不動産・住宅向け|「インタラクティブバーチャル内覧」来場前の意思決定を設計する
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#住宅
株式会社リプロネクストは、不動産・住宅分野において、3Dモデルを活用したインタラクティブバーチャル内覧を開発しました。空間体験と仕様検討を同時に設計できる構成となっています。
背景
来場前の体験設計が不足している構造
住宅検討者の多くは、来場前にWebや資料で情報収集を行います。しかし写真や図面では空間の広さや素材感を十分に伝えることができず、来場意欲の形成につながりにくいケースがあります。情報は存在しているが、体験として届いていない状態が続きやすい構造です。
仕様選択が担当者の説明に依存している
床材・キッチン・壁紙などの仕様選択は、住宅購入において重要な意思決定のひとつです。従来はサンプルブックや担当者の説明に依存することが多く、組み合わせのイメージを顧客自身が主体的に確認しにくい構造がありました。
コンテンツの内容
歩行可能な3D空間の構築
室内を自由に歩き回りながら空間を確認できるVRバーチャルツアーを制作しました。WASDキーと矢印キーの操作で視点移動と視界調整が可能な設計となっており、静止画VRとは異なり動線や奥行きを体感できます。
リアルタイム仕様変更機能
床・キッチン・壁の色や素材を、画面上のクリック操作で切り替えられる機能を実装しました。担当者の説明に依存せず、顧客自身が組み合わせをその場で確認しながら検討できる環境を設計しています。この仕様変更の仕組みは住宅以外の分野にも応用が可能であり、インテリア・商業空間・設備選定など幅広いシーンへの展開が想定されます。
応用可能性と今後の展開
本制作で実装した3Dモデルの主体的操作・仕様変更の仕組みは、住宅に限らず展示施設・ホテル客室紹介・観光施設など様々な分野に応用できる設計となっています。照明切り替えによる昼・夜の雰囲気体験やカーテン自動開閉などの演出機能、UIカスタマイズや外部リンクへの回遊設計も組み合わせることができます。
さらに、対話型AIコンシェルジュを導入することで、3D空間を体験しながら疑問が生じた際にその場でAIに質問できる構成への展開も可能です。空間体験と対話を一体化させることで、来場前の段階から顧客の検討をより深く支援できる環境を設計できます。
移動マップの導入やコスト最適化も開発視野に入れており、Webサイトへの埋め込みによって既存の集客導線にそのまま組み込める構成を前提としています。
■体験リンク
VRバーチャルツアーの体験は、こちら
まとめ
今回の開発では、歩行可能なインタラクティブバーチャル内覧を通じて、来場前の段階から顧客が主体的に空間を検討できる環境を設計しました。体験の提供にとどまらず、意思決定を前に進める構造として機能させることが、設計の核心となります。