メタバース
Roomiq(ルーミック)とは|特徴・活用事例・料金を解説

Roomiq(ルーミック)は、株式会社リプロネクストが提供する体験型デジタルスペースです。企業・自治体・学校のビジネス活用を想定して設計されたメタバース・プラットフォームであり、施設やサービスなどのリアルアセットを3D空間で可視化し、オンラインでも疑似体験を通じて理解と納得を深める環境を提供しています。WEBブラウザ上で動作するため専用アプリのインストールは不要で、PC・スマートフォン・タブレット・HMDなどインターネット接続可能な端末から利用できます。累計26万件以上の空間データ構築実績を持ち、自治体・企業・教育機関を中心に幅広く活用されています。
現地体験や空間理解が重要である一方、物理的制約により参加機会が限定される場合、バーチャル技術は実環境に影響を与えずに構造や工程を視覚的に再現できるため有効とされています。ただし、実体験を完全に代替するものではなく、活用目的の明確化が前提となります。本記事では、Roomiqの特徴・活用事例・料金・導入の流れについて、ご導入をご検討中の方向けに整理しています。
1. Roomiqとは何か
1-1. サービスの定義と特徴
Roomiq(ルーミック)は、「距離を超えて選択肢を体験として届ける」を基本概念とした体験型デジタルスペースです。施設・店舗・空間などのリアルアセットを3D化し、オンラインでの自己検証体験を可能にします。WEBブラウザ上で制作から更新まで完結するため、専用アプリが不要でSNSでの共有も容易です。
他のVRサービスやメタバース・プラットフォームと比較した際の主な特徴は、マルチデバイス対応による参加ハードルの低さです。PCのほかスマートフォン・タブレット・HMDなど、インターネット接続可能な端末から利用できます。また、イベントのたびに空間を再構築する必要がなく、会社・団体の継続的な情報発信基盤として運用できる点も特徴です。
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1-2. Roomiq誕生の背景

NTTグループの株式会社NTTコノキューが展開し、累計300万人以上のユーザーに仮想空間を提供してきたメタバースプラットフォーム「DOOR」を、2025年5月28日に株式会社リプロネクストが事業承継を発表しました(PR TIMES:事業承継に関するプレスリリース)。
同年7月9日に「Roomiq(ルーミック)」として新たにサービスを再開し(PR TIMES:サービス再開に関するプレスリリース)、DOORで培われた技術基盤とユーザー実績を受け継ぎながら、2026年3月に商用利用の有料化を発表し、同年4月より法人プランとして正式に商用利用を開始しています。メタバースをビジネスに活用したい会社・組織向けのプラットフォームとして本格的な展開が始まっています。
1-3. Roomiqが解決する課題
オンラインの情報発信や説明会、ウェビナー・動画配信などにおいて、参加者の反応が見えにくく情報の定着が難しいという課題は多くの組織に共通しています。また、会場費や運営コストがかかるリアルイベントは開催頻度に限界があり、地理的制約による参加機会の不均等も解消しにくい状況が続いています。Roomiqはこれらの課題に対し、場所と時間を問わずに体験型の接点を設計できる手段として機能します。
1-4. Roomiqでできること
参加者の反応が見えにくいという課題に対し、Roomiqではルーム内での音声通話・テキストチャット・画面共有に加え、拍手や笑顔などのリアクション機能が利用でき、オンラインの一方向的な情報発信を双方向の体験へと転換できます。
コストや開催頻度の制約があるリアルイベントに対しては、3D空間上に画像・動画・PDF・Webリンク・3Dモデルを配置した常時公開型のコンテンツとして運用でき、イベントのたびに空間を再構築する必要がありません。
地理的制約や担当者不在による対応漏れに対しては、24時間稼働のAIアバターを設置することで、場所や時間を問わず来訪者への継続的な対応が可能になります。
2. Roomiqの主な活用シーン
Roomiqは、自治体・製造業・教育機関など幅広い業界で活用されています。以下に代表的な活用シーンを紹介します。
2-1. 合同説明会・採用イベント

自治体が主催するメタバース合同説明会や採用イベントにRoomiqを活用することで、地理的制約を超えた参加機会を提供できます。複数の企業ブースをRoomiq上に設置し、参加者が自由に回遊しながら各社の情報を取得できる設計が可能です。地方自治体では、地元企業と求職者をオンライン上でつなぐキャリアイベントとして活用されており、移住・就労促進の文脈でも導入が進んでいます。メタバース空間内にAIキャリアコンシェルジュを導入し、求職者が自分に合った企業をAIとの対話で見つけられる取り組みも実施されています。
2-2. ひきこもり支援・相談窓口

対面・電話での相談が難しい当事者に向け、Roomiqを活用したメタバース相談窓口の設置が自治体で広がっています。自治体によるひきこもり相談窓口への活用は全国初の事例も生まれており、匿名性と安心感を保ちながら支援につながれる環境を設計できます。相談員がアバターで対応することで、来所や電話に抵抗がある当事者との接点を確保できます。
2-3. イベント・広報活動

伝統芸能の体験展示や自治体の広聴・広報活動にも活用されています。会場に足を運べない層に向けて、地域の文化・歴史資源をバーチャル空間で体験できるコンテンツとして機能します。継続公開が可能なため、イベント終了後も情報発信の場として運用を続けることができます。
2-4. 教育機関での活用

学校の授業や大学のオープンキャンパスでの活用も進んでいます。中学校の地理授業では3D地形データを空間に展開し、生徒が実際に「入って」学ぶ体験型の授業設計が行われています。DXハイスクール採択校ではメタバースを活用した授業が実施されており、教育現場でのデジタル活用基盤としての役割が広がっています。オープンキャンパスでは、来校が難しい受験生向けに施設や学部の雰囲気を空間体験として提供できます。
2-5. デジタル観光案内・地域PR

地域の観光資源や産業をRoomiqで可視化し、域外への情報発信に活用するケースも増えています。AIアバターを活用したデジタル観光案内所として運用することで、来訪者の問い合わせに24時間対応しながら、地域の魅力を体験型コンテンツとして継続的に発信できます。
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3. 商用利用・料金・導入の流れ
3-1. 商用利用の定義と有料化の背景
2026年3月9日、Roomiqでは同年4月1日より商用利用に限り有料化を実施することを発表しました(商用利用有料化に関するお知らせ)。背景には、2025年5月の事業承継以降、教育機関・自治体・企業を中心に法人・団体による活用が拡大したことがあります。高品質かつ安定したサービスを継続するため、法人向けサポートの充実、セキュリティ水準の向上、機能拡張への継続的な投資を進める体制整備の一環として、法人プランへの移行が実施されています。
商用利用とは、企業・自治体・学校・団体などの組織が、集客・採用・広報・売上創出・ブランディング・業務効率化などの目的でRoomiqを利用することを指し、金銭のやり取りの有無は問いません(利用規約 第5条参照)。
商用利用には事前申請と当社による確認が必要で、未申請の空間は予告なく削除される場合があります。個人が趣味・学習目的で利用する場合、学生個人のポートフォリオ展示、対外的な広報や集客を行わない社内検証用テスト環境などは、商用利用には該当せず引き続き無料で利用できます。
3-2. 料金体系と導入の流れ
Roomiqの商用利用における費用は、利用形態によって異なります。
新規空間を構築する場合は初期費用と月額費用が発生し、株式会社リプロネクストへの制作依頼を前提とした場合、規模にもよりますが相談から公開まで2〜3ヶ月程度が目安となっています。一方、過去に使用していたルームやテンプレート空間をそのまま活用する場合は初期費用が不要で、所定の商用利用申請を行い審査を通過すれば、月額費用のみで利用を開始できます。費用の詳細は利用内容や規模によって異なるため、個別相談対応となっています。無料トライアルやPoCについても、活用シーンや検証ポイントを事前に整理したうえで個別相談が可能です。
3-3. 公開後の運用体制
公開後は、画像やテキストの差し替えなど一部コンテンツについて自社での更新・運用が可能です。自社制作の場合は、マイページのマイルームからテンプレートを使用してすぐに制作を開始でき、運用開始までのリードタイムを短縮できます。
4. Roomiq公式チャンネルのご案内
Roomiq公式YouTubeチャンネルでは、基本操作方法のショート動画や活用事例の紹介動画を公開しています。また、Roomiq公式X(旧Twitter)アカウントでは、サービスのお知らせやメンテナンス情報をリアルタイムで発信しています。
導入前の情報収集や、最新の活用事例の把握にご活用ください。
まとめ
Roomiq(ルーミック)は、Webブラウザ上でアプリ不要で動作する体験型デジタルスペースです。採用・広報・観光・研修など幅広い用途で自治体・企業・教育機関に活用されています。Roomiqの活用や導入について、お気軽にお問い合わせください。
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