福井県、男性育児休業の理解促進に向けた「育休体験型インタラクティブVRコンテンツ」を公開

～先輩パパママの知見をVRで学べる新しい育休支援施策～

株式会社リプロネクスト（代表取締役：藤田 献児　以下、リプロネクスト）は、福井県が推進する男性育児休業支援施策の一環として、育休中の不安や課題を解消するための「育休体験型インタラクティブVRコンテンツ」を制作しました。

背景・課題

男性の育児休業取得が進む一方で、パートナーの産褥期に関する理解不足、育児に関する知識不足、育休中の生活イメージの欠如による心理的不安など、育休取得者が抱える課題は多岐にわたります。福井県では、こうした課題を解消し、家事育児の分担やメンタルケアへの理解を深める学習環境が必要とされていました。先輩パパママの声やリアルな生活シーンを取り入れた教育手段への期待が高まっていました。

プロジェクトについて

本プロジェクトでは、福井県が提示した「男性育休中の1日の流れ」をもとに、ユーザーがシーンに沿って学べるインタラクティブVRコンテンツを制作しました。玄関・リビング・キッチン・寝室・浴室などを360度撮影したモデルルームを舞台に、育児の実際を体験できる環境を構築。キャラクターアニメーションによる会話表示、補足説明のポップアップ、関連動画への遷移など、学習理解を深める多層的な仕組みを組み込んでいます。

ストーリーは「育休スタート」から「産褥期を知る」「食事の工夫」「お風呂タイム」「日々の会話」「サポートの活用」まで、育休中に直面するテーマを網羅し、ユーザーが自身のペースで必要な情報を取得できる構造を設計しました。

さらに、本コンテンツはPC・スマートフォン・タブレットに対応するレスポンシブデザインを採用し、直感的に操作できるUIを実装。公開後は、育休開始前の男性が実際の生活をイメージしながら学べる体験型ツールとして、「ふく育」をはじめとする福井県の子育て支援施策内で活用されています。

今後の展望

リプロネクストは、本プロジェクトで得た知見をもとに、行政・企業における育児支援や研修領域において、より分かりやすい体験型コンテンツの提供を強化してまいります。

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