CEO Blog
スポーツ観戦が好きということもありますが、マーケティングという観点でもプロスポーツチームから学べることは多いなと本当思います。
今回は、プロスポーツチームのマーケティングがおもしろい理由を主観で紹介していきます。
ちなみに私は過去に埼玉のプロバスケチームで働いていたことがあり、プロスポーツ球団の運営の大変さをほんの少しだけかじったことがあるので、選手もフロントの方も頑張っている人を見るとかなりリスペクトがあります。
自己紹介
藤田 献児(ふじた けんじ)。株式会社リプロネクスト 代表取締役
1989年新潟市江南区(旧亀田町)生まれ。東京都内の大学を卒業後、プロスポーツ球団や広告代理店などの経験を経て、2016年年末に新潟にUターンし2017年2月に1人で創業したもののお客様がゼロの状態だったため9ヶ月間アルバイト生活。
現在、4期目のベンチャー社長として日々の葛藤をブログやTwitterで紹介しています。
好きなモノ:スポーツ観戦(主にバスケ・サッカー)、ラクロス、BBQ、新潟のPR
なぜ、今プロスポーツチームからマーケティングを学べるかについて理由を3つ紹介します。
一つは商品(チーム)のクオリティをコントロールするのが難しい点です。飲食店であれば具材を変えれば料理を美味しくできますが、プロスポーツチームはどんなに時間やお金をかけても結果が出ないことがあります。
自分たちの商品のクオリティを上げていけない商売ってあんまりないですよね。商品のコントロールができないので、コントロールできるとするとマーケティング部分になります。
プロ野球のチーム数はほとんど増えていませんが、サッカーやバスケのチームはかなりの数があります。
チーム数が増えていっても地元の人口や会社数は増えていかないので、収益が出るポイントはかなり限られています。
地元の会社・人から収益を得るには、チケット収入はスマホとの勝負だしスポンサー収入だとGoogleやSNSとの勝負になります。
ここから、勝負に勝ち続けるのかマーケットを広げる行動をしていくのかは各クラブによりますが、今後の動きはとても勉強になるはずです。
個人的には、サッカーなら栃木SC、バスケなら埼玉ブロンコスは色々と行動していておもしろいと思っています。
モノと情報が溢れている中で、家にこもってせっせと作ったものが評価されることはほとんどなくて、ブランディングしながらつくるくらいの流れじゃないと購入してもらえる可能性がほとんどありません。
これもプロバスケチームで仕事をしている時に感じたのですが、プロスポーツ選手の価値は高めていく努力がないと高まらないと学びました。
個人的な意見ですが、プロスポーツ選手って小さい頃から努力してかなりの勝負に勝ち残ったから今があるので本当に尊敬していますが、J1のサッカー選手と知った上で合うと「すげぇー」ってなりますが、同じ選手でも全く見たことも聞いたこともなければ、街ですれ違っても何も感じません。
ここは職人気質のある会社であればあるほど、意識している人が少なくて取引先の工務店さんでも「この木は他社が使っているものよりも数段良くてこの金額で出しているのはお得だ!」という社長もいたりますが、会社と商品のブランディングができていないと「他社に見た目が似ていて半分の価格で変える家がある」となってローコスト住宅にどんどん人が流れていってしまいます。
プロスポーツがマーケティングの勉強になると言っていますが、これは地元のパン屋さんでもWeb制作会社でも工夫している会社から学べることはあると思います。
ただ、私はプロスポーツチームが地域に与えるインパクトやスポーツ選手のストイックさを本当に尊敬していて、勝負事が好きなので注目しているだけです。
普段の仕事のスキルは嫌でも学べるので、他のジャンルに興味を持って調べてアイデアを出していくことで自分の深さがでるので続けていくのはおすすめです。