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リプロネクストの社長ブログ

起業時のお金の不安をどう解決したか?

基本的にプラス思考ですが、さすがに行動範囲が狭くなってストレスを抱えて「人に会う機会も減るなら髪を染めようかな」と思っている藤田です。(緊急事態宣言が終わるまでならありかも。。)

 

起業時のお金問題について

新型コロナで起業する人は減っているかもしれませんが、落ち着いた頃には、「人生何が起こるかわからないから起業しよう」とか「安定よりベンチャーで働きたい」と思う人が増えていくはずです。3.11がきっかけで起業した人もよく聞きます。

今は時間ができたけどいざ起業しようと思うと不安…と感じる人も多いと思うので、一事例として起業した時のお金問題について振り返りながら紹介したいと思います。今は絶賛資金的には辛いんですが、「あの頃に比べたら」と自分に勇気をつけるためにも書いていきます。

起業前は貯金ができない人間だった

私が起業した流れを振り返ると、東京の大学を卒業して社会人を約5年働いてから新潟にUターンをして1ヶ月半で株式会社リプロネクストを設立しました。

 

元々、東京のベンチャーで働いておりボーナスなども安定はしていなく、都内で一人暮らしをしていたので生活費はかなり高かったです。(しかも、よく飲みに行っていました)だいたい月で考えると給料ー生活費で1~3万円くらいを貯金するというギリギリの生活でした。

給料日前になるとふりかけおにぎりを会社に持って行って腹を膨らましていた記憶があります。(お米は実家から仕送りしてもらっていたので)

起業を決めて同棲生活

そんな状況で起業資金なんてあるわけでもなく、起業しようと思った時には使えるお金が20万円以下で、元手がかからないビジネスでもさすがにこれでは無理だなとわかり、当時付き合っていた彼女(今の奥さん)に「ちょっと家住まわせて」と言って月5万円?だったかだけ払って居候生活をはじめましたw

 

その時は、何も考えていなかったですが、あとで考えると売れないミュージシャンよりヤバイやつですよね。

 

元々の出費がかなり減ったので節約もしながら6ヶ月で100万を貯めました。さすがに新潟に帰るのに彼女にこのままバイバイはやばい+プレッシャーもあり、起業3ヶ月前に結婚式を挙げるなど、この数ヶ月で人生がかなり進んだ感じがありましたね。

仕事はBtoB向けビジネスをやることは決まっていたので、株式会社が良いと思ったのと資本金が100万円以下だと信用もなくなると思い人生で初めての貯金生活でした。

起業当時はケチケチ生活

実際に新潟に2017年2月にUターンをして会社とスタートするのですが、起業の成功率が数%とかネガティブな情報を聞いていたので生きていくために2つのことをしました。

 

 

.生活コストを徹底的に下げる

新婚にも関わらず、東京に奥さんを置いて新潟にとっとと帰ってきたのですが、まずは生きていくために生活コストを徹底的に下げることにしました。

実家に住まわせてもらい、車もあまり使っていない軽自動車を借りて(クーラーが壊れていて夏は地獄でした)、オフィスもNICOとう起業支援組織が行っている創業準備オフィスに入り、家賃も月5,000円くらいでした。

おそらくこの時の自分の生活費は、ガソリン代+たまにお昼を買うくらいだったので月3万円くらいだったと思います。

 

 

.アルバイトを平日夜+土日していた

新潟にUターンをしてからすぐにアルバイトもはじめました。これは、人によっては「起業に集中するべき」とか「出資や融資で時間を買うべきだ」と言う人もいると思います。はっきり言ってどっちでも良いと思いますが、私の場合はバイトをして良かったと思っています。

 

バイトはホテルの宴会場で平日の夜(17時~22時)に会社の宴会でお酒を出したり、土日は1日結婚式のサポートをしていたりしました。

朝8時~1630分まで仕事して、17時~22時までホテルでバイトをしていても7時間は寝れていましたし、何よりバイトで忙しくすることで不安に押しつぶされそうな自分を保てていたと思います。人は適度に忙しい時の方が、無駄に時間があるよりも精神的にもバランスがとれると思っています。

 

今の新型コロナで自宅に1日中いないといけない状況が続くとうつなどがかなり増えると心配しています。

生きていける状態をつくってから事業に集中

起業家とか社長とか聞くとお金を持っていそうと思う人もいるかもしれませんが、私の場合は生活コストは月3万円でアルバイト代で月7万円くらい?だったのでしばらくは会社からの給料はもらっていませんでした。

 

「月3万円ならバイトはいらないのでは?」と思うかもしれませんが、起業当時に毎月のように会社の残高が減っていくことは思っていたよりも焦ります。

 

「自分は大丈夫」「数ヶ月もすれば伸ばせる」と信じていたとしても日々お金が減っていくと、「失敗したらどうしよう」と不安になってしまい良い悪いよりも高い安いで物事を判断してしまいます。

 

 

難しいのは、元のお金が100万円で毎月お金が数万円増えて3年後に300万円になるのと元のお金が1,000万円で3年後に500万円になるのは後者の方がお金を持っているのに不安度で言うと圧倒的に辛いということです。

 

起業をどんなに小さく始めたとしても、未来を明るく見えるかどうかで大きく変わります。

情報よりも経験を重視する

もし、今後起業したいと思っている人がいれば、情報に頼らずに自ら経験することを大切にしてほしいと思います。

私も起業時にネットで検索した時には「バイトするくらいならその分貯金してからスタートしろ」とか「親や親戚からお金を借りられないくらいなら営業力が足りない」とか会ったこともない人の言葉に踊らされました。

 

だけど、冷静に考えてみたら起業はどうしてもやりたかったですし、自分が起業することで新潟のためにもなると思ったので今やれる方法を考えてスタートしました。

 

 

正解かどうかは行動して結果で示すしかないので、迷っている人がいたらやりたいようにやるのが良いと思います。そして、結果で自分の選択が正しかったと証明しましょう。

 

私もまだ何も成し遂げていないので、まだまだ挑戦して結果を出していきます。