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高校・大学生向けに経営とお金について講演してきました
こんにちは、リプロネクストの藤田です。
今日は、新潟にある開志専門職大学で、新潟大学・開志専門職大学・新潟商業・新発田商業の学生に向けて授業を行ってきました。(現地は約20名でオンデマンド入れると約300名が参加してくれました)

会計について学ぶ授業だったので起業・経営についてをお金をからめて話してきました。
ざっくり会計部分で内容を書くと、私の経験で実際にあった場面でどう対応するかについて考えてもらうものでした。
1.起業時に顧客がいなくお金もない時にどうしたか?
これは、最近情報が多いからか?聞いたら6割くらいの学生がVC(ベンチャーキャピタル)から投資してもらうという回答でした。今の学生のイメージは起業=VCから資金調達なんですね。
ちなみに私が8年半前に会社を創った時には、「週5でアルバイトする」という決断で乗り切りました。
これは正解がないと思いますが、投資を受けたから成功できるわけでもないですし、世の中では投資を受けていない会社の方が圧倒的に多いので、1つの参考になったら嬉しいです。
2.仕事のチャンスが来たけど、この仕事を受けるには新たな機材が必要、でもお金がない時にどうするか?
学生の答えは「デットで調達する(銀行から融資をしてもらう)」が一番多かったですかね。
これも実際にあった話で、当時はVR関連の仕事を警視庁様から相談をもらったんですが、仕事を受けるには360度カメラや専用PCなどが必要でした。
でも、会社に余裕がない中で現金を使うのは困る…
という中で、実際にデットで調達をして機材など揃えて仕事を受けました。結果的には、この警視庁様の実績を見て法務省様から「刑務所バーチャルツアー」を依頼されるなど、この判断をして良かったです。
とは言え、初めて借金をする時は恐いのもわかります。
感覚として借金は背負いたくないと思うのも理解できますが、実際には投資以上の効果があったのでこれも良い判断だったと思っています。
3.普段、利用していたプラットフォームがサービス終了を宣言。対応をどうする?
ちなみにそれぞれの質問は4択で答えてもらう形式で、事前に会社紹介もしているという前提ですが、学生の答えは「プラットフォーム運営会社に譲ってもらえないか交渉する」でした。
これは、直近であったRoomiq(旧DOOR)をNTTグループから事業譲受したことについての事例です。
ここは具体的な話が紹介できないのですが、簡単に言うと可能性を狭めないことの重要性について話をしてきました。
サービス終了すると聞いた時に受身だと「そっかぁ」と思いますが、前のめりに考えれば「何とか残せないか?」思えます。
私も実際に旧DOORが終了する時に、「これだけ多くの方が使っているプラットフォームは大切なので残したい!」と思って相談など行ってきました。
授業の最後には、Roomiq(ルーミック)を使ってビジネスアイデアを考えてみよう。というグループワークを行ったのですが、色々なアイデアが出ておもしろかったです。
今日、参加した学生が将来「あの人の話聞いたことがある!」と自慢できるような存在になりたいなと思います。