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リプロネクストの社長ブログ

地方で働く人が知っておくべき“経験の差”という大きな壁

こんにちは、リプロネクストの藤田 献児です。

 

最近、リプロネクストで採用活動を進めています。
特にCHROや営業マネジメントの経験者を探しているのですが、正直、新潟での採用はかなり難しいと感じています。そのため、今後は東京を中心に採用を進める可能性も考えています。

地方に住んでいても活躍はできるけど…

採用活動を進める中で、地方で働く人は少し意識を変えていく必要があると感じています。
東京で働く人と地方で働く人の間にあるのは、能力の差というよりも「経験の差」です。

 

どの企業も「優秀な人を採用したい」と思うのは当然ですが、この優秀さの多くは「経験」「行動」「視座」から生まれます。これらは、スタートアップやベンチャーで働く環境と密接に関係しています。

 

スタートアップの世界では、「失敗したら会社が終わる」という危機感のもと、全員が必死に考え、工夫を重ねます。投資家や市場の目も厳しく、結果を出すためにあらゆる努力をするのが当たり前です。

 

優秀な人は、組織の中で問題が起きたときに「過去にこういうケースがあったから、今回はこうすべきだ」とすぐに判断できる人です。一方で、「どうしたらいいんだろう?」と毎回チームで会議を重ねないと進められない人では、成果のスピードに圧倒的な差が出ます。

 

そして、東京にはスタートアップ・ベンチャーが多いので、こうした経験を積む機会が圧倒的に多い。これは、地方で働く人たちも理解しておくべき現実だと思います。

「地方の人がダメ」という話ではない

ただ、これは「地方の人がダメ」という話ではありません。
もちろん、人間的な能力や頭の良さに差があるわけではないし、東京にいるから優秀というわけでもありません。

 

あくまで会社として採用を考えると、「経験がある人」が評価されやすいというだけです。

「視座」と「行動」を高めることに場所は関係ない

「経験」「視座」「行動」が優秀な人の特徴だと考えたとき、経験は環境やタイミングに左右されますが、視座と行動はどこにいても変えられます。

 

以前なら、身近にどんな人がいるかで成長が決まる部分が大きかったかもしれません。しかし今は、YouTubeやSNSを使えば、成功者の話をすぐに聞けるし、自分が経験したことのない失敗談を学ぶこともできます。

 

こうしたインプットをせずに、自分のペースだけで働いていると、気づいたときには中途採用で優秀な人がどんどん入ってきて、差が広がっている…ということになりかねません。

1日15分のインプットで差がつく

リプロネクストでは、Valueの1つに「自分のためにインプットしよう」と掲げています。
これは「毎月何冊も本を読め」とか「資格を取れ」という話ではなく、「1日15分でいいから、継続的にインプットしよう」ということを伝えています。

 

1日15分なら、通勤中、昼休み、お風呂の時間、寝る前のちょっとした時間でも確保できるはずです。
1ヶ月続ければ7.5時間、1時間のセミナーに換算すると7回分の情報収集ができていることになります。

 

たった15分かもしれませんが、それでも成功と失敗のパターンが頭に入っているだけで、仕事で課題に直面したときの対応が変わります。

「どうすればいいんだろう?」と上司にゼロから相談し、あれこれ時間をかけるよりも、「このケースなら、こう動けばいいかも」とすぐに判断できるようになります。

地方の人こそ、意識的に情報を取りにいくべき

地方で働いていると、たまたまスタートアップで働く人と出会う機会はほぼありません。
だからこそ、情報は自分から取りにいかないと、視座も広がらず、行動も変わらず、結果として経験も積まれないままになってしまうかもしれません。

 

 

少し厳しいことを書いたかもしれませんが、僕は今一緒に働くメンバーに、組織が大きくなっても中心にいてほしいと思っています。
また、新潟に本社がある以上、新潟での採用ももっと強化していきたいと考えています。

 

 

そのためにも、リプロネクストのValueの1つ「自分のためにインプットしよう」というメッセージは、これからも継続して伝えていきます。