CEO Blog
ブログをご覧いただいてありがとうございます。
新潟・東京で「リアルを届けるWebマーケティング企業」のリプロネクスト代表(5期目)の藤田が事業拡大を目指す上で気づいたことをまとめているブログです。
是非、ご覧いただいてTwitterもチェックいただけると嬉しいです。
「社長は孤独」とよく言われますが、その理由について考えてみたいと思います。ちなみに孤独=辛いというわけではないと思っていて、元々昔の友達とかとずっと一緒にいるようなタイプだと大変だと思いますが、僕の場合は子供の時から何かにハマると周りは気にしないタイプなので起業当初に経験した孤独も大変だと思ったことはないです。
あと、根本的にリプロネクストの社員と方向性が違うと思ったことも少なくてみんな仕事をおもしがってやっている印象があるので、そもそも向いている方向が違くないというのも大きいかもしれません。
一般的に社長が孤独だと感じる理由は2つあると思います。
多くの会社は銀行からの借入れ、いわゆる借金をそれなりにしています。
個人ではまず借りないような額を借金するわけで、会社が借りようと思うと基本的には社長が保証人になります。
リプロネクストのようなベンチャーでもまあまあの借金があって、当然個人保証として僕がサインをしています。
最近は考えても仕方ないと思うようになりましたが、最初に借金をした頃には「もし、万が一のことがあったら家族ヤバいな・・・」と考えたこともありました。
そして、借金だけでなく社員やその家族の生活もあります。
起業して3年間は売上が安定していなくて、取引先や社員にお金を払うと自分の給料が後回しになっていたので全くお金がもらえない月も何回かありました。
これも経営者としては当たり前のことだし、物欲なども特にないので「ベンチャー企業の経営って大変だけどそんなもんだよね」と思っていますが、この感覚を共感してもらおうと思うと孤独を感じるかもしれません。
経営者が孤独を感じる理由の2つ目は、社員との情報の差です。
会社を継続的に成長させようと思うと今週・今月のことを考えていてはダメで、数ヶ月〜数年単位を見ようとしなければいけないです。
そのためには、判断するための情報を自分が持っている必要がありますが、この情報を社員全員に共有することはできないです。
例えば、さっきの借金の額について「これだけ借りている」と言って受け止め方を間違うと「会社ヤバい」と思われてしまう可能性がありますし、社員の給料をお互いに公開することも良い印象になることはないと思います。
どうしても、自分しか知らない(知ってはいけない)情報が出てしまいますが、ここは何とか解消できないかな?と思っています。
全員は難しくても、事業部や担当者が関わる情報はいつでもアクセスできるような状態にすることができれば、その情報を使って判断することができるようになります。
よく「社員に経営者目線と持ってほしい」と言いますが、判断基準の情報がないと中長期の視点を持つことはできないので、ここは自分自身の改善かなと思います。
個人的には、責任の感覚や情報量について隠すつもりはないと思っているので、もっと成長したい/会社に対して責任感を持ちたいという人にはどんどん共有していきたいなと思います。