一般社団法人FLAP(みなかみ町)|移住支援サイトに対話型AIコンシェルジュ「NOIM」を導入。現実をフラットに伝え、移住検討者の思考を整理する
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#移住 #自治体
株式会社リプロネクストは、みなかみ町及び一般社団法人FLAPと連携し、みなかみ町公式移住支援サイトに対話型AIコンシェルジュ「NOIM(ノイム)」を導入いたしました。「いつか移住したい」という段階で検討が止まりやすい層に向け、仕事・住まい・雪・家族の合意といった複数の論点を対話で整理し、オンライン相談や現地訪問への一歩を支援します。
背景・課題
みなかみ町では、移住支援サイトへの一定の閲覧はあるものの、オンライン移住相談の申し込み件数はアクセス数に比べて限られており、乖離が見られました。「自然の中で暮らしたい」という漠然とした憧れを持ちながらも、仕事・収入・住まい・雪・医療・家族の合意形成といった複数の不安が整理できず、「いつか移住したい」という段階のまま検討が止まるケースが少なくありません。
みなかみ町と他の候補地を比較する軸を持てないまま「結局よく分からない」と離脱してしまう構造があり、こうした「意思決定の詰まり」を対話型AIが解きほぐしていくことを狙っています。
実施内容
■みなかみ町公式移住サイト
https://www.minakami.work/
移住NOIMの設計
移住NOIMは、みなかみ町公式移住サイトに設置されています。「今どこで迷っているか」「何が一番不安か」を短い対話で明らかにし、仕事・住まい(アパート・古民家・二拠点)・交通・雪・家族の合意形成といった論点を言語化します。
一般社団法人FLAPの相談現場が大切にする「現実をフラットに伝える」「移住はゴールではなくスタート」「結論を押し付けない」の三原則を対話構造に反映しています。クマの出没や雪かきの大変さ、車が必要なエリアの現実も同じ比重で伝え、場合によっては他地域を勧める選択肢も提示します。最後はオンライン移住相談の予約や現地訪問など、次の一歩となる行動候補を提示します。
計測指標
本導入では、移住サイトへのアクセスからNOIMとの対話開始に至る率、平均会話ラリー数、オンライン移住相談への申し込み率を主な指標として計測します。会話ログとGA4を組み合わせ、どの問いかけや情報提示が相談行動の後押しにつながっているかを可視化し、サイトコンテンツの改善に活かしていきます。
今後の展望
今回の取り組みを通じて、「漠然とした憧れ」を持つライト層の移住検討を前に進めるモデルを検証します。FLAPが現場で蓄積してきた相談ノウハウをNOIMの対話設計に反映し、「ミスマッチを減らし、移住後の定着につなげる」支援の在り方を模索します。