リプロネクスト CEOブログ

起業

オールドスタートアップという戦い方

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

「スタートアップ」と聞いて、どんな姿を思い浮かべますか?
数人のチームで、東京の一室から始まって、資金調達を繰り返しながらスピードで成長していく。
そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。

でも、リプロネクストはちょっと違う道を選びました。
会社9期目にして、初めてエクイティでの資金調達を進めています。

このやり方に名前をつけるなら、「オールドスタートアップ」。
(勝手に自分がつくった言葉です)

創業から数年、しっかり土台を築いてからアクセルを踏む。
そんな選択があってもいいと思ってます。

地方で事業をしていると、すぐにスケールさせるよりも「信頼を積み上げる時間」が必要になる。
地元の人たちと関係性をつくって、土地や技術、人の個性を活かしていくビジネスは、どうしても時間がかかる。
だから、最初から急成長を狙うよりも、じっくり耕してから一気に伸ばす“種まき型”のやり方が合っていると感じています。

人口減少と向き合うなら地方の方が勝てる

リプロネクストは、インターネットを通じて「疑似体験」と「気軽なコミュニケーション」をテーマに、XR・メタバース・AIといった技術を活用しながら、社会の課題を解決する会社です。
いわゆるIT企業ですが、本社は新潟。
「なんで東京じゃないの?」と聞かれることも多いですが、理由はシンプルで、僕たちが解こうとしている課題が“人口減少”だからです。

東京に住んでいたときは正直、人口減少って全然実感なかったです。
でも新潟に戻ってみて、商店街のシャッターが閉まっていく様子や空き家になっていく町の風景を見て、「これは本当にやばいな」と思いました。

創業する時には細かいことは何も決めていなく、あったのは「社会で一番インパクト出せる事業をやる」ということだけでした。


その中で当時危機感があったのが人口が減ると、経済は縮小していくという現実でした。
だから、物理的な距離を超えて経済や人の流れをつくる仕組みが必要だと考えて、まずはVRから事業をスタートしました。

過去9年の経験を活かしてここからスタートします

ここまでリプロネクストは自己資本でやってきました。
最初はひとり。バイトを週5でしながら生活し、2年目もひとり。
3年目から少しずつ全国の案件が増えて、チームもできてきて、6〜7年目はコロナもありながら会社としても成長してきた。


でも正直、「社会で一番インパクト出せる事業」という創業時の思いにはまだ届いていませんでした。


そんなときに父が癌で亡くなりました。
人生についてはもともとよく考えるタイプでしたが、改めて自分の原点に戻って、「今のままでいいのか?」と強く思いました。


もっと本気でやらなきゃいけない。
そう思ったと同時にAIのビックウェーブが来て、「これは時間の概念すら壊せるかもしれない」と思いました。


そこから社内で「えーあいだー!!」と言って開発を進めて、さらにNTTグループが保有していた20万空間を持つメタバース「DOOR」を手放すと聞いて、「お金はなんとかするから買うぞー!」とチームに宣言して半年ほど粘って交渉を続けて、ようやく取得して、「Roomiq」が生まれました。


今ようやく、土台が整ってきたと感じています。
開発はまだまだこれからですが、やろうとしていることが実現できれば、新潟にとっても、日本にとっても大きなインパクトを出せると信じています。


だからこそ、ここからはスピードを上げて動いていきます。
リプロネクストは、スモールビジネスからオールドスタートアップに生まれ変わります。



社会で一番インパクト出せる事業をやっていきます。

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