインを担当し、「行政らしさ」と「利用しやすさ」を両立した構築をサポートしました。
メタバース空間は、主に以下の2つのエリアで構成されています。
エントランス空間

会津若松市が提供する支援や交流に関する情報を発信するエリアです。
利用者は自由に散策しながら、障がい者支援やひきこもり支援に関する制度や取り組みを気軽に知ることができます。
▶▶エントランス空間入口はこちら
あかべこ相談ルーム(個別相談室・予約制)

相談支援専門員などの有資格スタッフが対応する個別相談エリアです。ニックネームで参加できるため、安心して相談できる環境を整えています。
空間には地域の象徴である「あかべこ」をモチーフにした装飾が施され、会津らしさを感じられる温かみのある雰囲気となっています。
▶▶個別相談の申込フォームはこちら
また、「個人情報を聞かない・言わない」「相手を傷つける言動をしない」といった行動ルールを設定し、安全に利用できる仕組みを整備しています。
今後は、オンラインイベントや気軽な交流を通じて、市民同士がつながる場としての活用も予定されています。
▶▶会津若松市公式ページはこちら
お客様の声
行政分野でのメタバース活用はまだ前例が少ない中、リプロネクスト様にご相談しながら、本市らしさを出しつつ、市民の方にも親しまれ使いやすい空間となるよう努めました。
今後は利用者の声を聞きながら、より使いやすく、アクセスしやすいつながり支援の場となるよう工夫を重ねていきたいと考えています。
また、匿名性を活かした支援という特性を生かし、障がい者支援にとどまらない活用の可能性についても検討していきたいです。