鹿児島大学教育学部附属小学校|英語授業向けメタバース制作
#メタバース
#学校・教育機関 #学習

株式会社リプロネクストは、鹿児島大学教育学部附属小学校様において、高学年の児童が外国語学習で使用するメタバース空間を制作しました。
DATA
クライアント名
鹿児島大学教育学部附属小学校
背景・課題
学校における授業や学習体験は、教室や時間割といった物理的な環境に強く依存しており、対面中心の運用によって参加機会が制限されやすい状況があります。実習や体験型の学びを十分に提供できないケースもあり、学びの内容やプロセスが外部に伝わりにくく、学習者同士や教員との関係性が希薄になりやすい側面があります。
こうした背景から、教育機関には学習体験の質を継続的に高めながら、時間や場所に左右されない学習接点をどのように設計するかが求められています。
このような状況に対して、バーチャル(メタバース/VR)を活用することで、教室や実習環境を仮想空間上に再現し、講義・演習・グループワークなどを空間内で行える点が有効とされています。対面授業を補完しながら体験型の学習を提供できる一方で、すべての授業を置き換えるものではなく、教育目的に応じた使い分けが前提となります。
取り組み内容について
パソコンやスマートフォンからアプリレスで接続できる、株式会社リプロネクストが提供するブラウザベースのメタバースプラットフォーム「Roomiq」を使用し、学習用途に合わせた空間を構築しました。
空間はショッピングモールを再現し、フードコート/スーパーマーケット/観光案内所/フリースペースを用意しました。生徒の皆さんが親しみやすさを感じられるよう、やわらかい印象に仕上げています。


また、メタバース空間のイメージに合わせ、着せ替え可能な外国人アバターも制作しており、ルーム内で選択すると簡単にアバターを変更できます。


メタバースは、外国語の授業の冒頭などで活用されており、児童と先生が英語でコミュニケーションを取りながら、授業内容へとスムーズに移行するオーラル・イントロダクションの役割を担っています。
5月26日の公開授業の様子
2023年5月26日(金)に鹿児島大学教育学部附属小学校様にて『令和5年 鹿児島大学教育学部附属小学校 公開研究会』が行われ、外国語科の公開授業にて今回制作したメタバース空間が紹介されました。


当日は、鹿児島国際大学の学生31名にフードコートの店員役として協力いただき、児童たちはお客さん役として英語で注文をしていました。
先生からは「普段の授業では発言をしない児童も、メタバースでは積極的に話している姿が見られてよかった。」、公開授業に参加した関係者からは「英語学習だけでなく、不登校・引きこもりの現場でもメタバースが活用できると感じた」との声をいただきました。


※VRヘッドセットの使用に際しては、鹿児島大学教育学部附属小学校による管理のもと、安全に考慮した使用時間・環境で使用しています。
担当ディレクターから一言
今回は小学校でのメタバース活用ということで、生徒の皆さんが使用している端末とwifi環境の状況を考慮し、動作を軽くする等の工夫をしながら空間を制作。テスト空間にて体験授業をいただいた後、フィードバックの内容をふまえて実空間を制作し、微調整を重ねて完成しました。
生徒の皆さんにとって使いやすく、楽しみながら英語の習得につながることを意識し、企画・ディレクションを行いました。5月26日に行われた公開授業にて、体験した生徒から「英語の授業が楽しくなった!メタバースを作ってくれてありがとう」と言われた時は、嬉しくて泣きそうになりました。
公開授業を経て改善点はまだあることがわかったので、今後も教育現場で有効活用していただけるようアップデートしていきたいと考えています。