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VR・360度
2020.05.18

VR広告のメリットや効果とは?【印象ではなく”体験”を届ける】

VR広告のメリットや効果とは?【印象ではなく"体験"を届ける】

VR元年と呼ばれる2016年より、VR市場は成長を続けています。

特に、人々がVR空間の中でイベントに参加したり、世界中の人とコミュニケーションを取ったりすることのできるようなVRプラットフォーム等も続々と登場しています。

 

■関連記事:VRプラットフォーム5選【ベンチャーから大手まで紹介】

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VR広告とは

VR広告とは、そんなVR空間に設置する広告のこと。この記事では、各社のVR広告のプラットフォームへの取り組み事例を軽くご紹介しながらVR広告の具体的なイメージをつかんでもらい、VR広告の効果を考えていきたいと思います。

 

注目のVR広告プラットフォームへの取り組み事例

まずは、VR広告プラットフォームへの取り組み事例をご紹介します。実は既に活用が広がりつつあります。それでは、特に注目したい4つのプラットフォームを見ていきましょう。

 

1.VRize Ad

まずはこちら。東京都渋谷区に拠点を構える「VRize Ad」。

VRコンテンツ内で動画広告を配信しています。具体的には360度動画広告や、VR空間内への動画・CGオブジェクト広告を扱っています。

 

 

■VRizeのwebページはこちら

 

2.adverty

こちらは、スウェーデンのVR広告プラットフォームを手掛ける「adverty」。

VR空間の一部に広告を配置し、ユーザーの視線情報からユーザーが広告を認識したかどうかを計測。広告がユーザーから認知される度に課金されるシステムとなっています。

 

過去には、コカ・コーラ社もadvertyのプラットフォームを活用し、VRゲーム内に広告を配信しています。

 

■advertyのwebページはこちら

 

 

3.Facebook

続いては、世界最大級のSNSプラットフォームを運営する「Facebook」。

実は、2014年に世界最大のVRヘッドマウントディスプレイ開発会社の「Oculus」を買収し、その後VR業界においても存在感を放っています。

 

 

中でも、仮想空間で現実世界のように人々とコミュニケーションをとることのできるVRプラットフォーム「Horizon」を開発し、運営しています。今後、このプラットフォームがSNSの「Facebook」ほどに広がりを見せるようになるでしょうか。注目していきたいところです。

 

 

4.Google

最後はGoogle。2014年に、モバイルで楽しむことのできる安価なVRヘッドセット「Cardboard」を発売したり、YouTubeでも360度VR動画をアップロード・閲覧に対応していたりと、VRプラットフォームとしてもかなり注目を集める存在となっています。

 

 

実は既にYouTubeで360度VR動画広告の配信に対応。また、キューブ型の広告オブジェクトをVR環境内に配置し、そのオブジェクトに何らかのアクションを起こすと動画広告が拡大表示されるというものを開発しているなど、VR広告に対する動きが活発になってきています。

 

VR広告のメリット・効果

続いては、VR広告の具体的なメリットや効果について、従来の広告と比較しながら説明していきたいと思います。

 

1.VR特有の没入感で”体験”を届ける

通常の動画広告とVR広告の大きな違いは、VR特有の「没入感」。テレビCMやYouTube等で配信される動画広告では、企業や商品のイメージ・印象を短い時間で伝えるということに重きが置かれるのに対し、VRでは体験そのものを伝えることができます

 

 

例えば、ハウスメーカーがVR広告を出すとすると、消費者が実際にその物件に足を運んだかのような体験を実現することが可能。従来の動画広告とは一線を画すものとなり得る可能性を秘めています。

2.ユーザーの視線までも定量的なデータとして集計できる

VRのヘッドマウントディスプレイでは、高度なトラッキング機能が搭載されています。中でもVR広告において活用されているのが、「アイトラッキング」。これは、ユーザーの視点を感知するというものです。

 

 

先ほど紹介していた事例の中でもこの、アイトラッキングを活用して、ユーザーの視点・視線を定量的に把握し、ユーザーが広告を認識した場合にのみ課金されるという仕組みのものがあったと思います。

この視線のデータを活用し、改善していくことにより、最適なVR広告を配信することが可能になります。

 

 

■関連記事:VRトラッキングとは?【VRの専門用語紹介】

 

3.自然な流入が期待できる

従来の動画広告では、映像コンテンツ(テレビCMやYouTube等)の最初や途中に流し、一方的に見せるというものが主流でしたが、VR広告の場合はVR空間内に配置するものが基本となります。

 

したがって、ユーザーは街中にある看板を見るような感覚で自然な流入を期待することが可能。しかも、ユーザーはその看板を見て気になったら自身のモバイル端末で検索するというのが従来の看板広告でしたが、VR広告では視線を一定時間そこに留めたり、何らかのアクションをしたりするだけで、広告で配信しているコンテンツをすぐに体験することができるんです。

 

まとめ:認知から体験までを広告だけで一気に行い、ユーザーに行動を促す

いかがだったでしょうか。

VR広告の特徴は、印象ではなく「体験」を届けるということでした。

 

 

マーケティング用語で「AIDMA」や「AISAS」という言葉をご存知でしょうか。これは、消費者の「消費活動の過程」を表す言葉です。

 

▼AIDMAの過程

A(attention):注意

I(interest):興味

D(desire):欲求

M(memory):記憶

A(action):行動

 

 

▼AISASの過程:インターネットが普及した後の消費者の行動

A(attention):注意

I(interest):興味
S(search):検索

A(action):行動

S(share):共感

 

 

これまでの動画広告等の広告媒体では、注意・興味段階までの行動促進が限界でした。しかしながら、VRでは商品やコンテンツを疑似体験することができるので、広告自体で消費者行動の過程を一気に進めることができます。

したがって、メモを取っておいたりその場で即決したりと、次の具体的な行動を起こしやすくなります。

 

今後、VRのソフト面だけではなく、ハード面(ヘッドマウントディスプレイなどのVRデバイス)の普及が進むにつれVR広告市場も一気に盛り上がりを見せてくると思われます。