
5Gの登場により、最近ではVRや360度動画などの革新的な技術を目にする機会が増えてきました。しかし、VR映像は専用のVRゴーグルを使用しないと楽しめないというのが難点です。
もしVRゴーグルを使わずにVR映像を届けることができたら、イベントなどでお客様に気軽に楽しんでもらえますよね。
そこで、この記事ではVRゴーグルなしでVRを楽しむ方法を最新事例を交えながらご紹介します。全部で4種類の事例をご紹介しているので、気になるものをチェックしてください。
「PlayStation VR」「Oculus Rift」「Oculus Quest」など、次々とVRを楽しむためのデバイスが登場しており、VRゴーグルを使用したVR体験を開催する企業も増えてきています。
ハイエンドのものから、安価のものまで様々なVRゴーグルがありますが、実はVRゴーグルなしでもVR映像を楽しめることをご存じでしょうか。
今回は、VRの新たな楽しみ方についてご紹介します。
VRゴーグルを使わずにVR映像を楽しむことができれば、VR体験を複数人で同時に共有することも可能です。
イベント等で活用すると絶大なインパクトを残し、大いに盛り上がること間違いなしです。
VRゴーグルなしでVRを楽しめる最新事例は以下の4つです。
・3D視聴を可能にするiPhoneケース
・HOLOMR
・WV Sphere 5.2
・MK PLAYER360
それぞれ詳しく見ていきましょう!
最新事例一つ目は、「3D視聴を可能にするiPhoneケース」です。
その中でもMOPIC社の「Snap 3D」をご紹介。
これは普段iPhoneケースとして利用できるもので、3D視聴をしたいときのみケースの表裏を逆向きに取り付けることで、iPhoneケースから3D視聴ケースに早変わりする優れものです。ケースに特殊な素材を使用しており、その素材を通して画面を視聴することで立体的な映像に見えます。
3D視聴をしたい場合は専用のアプリで、目の間の距離を計測することで、その人に最適な映像を映し出してくれるのです。
価格も3,000円ほどで購入が可能ですので、お手頃だと言えるのではないでしょうか。
■Snap 3Dの購入はこちら
最新事例二つ目は、「HOLOMR」です。
このHOLOMRは、VR体験をしているユーザの目の前にホログラムを使用してVR空間を映し出すことで、他の人も同様のVR体験を楽しむことが可能な画期的な技術です。
今までのVRでは、VRゴーグルを装着している人しかVR空間を楽しむことができませんでしたが、このHOLOMRによってVR体験を共有できるようになりました。
実際に韓国のイベントで「HOLOMR」が活用されました。リズムゲームを投影したり、歴史上の偉人たちがあたかもそこで話しているかのような演出をしたりと、観客からの注目を大いに集めました。
今後のVRの可能性を拡げてくれる技術ですね。
最新事例三つ目は、「WV Sphere5.2」です。
WV Sphere5.2は、大きな半球状のディスプレイに映像を投影することで、まるでVR映像を見ているかのような体験をすることができます。
また、WV Sphere5.2は映像のみならず、それに連動して座っているシートが動くことで、よりリアルに映像に没入することができます。
世界の絶景をドローンの目線で体験するようなアクティビティなどに活用されています。
WV Sphere5.2は、もともとはエンターテイメントの目的で制作されたわけではなく、社会問題の解決に役立てるために制作したそうです。
スポーツのトレーニング、ヘリコプターや飛行機の訓練、また統合失調症の認知機能の改善などに貢献しています。
そのうえ、他のVR技術だとVRによる目への負担から視力低下を危惧し、子ども(13歳以下)の使用制限があるのですが、このWV Sphere5.2では子どもも安全に使用可能なところが魅力の一つです。
最新事例四つ目は、「MK PLAYER360」。
こちらは、世界初の360°VRプロジェクターで、スペインにあるBloomX社が開発したものです。
MK PLAYER360は、壁や天井などの空間全体に動画を投影することで、プロジェクションマッピングによる没入体験を味わえるというもの。
サイズは車で持ち運び可能な大きさで、映像の操作はスマートフォンのアプリから行えるので、簡単に補正や設定の変更ができます。
空間全体に映し出されるので、大人数でもVR体験が楽しめそうですね。
■MK PLAYER360 公式サイトはこちら
この記事では、VRゴーグルなしでVRを楽しむ方法を最新事例を交えながらご紹介しました。
VRは没入感が非常に高い点が魅力ですが、VRゴーグルをつけるのが面倒に感じる人もいるでしょう。その悩みを解決することができるのがVRゴーグルを使わない方法です。
VRゴーグルを使用しなくても、VRを体験できる技術が徐々に開発されています。個人でしか楽しめなかったVR体験をみんなで共有できるようになり、楽しみ方にも幅が生まれているので企業のイベントなどでも使いやすく盛り上がりやすくなっています。
今後、VRゴーグルなしでも体験できるデバイス・コンテンツが増えるかもしれませんね。