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リプロネクストの社長ブログ

スポンサーの費用対効果をどう考えるか?


ブログをご覧いただいてありがとうございます。
新潟・東京で「リアルを届けるWebマーケティング企業」のリプロネクスト代表(5期目)の藤田が事業拡大を目指す上で気づいたことをまとめているブログです。
是非、ご覧いただいてTwitterもチェックいただけると嬉しいです。


過去にプロバスケットボール球団のフロントとしてスポンサー獲得のために営業をしていた経験と、2020-2021シーズンに新潟アルビレックスBBのスポンサー、そして最近はローカルラジオのスポンサーをしてみて、スポンサーになることの費用対効果について考えてみました。

スポンサーになる理由

先に企業がスポンサーになる理由について整理していきたいと思います。

1:パトロン

ただ経営者が好きだからという理由でスポンサーになるタイプです。
昔は割りかし多かったイメージですが、最近は企業のコンプライアンスが厳しくなったり、景気の低迷で「そんな余裕ない」ということで、減ってきている印象です。

2:付き合い

取引先からの紹介で断れずに付き合い程度にスポンサーになるタイプです。
経営者とのつながりでスポンサーになるのは、パトロンタイプと同じですが、付き合いのスポンサーは気持ちが入っていない分難しさを感じます。

 

ちなみに僕が、プロ球団で営業に行っている時に、パトロンと付き合いのタイプは現場の広報担当からの反発があることも多く打ち合わせに行ったら「いつも通りで良いよ」と言われることも多かったです。

そして、このいつも通りを勘違いして「永遠に付き合ってくれる」と思っている球団は、だいたい年々スポンサー営業が厳しくなりますね。(自分は退職してから気がつきました…)

3:企業のブランディング

会社としてのイメージアップを考えるとタイプのスポンサーです。
当然、大手企業があるので露出とかも大切ですが、それ以上にチームにブランド価値があるか?という目線が厳しい印象です。

 

最近だと、球団でも社内にデザイナーを抱えていたり、外部のデザイナー会社と提携してブランドイメージの向上につなげようとしているのは、ここが理由だと思います。

4:広告(商品のプロモーション)

最後に一番費用対効果を見られるタイプです。
例えば、1,000万円をチームに払うことでリターンとして何を得られるのか?を見極められます。ここを説明しようと思うと球団側としても正確な数字が出せずに苦労する部分です。

 

さっきのブランディングに力を入れるというのも、具体的な数字を伝えるのは非常に難しいというのも1つの理由だと思います。

だって費用対効果を極端に考えると1,000万円をGoogle広告にかけるよりも効果があるか?という話になると、そもそもサービスが違うよという話になると思うんですよね。

スポンサーの費用対効果について

前置きが長くなりましたが、リプロネクストでアルビBBさんやラジオCMをやった費用対効果について考えてみたいと思います。

 

まず、結果は「やってみないとわからない」ということです。

だって、間違いなく費用対効果があるなら他の企業もガツガツとやるわけだし、球団が収益に苦しむこともないと思います。

その上で、費用対効果があるかどうかは企業次第だと思います。

 

例えば、100万円でも払ったら効果があると思っている企業は大馬鹿もん(口が悪いけど)ですね。さっきも言ったけど、お金払って勝手にうまくいくなら、みんなやってます。

正しくは、お金も払って時間も払って(かけて)いくことが大切です。

 

やるならただリリース1本出して終わりじゃなく、試合会場のロゴをSNSで告知するとか、ファンの人たちと仲良くなるとか、想いを綴って会社に対しての理解やファンにつなげていくとか。

それだけお金も払って時間もかけているとチームのファンからも好意的に思ってもらって自分たちの商品を購入してくれる人も増えると思います。

 

例えば、500円の商品を月1回買う人が5,000人いたらそれだけで250万円の売上になるし、年4回買ってくれたらあっという間に1,000万円です。

スポンサー費用が100万円とかなら余裕で元とれますよね!

と考えると応援したいチームがあった場合には、グッズなどを購入するのはもちろんですが、スポンサーの商品を数百円でも買うだけでチームは強くなります。

 

一度スポンサーになると色々な視点から物事を見られるので、最近応援しているラジオ「出来心の聴いてくれる人がいないと終わっちゃう!?ラジオ」もどうなっていくか楽しみです。