
美容室といえば日本では信号機よりも多いと言われており、店舗数が多い分厳しい競争があります。
新たにお客様を獲得するためにクーポンを発行しているお店も多いですが「クーポンがなくなったら、また他のお店に行ってしまって…」と悩んでいるオーナーの声も度々耳にします。
ポータルサイトで集客し、価格だけで見比べられるのではなく、長い目線で顧客を増やしていくためには、お客様に対して情報を発信していくことが大切です。特に、お店選びで注目されている「空間の雰囲気」を発信することは集客において重要。
そこで、お店の雰囲気を効果的に発信するツールが、Googleストリートビュー(インドアビュー)なのです。
この記事ではインドアビューとはどんなものなのか、美容室がインドアビューを導入するメリットや導入事例などをご紹介します。
インドアビューの導入を検討している美容室のオーナーの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Googleストリートビュー(インドアビュー)は、Web上で施設内を360度パノラマで紹介することができるGoogle公式サービスです。
Web上で施設内を自由に歩いているかのように閲覧できるので、お客様が事前に店舗の雰囲気を感じられるのが最大のポイント。
一般的なストリートビューでは店舗の外観しか見ることができません。しかし、インドアビューでは店内を体験することができるので、店舗の雰囲気が大切な美容室には有効なPR方法です。
また、Googleマップ上に反映されるだけでなく、自社ホームページに埋め込みなどもできるので、様々な方法でお客様に情報を届けることが可能です。
美容室がインドアビューを導入するメリットは3つあります。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
メリットの1つ目は、お店の雰囲気をリアルに伝えられることです。お客様が美容室を選ぶ基準の一つに、「お店の雰囲気」があります。
ストリートビューであれば、お店に入店しているような体験をすることができるため、文章では伝わりづらいお店の雰囲気が伝わりやすくなります。
また初めて訪れる美容室というのは緊張しがちです。しかしストリートビューであれば、実際に入店した際のイメージがつくため、お客様に安心感を持って来店していただけます。
メリットの2つ目は、Google検索で目立ちやすいことです。
ストリートビューを導入すると、店名を検索した際にストリートビューが上の画像のように掲載されます。
ストリートビューを導入していない場合と比較すると、情報が充実していることで、お客様への訴求要素が増えるため、来店促進にも繋がります。
メリットの3つ目は、ランニングコストがかからないことです。
ストリートビューは導入の初期費用以外は、月額、年間、更新費用なしで半永久的に利用することができます。
さらにストリートビューはホームページやSNSなどに自由に掲載できます。ストリートビューを活用することで、他のお店と差を付けるPRも展開できるでしょう。
初期費用だけでさまざまな方法で活用できるので、ストリートビューは集客ツールとして効果的なツールです。
ここからは実際にインドアビューを導入している美容室の事例を紹介します。
奈良県にある美容室「material」。入り口がガラス張りになっていて、外からでもお店の雰囲気が分かりやすいですね。
店内に入ってみると、ウッド調の床と温かみのある灯りがまるでオシャレなカフェのよう。手前には散髪するスペース、奥には洗髪スペースがあることがお分かりいただけます。
インドアビューでは、このようにお店の中を自由に歩き回ったり、拡大して雰囲気を感じることが可能です。
店内はウッド調を基本に観葉植物も置かれていて、隠れ家的な雰囲気が感じられます。また、キッズスペースも完備してるので、子育て中のママさんも安心して来店することが可能。
理容椅子は2つのみ設け、来店したお客さんとの空間を大切にしているのが分かります。入り口付近には「ぼちぼち営業中」との看板もあり、スタイリストさんの人柄が伺えますね。
Haircult cleverはカウンセリングから仕上げまでを全てマンツーマンで行っており、お客さん一人一人に合ったスタイルを提案しているサロンです。
店内をよく見ると、手作り感のあるカレンダーや地域で開催される音楽祭のポスターが。アットホームな空間だということが伝わります。鏡も大きくて、髪を切り終わった後の自分の変化がわかりやすいですね。
福岡県にある「ヘルブラウ ヘアーデザイン」の店舗デザインをご紹介。
スタイリストさんが美容室には見えないカフェのような空間にこだわり、本物のアンティークによってデザインがなされています。実際に愛用されてきた本物のアンティークだけが持つ温かみのある雰囲気で、家具やインテリア小物がずらり。
髪だけでなく店内の雰囲気から楽しんでもらおうというスタイリストさんの粋な計らいが伺えます。
新潟県新発田市にある「archi hair」。モダンな外観から、お店の中に入らずともオシャレな空間が伺えますが、インドアビューであればその内装までをオンラインで確認することができます。店内を見てみるとウッド調で、どこか温かみがありますね。
お客様一人ひとりが心地よい時間を過ごせるような空間だということが伝わってきます。スタイリストさんの想いがこもった空間の魅力を伝えられるのは、インドアビューだからこそできることですね。
美容室にインドアビューを導入する時には3つのポイントがあります。
それぞれ解説していきます。
ポイントの1つ目は、Googleインドアビューの認定パートナーである代理店に依頼することです。
一般の方がインドアビューを導入するとなると、専用のカメラの購入から撮影・編集・公開までと、コストも時間もかかってしまい、品質の高いストリートビューを導入することも難しいです。
しかしGoogleインドアビューの認定パートナーである代理店であれば、機材はもちろん、ストリートビューのノウハウもあるので、品質の高いストリートビューを導入することができます。
ストリートビューを集客ツールとして最大限、効果を発揮させるためにも、Googleインドアビューの認定パートナーである代理店に依頼することをオススメします。
ポイントの2つ目は、Googleインドアビューの営業電話には対応しないことです。
Googleは基本的に代理店制度をとっているため、Googleが営業電話をすることはありません。
Googleを名乗って営業電話をかけてくる人というのは、単に営業がしやすいからそう名乗っていることが多いです。そもそもGoogleインドアビューの代理店であっても、Googleを名乗ることをしてはいけません。
もしGoogleを名乗った営業電話が来たら、Googleだと信じ込まずに対応をすることが大切です。
Googleを名乗る営業電話についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご覧ください。
ポイントの3つ目は、Googleマイビジネスに登録しておくことです。
ストリートビューを導入するためには、Googleマイビジネスに登録しておく必要があります。Googleマイビジネスへの登録は無料ですし、登録後も基本的に無料で利用することができます。
Googleマイビジネスは集客ツールとしてとても有効なツールですので、まだマイビジネスを登録していないお店はストリートビューの導入と一緒にGoogleマイビジネスを活用することをおすすめします。
この記事では、インドアビューを導入するメリット・事例・導入する際のポイントをご紹介しました。
施術については体験してみないとわからない美容室では、スタイリストの技量や値段と同じくらいお店の雰囲気を伝えることは大切です。
インドアビューは導入に初期費用はかかりますが、ランニングコストはかからないので、集客のツールとしてとても有効なツールです。
弊社(リプロネクスト)でもストリートビューの撮影から公開までをサポートしておりますので、詳しく知りたい方はこちらから実績などをご覧ください。