コロナの影響で、お店を営業できなくなったというのが一番大きな出来事でした。お店は北海道にあったのですが、全国的にも早い時期に緊急事態宣言が発令され、一か月休業になってしまって。
どうしようかと悩んだ時にまずは自力でインスタライブを活用して、お客様との接点を作ってみました。

その結果、これまでお店に来てくださっていたお客様が続々とライブに参加してくれて。中には、リアルタイムで参加するためにお仕事をお休みして見に来てくれる方までいらっしゃいました。改めてお客様の温かさを実感しました。

休業後に店舗を再開した後もコロナ禍は先が見えず、これからどのように営業を続けたら良いのか悩みました。そこで、安心してお買い物を楽しんでもらえるオンラインでの接点作りを強化していこうと思いました。

いえ。色々とオンラインの発信方法を調べる中、御社のバーチャルショップ制作を見つけました。「このような形で発信することもできるのか」と驚きました。その後4社ほどに絞ったのですが、打ち合わせの中で、いんこにっとに込めた思いを大切に汲んでいただいた点と、予算の要望に沿ってくれたリプロネクストさんにお願いすることに決めました。

「閉店してもWeb上に店舗を残せる」というのが大きかったです。閉店を発表した時は、クリエイターの皆様も驚いていましたが、心の中では「新しい形で戻ってくるので、待っていてくださいね！」と思っていました。最初は私自身も仕上がりがイメージできてなかったのですが（笑）ここまで再現度が高いとは思っていませんでした！

お店の雰囲気まで再現してくれたのが本当に嬉しかったです。店舗には「鳥スタッフ」と呼ぶ看板鳥たちがいて、バーチャルショップの撮影にも参加させていただきました。
鳥スタッフに会うことを楽しみにご来店いただくお客様も多かったので、そういった雰囲気も残せてよかったと思います。

実店舗で行っていた「イベントの情報をご紹介する」「お客様のご要望をお聞きして接客をする」という部分も、バーチャルショップの機能で表現できて、使いやすいと感じています。今までと同じようにお客様と繋がることができました。

あと、お気に入りポイントは、バーチャルショップの鳥の種類別グッズのアイコンが、鳥の写真になっている部分です！これはディレクターの河合さんが提案してくださって、可愛くて嬉しかったです。

お客様から「いんこにっとに居るような気持ちです」「お店を残していただいて、ありがとうございます」とメールをいただきました。本当に嬉しいお言葉です。

店舗は閉じてしまいましたが、バーチャルショップにしたことでのメリットも、たくさんあると感じています。例えば「店舗は土日祝の限られた時間の開店でしたが、Webでは24時間365日アクセスしてもらえる。店舗の開店時間がお仕事にあたる場合も、ご都合のよろしい日時にご利用いただける。遠方の方にもいつでもご覧いただける。」などです。

いんこにっとで販売されている作品は一点ものも多いので、これまでは来店したお客様が優先で、発売日には遠方からいらしていただいたこともありました。
そういった点では、どこにお住まいでも同じように買い物を楽しんでいただけるようになったと思っています。

そうですね！気軽に何度でも来てもらいたいです。そのために今後は、何度来ても飽きないようなバーチャルショップも目指したいです。いつかはバーチャルショップ内でイベントもできたら楽しそうですよね。