新型コロナウイルスの影響で働き方に変化が生まれ、2020年からビジネスシーンで広く普及しているオンラインコミュニケーションサービス「Zoom」。一対一の商談やミーティングはもちろん、複数名で行う会議やセミナーなど幅広い用途で活用されています。
そんなZoomですが「Zoomミーティング」と「Zoomウェビナー」という二つの開催スタイルがあることをご存知でしょうか。
ここでは「ミーティングとウェビナーの違いがよくわからない!」「二つの違いについて詳しく知りたい!」と考えている方に、ZoomウェビナーとZoomミーティングの違いをわかりやすく解説します。
目次
Zoomとは、パソコンやスマートフォンなどの端末を活用し、いつでもどこからでもセミナーやミーティングを実現できる、オンラインコミュニケーションサービスです。
リアルで開催するものとは違い、オンラインなのでどこにいても開催・参加することができ、ビジネスシーンを中心に活用が広がっています。
また、無料プランでも十分に使用できることや、有料プランは比較的低コストで機能性が上がることから、全世界で75万人以上のユーザーがビジネスをはじめ日常的に使用しているサービスです。(参考:https://www.k-idea.jp/zoom/)
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それでは、ZoomミーティングとZoomウェビナーの違いをご紹介します。
ポイントもまとめているので、それぞれ比較して見ていきましょう。
Zoomミーティングは、すべての参加者が画面共有し、お互いの顔を見ながら会議や打ち合わせができるサービス。つまり、双方向でのやりとりを行うことができるスタイルです。
ホスト(主催者)と参加者が同様の画面を共有し、ビデオ通話のような感覚でやりとりを行えます。こちらのサービスは少人数(参加者2名以上)から使用できるので、顧客との対面ミーティングや、営業ミーティング、面接などに最適です。利用人数の上限は、無料ライセンスでは100人、プランに応じて最大1,000人の参加が可能です。
また、参加者を少人数のグループに分ける「ブレークアウトルーム」機能が搭載されているのもポイント。ホストは最大で50のブレイクアウトルームが作成できます。
その他の機能としては、ライブ配信やチャット機能、録画・録音などが行えます。有料オプションもありますが、基本的に無料でサービスを活用できます。
・双方向でのやりとりができるサービス
・顧客とのオンライン商談や面接に最適
・利用人数の上限は100人〜最大1,000人
・ブレークアウトルーム機能が搭載
・ライブ配信、チャット機能、録画・録音可能
・無料で基本的なサービスが使用できる
Zoomウェビナーは「主催者と視聴者」という関係性で構成されているサービス。形としては、バーチャル上での講演会をイメージするとわかりやすいかもしれません。
通常、ウェビナーの参加者はお互いにやり取りすることはなく、一人または数名の講演者が視聴者に向かって話す、というのが一般的な形です。そのため、講演会や大規模イベント、会社説明会などに最適です。
Zoomウェビナーは基本的に主催者中心で進みますが、ホストの操作によって一部の視聴者が参加者(パネリスト)に昇格できます。
パネリストになることで主催者とのやりとりが可能となり、インタラクティブなセミナーを行うことができます。また、パネリスト以外の視聴者の顔や名前は表示されず、カメラやマイクの操作もできません。
視聴者が自由に映像を流したり、パネリストに切り替えることはできないので、スムーズなセミナーの実施が期待できます。
こちらは、ライセンスに応じて100人から最大10,000人までの参加ができます。
・「主催者と視聴者」という関係性で構成されているサービス
・講演会や大規模イベント、会社説明会に最適
・パネリストになることで主催者と音声や画像でのやりとりが実現する
・パネリスト以外の視聴者は、顔や名前が表示されず、カメラやマイクの操作もできない
・利用人数の上限は100人〜最大10,000人
・ライブ配信、チャット機能、録画・録音可能
今回は、ZoomミーティングとZoomウェビナーの違いについて、それぞれのポイントをご紹介しました。
一対一のコミュニケーションを取る場合はミーティング、大規模の講演会を実施する場合はウェビナーなど、目的に合わせて活用することでスムーズな会議が行えるでしょう。
新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークが盛んに行われていますが、今後は主流になっていくかもしれません。新しいビジネススタイルの形を意識しながら、日々の生活に取り入れて行く必要がありそうですね。
今、なかなか大人数で集まれないからこそ、Zoomなどのオンラインコミュニケーションサービスが重要になってきます。今回ご紹介したZoomミーティングやZoomウェビナーのポイントを正しく理解した上で、用途に合わせて活用をしていきましょう。