
いまVRによって、アートの可能性が大きく広がっているようです。VR空間に絵を描くVRアートなど、これまでになかったアートが生まれつつあります。リアル×バーチャルのアート。興味が湧いてきませんか?
目次
VR(バーチャルリアリティ)とは、限りなく現実に近い感覚を体験できる技術です。VRをアート分野と組み合わせることにより、現実ではないものを現実と近い感覚で体験できたり、仮想空間を使った表現が可能になったりするんです。
つまり、アートの可能性がリアルな世界・空間だけではなくバーチャルな空間にまで広がっているんじゃないかなと思います。
今回は、そんな「VR×アート」の可能性を皆さんに感じてもらうために、いくつか事例をご紹介します。
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出展:PHOTON
こちらはイトウケイスケさんの作品、「PHOTON」。鑑賞者が謎の惑星の中を自由自在に冒険し、PHPOTONと呼ばれる生き物に出会いながら塔の頂上を目指していくという体験型のVRアートです。
惑星の美しい姿ももちろんですが、こちらの世界に没入し、作品の中の人物や現象と相互に影響し合いながら変化していく不思議な世界を楽しむことができるんです。
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次は、なんともやわらかいVR空間のアート。バーチャル空間の中の柔らかなアニメーションの数々と「オタワムレ」る体験によって、人々に安らぎを与えるのだそう。
光の玉や、大きなソフトクリーム、分厚い唇など、個性的な世界に入り込み、日々の喧騒を忘れさせてくれるような作品なのかなと思います。
何も考えず「オタワムレ」る時間、確かにいいかもしれないですね。
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こちらは視覚障がい者向けの芸術鑑賞VRコンテンツ。使用するのはヘッドセットではなく、グローブ。作品に触れているような感覚を得ることができ、手で触ることで芸術作品を鑑賞することができるんです。
これまで、実物にはもちろん触れることができず、芸術作品を実物とは程遠い模型等で鑑賞していたそうですが、この技術を活用することによって「本物」の芸術に触れることができる。なんだか感動してきませんか。
これまでの芸術作品の鑑賞方法もVR技術によって変化しているのですね。
■東京国立美術館
■スミソニアン美術館
いかがだったでしょうか。VRの技術により、アートの可能性が大きく広がって見えませんでしたか?「アート=本物主義」的な価値観ももちろんあるとは思いますが、アートによって広がる可能性にもぜひ注目してみてはいかがでしょうか。