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リプロネクストの社長ブログ

メタバースはただの流行りものではなくインフラになる

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

最近は社外の人に、リプロネクストの目指す未来のことについてプレゼンする機会が多いですが、その中で「メタバース」と聞いて良い印象を持たない人が一定数います。

 

その理由は、2年ほど前にFacebookがMetaと名前を変えて世界的にメタバースが注目されてからのことを考えると、「あの時は話題だったけど最近は市場が縮小しているんでしょ」という印象を持っている人が多いことが原因です。

 

このメタバースについての周りの目について思うことが2つあります。

 

 

1つ目は、このトレンドに引っ張られて本質を見ないのってもったいなくないですか?ということです。
今だとAI、前だとNFTとかWeb3とかDaoとかさらに前だとビットコインとかSDGsなどありましたが、この話題に引っ張られて何となく「トレンドだからやる」と思考停止してしまうと、結局は一部の売り手が得をするだけでもったいないと思うんですよね。

 

何となくで「これからの時代はNFTらしいぞ」と言って、ただ話題に乗っていたら1年経過して顧客が誰もいなくなってしまうかもしれません。反対に「どうせ流行りものだから手を出すのを控えよう」と毎回言っていたら、ガラケーからスマートフォンが出た時代に「文字が打ちづらい」といつまでもガラケーを握りしめてビジネスチャンスを失ってしまうこともあります。(ちなみに自分はそうでした)

 

 

そして、周りのイメージに対してもう1つの思うことは「メタバースの本質を見てほしい」です。
これは、自分たちが領域としてメタバースを扱っているポジショントークを抜きにしても、メタバースってこれから情報のインフラになると思っています。

 

メタバースをかみ砕くと、仮想空間とアバターによるコミュニケーションになりますが、この仮想空間は現実では体験できないことや現実空間のシミュレーションを行うことができ、アバターでのコミュニケーションは普段会えない遠方の人と話したりできます。

 

例えば、建築業界ではどこの会社もCADを使っていますが、僕が「CADで設計した家に複数人で入りながらあーでもない、こーでもないと会話できたら良くないですか?」と聞くと、100%の人が「それはやりたい」と言います。この3D空間で人が入ったかのようにコミュニケーションがとれるのは、イコール”メタバース”です。

 

 

個人的な話をすると、僕は高校時代に一度「関西の大学に進学してみたい」と思ったことがありました。
ただ、そのことを家族や先生に話したら「その学部なら東京にもあるんだからなんで関西なの?」と聞かれて、答えられずにオープンキャンパスや出願などは行いませんでした。

 

もし、メタバースでオープンキャンパスで学校を見学しながら在校生に紹介してもらうような体験ができたら「この関西の大学の環境が良い」とか「この街で暮らしてみたい」など、もっと具体的な想像ができて家族や先生を説得していたかもしれません。

 

 

そして、この”インターネットで疑似体験”できることの価値は、進学だけでなく就職・移住・観光などあらゆる分野で活用ができる可能性があります。

 

 

メタバースは、流行りものじゃなくなくてはならない情報のインフラになると思いますし、それをリプロネクストが広げていけるよう取り組んでいきます。