リプロネクスト
メタバースではなくデジタルスペースという考え方
こんにちは、リプロネクストの藤田です。
ここ1ヶ月はVC・事業会社・自治体との打ち合わせが多かったです。
その中で、「メタバース」という言葉の難しさとおもしろさを感じています。
同じ言葉でも相手によって連想されるイメージが変わります。
例えば、VCだと「トレンドからズレている」と言われることも多いです。
ハッキリとは言わないですが、明らかに態度に出す人がいて自分は性格が嫌なので「浅い考えだな」とか思っちゃいます。(さすがにハッキリとは言わないですが)
事業会社だと価値を感じてくださる会社と「自分には関係ない」とすぐに思う方の二極化を感じます。
そして自治体の方の二極化している印象ですが、元々予算が振ってきたからメタバースを導入した感じの地域だとほったらかしという感じになっていますし、反対に課題解決としてメタバースを導入してくれた地域からすると凄く前向きな反応をしてくれます。
ちなみにリプロネクストでは自治体でのメタバース導入の継続率は90%以上を超えています。
デジタルスペース×AIと言うと価値は変わる
「メタバース」と言うと本来伝えたい意味とは違うことを連想していってしまう人が多いので、自分としては誤解が生まれそうな時は「物理的な場所に制約を受けないデジタルスペース」と伝えるようにしています。
リプロネクストでメタバースについて考える価値は3つです。
空間的概念
これはデジタルスペースということになりますが、例えば、就職であれば「会社は見たいけどまだエントリーするかわからない」という方も事前に体験ができます。
時間的概念
ここはAIとの組み合わせになりますが、空間を体験するだけでなくAIのデジタルスタッフに質問ができる状態の開発も進めています。
先程の採用であれば、仕事が終わって自宅に帰ってリラックスした夜10時。「そろそろ転職したいな」と思った時にスマートフォンを開けばそこに会社があり夜の10時から自分のためだけに会社説明をしてくれることも実現できます。
心理的概念
メタバースはアバターで行動するのが基本となりますが、このアバターになることで行動量が変わる(勇気が出る)ということがあります。
小学校の英語教育にメタバースを導入してもらうことが増えていますが、子ども達に「教室で英語を話すのとメタバース空間で英語を話すのはどちらが話しやすいですか?」と聞くと、75%の子ども達が「メタバースの方が話しやすい」というデータも出ています。
また、家を買うか検討している時に会社に問い合わせするか考えた時に「まだ気持ちがふわふわしている中で連絡すると営業されそう…」と思ってやめる場合もあると思います。
法人が不動産やWebサイトを持つくるらいにデジタルスペースを普及させる
自治体・企業のおそらく99%がオフィス・工場やWebサイトを持っていると思いますが、リアルな場所にとらわれることなく体験やコミュニケーションがとれることはインフラになる可能性があると思いますし、当たり前となるよう実現していきます。
ここ1ヶ月が正念場だと思って活動しているのでやっていきます!