リプロネクスト
未来をつくる仕事:朝礼で全体共有で話したこと
こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。
今日は会社内で、自分がひとつプレゼンを行いました。
伝えたかったのは、「未来をつくる仕事をしよう」というメッセージです。
有名な話ですが、ある靴屋のセールスマン2人がアフリカに行ったときのこと。
1人は「アフリカはみんな靴を履いていないから売れません」と言って帰ってきました。
もう1人は「アフリカはみんな靴を履いていないからチャンスです」と言って帰ってきた。
この話、実は自分にも少し重なる、悔しい経験があります。
自分が新卒で入社したのは2012年。渋谷にあるベンチャー企業で、日本で初めてモバイル(ガラケー)の進学サイトを立ち上げた会社でした。
当時は、スマホユーザーが全体の3割ほどで、まだガラケーユーザーの方が多かった時代。
そんな中、自分は専門学校や大学に対してスマホサイトの提案をしていましたが、よくこんなことを言われました。
・スマホよりパソコンの方が画面が大きいから、スマホは流行らない
・今のパソコンサイトをスマホで拡大すれば見られるし、専用サイトはいらない
・志望度が高い学生なら、どんなサイトでもちゃんと見るから、スマホサイトとかSNSは不要
・ガラケーの方が文字が打ちやすいから、いずれみんなガラケーに戻るでしょ
これ、当時を経験した人ならピンとくるかもしれませんが、今の20代にはちょっと想像しにくいかもしれませんね。
当時の自分は「スマホの方が便利なのは間違いない」と思っていましたが、データや実績がなかったことで、自信を持って押し切ることができませんでした。
そして数年後、スマホの普及率は80%以上になり、スマホサイトを持っていない会社を探す方が難しくなるほどの時代に。
あのとき信じて動いていれば…と、悔しさが残っています。
もし、タイムスリップできるなら誰もがあの頃に戻って、スマホアプリを開発したり、スマホ関連のビジネスを始めるはずです。
だからこそ、自分自身にとって悔しいのは、目の前に“見えていた未来”があったのに、「データがない」という理由で信じきれなかったこと。
スマホが普及してから「やっぱりそうだったんだ」と判断する…まさに、アフリカに行って「売れない」と帰ってきたセールスマンと同じでした。
リプロネクストが取り組んでいる「デジタルスペース × AI」の分野も、今はまだ周囲から「Zoomで十分じゃない?」「必要性がわからない」と言われることがあります。
でも、子どもたちが日常的にやっているゲームはすでに3D。
採用活動や、ひきこもり支援の相談窓口が、メタバースの中で生まれ始めています。
新卒時代にスマホシフトの波を見誤った悔しさがあるからこそ、今、自分には「Roomiq」のプラットフォームでチャンスをつかむ覚悟があります。
まだ景色が見えていない人が多いこのタイミングだからこそ、自分たちは『未来の仕事をつくる』ことを、実現していきます。