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バーチャルツアーができる美術館・博物館・水族館14選まとめ

バーチャルツアーができる美術館・博物館・水族館14選まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響で、海外への移動はもちろん、国内でも美術館・博物館・水族館のような人が集まる空間に行くことが難しくなりました。

そんな中、自宅にいながらもオンライン上で芸術品を鑑賞できたり、博物館を巡っているような感覚になれる「バーチャルツアー」を活用した施設が増えていることをご存じですか?

体験者側はどこにいても体験気分を味わえ、施設側はプロモーションに使えるということで今、注目を集めている表現方法なのです。

この記事では、美術館・博物館・水族館がバーチャルツアーを活用するメリットと、実際の導入事例をご紹介します。

「コロナ禍でどのように美術館の魅力を伝えたらいいかわからない」「効果的なプロモーション方法が知りたい」とお考えの方はぜひご覧ください。

新型コロナウイルス感染症の影響が各所に及んだ時期、人々の移動が制限され、多くの場所へのアクセスが難しくなっていました。

しかし、そんな状況を乗り越え、現在ではリアルの活動が徐々に復活しつつあります。その中で、海外旅行や施設訪問を計画している方々が直面する「現地の雰囲気を事前に知りたい」「失敗したくない」といったニーズに応える仕組みとして、バーチャルツアーが注目を集めています。

1.バーチャルツアーとは

バーチャルツアーとは、360°の視点でリアルな空間を自由に移動できるVRコンテンツのことです。実際の施設を撮影して制作する方法と、CGを駆使して架空の空間をつくり出す方法があります。Googleストリートビューの体験版といった感覚で、まるでその場を訪れているかのような疑似体験が可能です。また、これらのツアーには動画やテキスト情報を盛り込むことができ、オンライン体験ならではの付加価値を提供します。

2.導入のメリット

まずは美術館・博物館・水族館がバーチャルツアーを活用するメリットをご紹介します。

2-1.明確な来訪イメージを提供

バーチャルツアーを活用することで、初めてその施設を訪れる方にも具体的な来館イメージを提供できます。

初めて訪れる地では、視覚的な情報の確認が特に大切です。そのため、こうしたリアルな情報共有はユーザーに安心感を与え、施設選択を決定付ける重要なツールとなります。

2-2.広範囲へのPRが可能

バーチャルツアーは国内外問わず幅広いユーザーへアプローチできるのが特徴です。

文字や写真だけではとらえきれない空間の魅力を、360°画像や動画の形で伝えることができます。特に旅行の計画段階で閲覧者への訴求力が高い点は見逃せません。

2-3.持ち運べる空間として多様に活用

施設を物理的に移動させることは不可能ですが、バーチャルツアーであればオンライン上に施設空間を再現することが可能です。

これにより、商談やプロモーションイベント、または遠隔地での展示会など、多彩なシーンで活躍します。

3.バーチャルツアーができる美術館5選

3-1.東京国立近代美術館

東京国立近代美術館
出典:Google Arts & Culture

東京国立近代美術館は、Googleが提供しているサービス「Google Arts & Culture」にて館内の様子を公開しています。

一部、モザイクがかかっている作品もありますが、美術館を独り占めしているかのようにゆったりと作品を見ることが可能。海外アートから日本画まで、様々な美術品に触れられます。

3-2.IJC MUSEUM

IJC MUSEUM
出典:IJC MUSEUM 公式サイト

こちらは、仮想空間にCGで作り上げたバーチャル美術館。訪日外国人向けに作られており、日本を代表する現代アーティストの作品を紹介しています。

総勢7組のアーティストの作品が展示され、MAPを表示させると見たいアーティストのフロアへと移動できます。

さらに特徴的なのは、作品自体を自分の見たい角度に動かして鑑賞ができること。現実では見られない角度から作品に触れられるのはバーチャル空間ならではです。

3-3.大原美術館

大原美術館
出典:Google Arts & Culture

岡山県にある大原美術館も「Google Arts & Culture」にてバーチャルツアーを公開しています。近現代美術を中心にコレクションを所蔵しており、モネやエル・グレコなどのヨーロッパを中心とした貴重な作品が多数展示されています。

バーチャルツアーだからこそ、作品を鑑賞するだけでなく、美術館に漂うレトロモダンな雰囲気まで楽しむことができます。

3-4.ルーヴル美術館

ルーヴル美術館
出典:ルーヴル美術館 公式サイト

世界3大美術館に数えられ、世界中から観光客が集まるパリのルーヴル美術館。
そんなルーヴル美術館の公式サイトには、バーチャルツアーが掲載されています。

詳細の説明が付いている作品もあり、じっくりとルーヴル美術館の魅力を堪能することができます。いつか行ってみたいと願う場所も、オンラインであれば一瞬にしてアクセスできるのです。

3-5.メトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館
出典:Google Arts & Culture

ニューヨークにある世界最大級の美術館・メトロポリタン美術館。
いつもは世界中から人が集まる美術館であっても、独り占めして鑑賞することができます。

メトロポリタン美術館では、360度動画を使ったバーチャルツアーも公開しており、こちらは静止画のタイプとは違い、日常の美術館を臨場感を持って疑似体験できます。

4.バーチャルツアーができる博物館4選

4-1.国立科学博物館

国立科学博物館
出典:国立科学博物館 Matterport

国立科学博物館は、コロナ禍で外出を控えている方にも”かはく”のコンテンツを楽しんでもらえるようにと、ホームページ上にてバーチャルツアーを公開しています。

バーチャルツアーを使いながら展示解説をしている動画と合わせて見ることで、より深く学べ、楽しめるようになっています。

4-2.東京国立博物館

東京国立博物館
出典:Google Arts & Culture

東京国立博物館は「Google Arts & Culture」を使って、国宝「観楓図屏風」や国宝「普賢菩薩像」を始めとする所蔵品を紹介しています。

「観楓図屏風」は70億素の超高解像度で撮影し、肉眼でも見られないような細部まで見ることができます。

画面左下に出てくる作品タイトルをクリックすると、詳細情報を見ることもできます。

4-3.スミソニアン国立自然史博物館

スミソニアン国立自然史博物館
出典:スミソニアン国立自然史博物館

ワシントンD.C.にある「スミソニアン国立自然博物館」は入場無料の博物館ですが、オンラインでもバーチャルツアーとして全世界に無料公開しています。
画面右上にはマップが表示されていて、自分が今どの位置にいるのかも一目で見ることができます。

エントランスには大きな象の模型があったり、様々な生き物の骨が展示されているエリアがあるなど、ダイナミックな展示が豊富であることがわかります。

4-4.富山市科学博物館

富山市科学博物館
出典:自然人.net

富山県にある富山市科学博物館は、富山の自然を通して科学の面白さを学ぶ施設です。

山・海・川など、それぞれの展示ゾーンが360度画像で紹介されていて、空間の広さや雰囲気を一目で知ることができます。

詳細に全てを見せるというのではなく、全体の雰囲気を伝えたいという場合はこのような表現もできますね。

5.バーチャルツアーができる水族館5

5-1.長岡市寺泊水族博物館

新潟県にある長岡市寺泊水族館は、ホームページリニューアルに合わせてバーチャルツアーを公開しました。

1階、2階、ペンギン広場とフロアごとに分けて紹介しています。魚たちが水槽の中で泳ぐ様子がリアルに伝わってきます。

来館前の予習や、行った後に思い出を振り返るなど様々な使い方ができます。

5-2.しまね海洋館アクアス

しまね海洋館アクアス
出典:しまね海洋館アクアスバーチャルツアー

島根県にあるしまね海洋館アクアスは、ホームページに「バーチャルアクアス」を公開中。

ボタンやアイコンに日本語表記で説明が加えられているので、バーチャルツアーに初めて触れる人にもわかりやすい導線作りがなされています。

水槽に向かうと、どんな魚が泳いでいるのかわかる説明があったりと、情報が充実しているので、社会科見学の授業でも活用できそうです。

5-3.美ら海水族館

美ら海水族館
出典:Googleストリートビュー

美ら海水族館のある海洋博公園も、Googleストリートビューでバーチャルツアーを公開しています。

海に隣接している開放的な立地や、広大な敷地を360度画像で確認することができます。

写真だけでは伝えにくいスケール感を届けたい場合に、バーチャルツアーは有効的です。

5-4.加茂水族館

加茂水族館
出典:Googleストリートビュー

幻想的にクラゲが揺れる大水槽が有名な、山形県の加茂水族館もGoogleストリートビューで館内の様子を発信しています。

エントランスから屋上まで見ることができるので、実際に訪れているかのような気分を味わえます。

美しくライトアップされたクラゲたちはとても幻想的。現地であればその場にずっと立ち止まることは難しいですが、バーチャルツアーであれば時間を忘れて眺めることができます。

5-5.国立水族館

国立水族館
出典:国立水族館 Matterport

アメリカのボルチモアにある国立水族館です。全6フロアに分かれていて、移動することで様々な雰囲気を楽しむことができます。

所々にVR動画や動画が埋め込まれており、貴重な餌やりのシーンや水族館ができるまでの工事風景など、普段は見ることができない様子も含めて水族館を丸ごと楽しむことができます。

6.まとめ

リアルとオンラインを融合したプロモーション手法として、バーチャルツアーは今後さらに進化していくと考えられます。
施設の魅力をわかりやすく伝え、来訪者に安心感と期待感を与える有効な手段です。
リプロネクストでは、美術館・博物館・水族館をはじめ、さまざまな施設向けにAR/VR・メタバース活用を提案しています。
事前体験型のプロモーションを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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