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Zoomで直撃取材! コロナ禍で変わった働き方part3【それぞれのリモートワークの姿】

こんにちは。リプロネクスト広報・メディア担当の高橋です。

 

新型コロナウイルス感染拡大により、まだまだ世界中で不透明な状況が続いています。

日本では「新しい生活様式」が公表され、働き方については引き続きテレワークやローテーション勤務、オンライン会議などが推奨されています。

 

誰もが半年前までは想定しなかったような事態が起こり、社会全体のライフスタイル、ワークスタイルが大きく変化しましたが、各業界の皆さんの働き方はどう変わったのでしょうか。

 

 

さて、今回は「Zoomで直撃取材! コロナ禍で変わった働き方」part3です!

 

■ part1の記事はこちら:フリーエディター松永春香さん

■ part2の記事はこちら:フードプロデューサー覚張雄介さん

 

新潟を中心に活躍されているフリーエディター、フードプロデューサー、フォトグラファー3名の方から取材にご協力いただき、コロナ禍での働き方や気付き、そして今の思いを伺いました。

 

お一人ずつ紹介していく形で、今回が最終回です。

コロナ禍でのお仕事について教えてください!

それでは早速、インタビューへ。今回もオンラインコミュニケーションツール「Zoom」を使って、遠隔取材を行いました。

▼オンライン取材のポイント&注意点はこちら
オンライン取材のポイントや注意点を徹底解説!【実際にやってみた】

 

 

この企画のラストにご登場いただくのは、新潟市中央区にあるフォトスタジオ「studio Roop(スタジオ ループ)」でフォトグラファーとして活躍する高橋琢磨さんです。

琢磨さんは新潟市内を中心に県内外を駆け回る人気のフォトグラファーですが、お客様との対面を必要とするお仕事でどのように働き方が変わったのでしょうか。

 

それでは早速お話を聞きたいと思います!

 

フォトグラファー:高橋琢磨さん

高橋:まず最初に、琢磨さんの普段のお仕事について教えていただきたいです!

 

琢磨さん:新潟市中央区に二つのスタジオがあり、主にスタジオ撮影とロケ撮影を行っています。七五三やブライダル、成人式などの記念日のほかに、日常の家族写真や雑誌などの広告撮影も担当しています。メインは新潟県内ですが、依頼があれば県外出張もさせていただいています。

 

あと、うちのカメラマンはそれぞれ強みとするジャンルを持っていて、僕は美容関連の撮影を仕事兼ライフワークでやっています。

 


高橋:
インスタグラムでよく琢磨さんのお写真を拝見しています!

 

琢磨さん:ありがとうございます! 美容系だと雑誌やフリーペーパーの撮影、スタイリストさんの作品撮りや美容ディーラーさんの広告素材を撮ったりしていますね。

 

 

美容関連の仕事のご縁から、ここ数年は仲間と一緒にヘアイベントの企画もしています。毎回異なるテーマを設けてゲストを呼んだり、コラボレーションし、新潟のスタイリストのコミュニティの場を作れたらと育てていたイベントなんですが、今回のコロナの影響で6月の企画は中止せざるを得ませんでした。

■新型コロナウイルスの仕事への影響は

高橋:先ほどイベント中止のお話もありましたが、新型コロナウイルスはいつ頃からお仕事に影響が出てきましたか?

 

琢磨さん:最後に出張に行けたのは3月末で、同時期からスタジオに予約キャンセルの電話やメールが続々と届くようになりましたね。
4月の中旬には予約がない日が増えてきて……。撮影を予定していた結婚式も延期となって、一番早い方で今年の8月ということなんですがそれもまだわかりません。

 

高橋:そうでしたか…。ちょうど3月4月のシーズンって卒入学などで写真を撮ってもらう機会が多い時期なだけに残念で仕方ないです。

 

琢磨さん:卒業シーズンは僕たちにも何かできないかと美容室と組んで、学生さん向けに格安で晴れ姿を撮影する企画を行ったりもしました。

 

県内も小学校から大学まで卒業式が中止になったところが多くて。せっかくなので晴れ姿だけでも残せたらと呼びかけました。

 

高橋:状況に合わせて柔軟に対応されていたんですね。他にもコロナウイルスがきっかけで始めたことはありますか?

 

琢磨さん:外出自粛中の子どもたちや親御さんの息抜きになればと、スタジオを遊び場として開放しました。せっかくスタジオが空いているのにもったいないよねという話になり、1家族2時間ずつでお客様に自由に使ってもらいました。

 

高橋:すごい! 子どもたちがとっても喜びそうな企画ですね。スタジオループさんの人気の理由って、きっとそういうところにもあるんだなと思います。

 

 

琢磨さん:誰かがアイデアを出したら「いーね!いーね!とりあえずやってみよう」っていうムードはありますね。このスタジオ開放企画は好評で、すぐに埋まりました。

清五郎にあるスタジオ。お洒落なコンテナ作りのこのスタジオで自由に遊べるなんて……!

琢磨さん:あとは、緊急事態宣言期間限定の企画として「おうち写真」というプランを作りました。

三密を徹底的に排除し、ご自宅の近所までカメラマンが伺い、屋外でお客様と距離をとって撮影するというものです。
これも沢山のお問い合わせをいただきました。

 

「おうち写真」の企画も、今できることをという思いから生まれたフォトプランです。

「おうち写真」プランの詳細はこちら

 

高橋:家族がみんな家にいる今だからこそ、写真で残しておくというのも素敵だなと思います。スタジオループさんのスピード感や企画力は私自身も身に付けていきたいなと強く思います……!

 

 

■自粛期間中の働く環境の変化

高橋:今回の件で、働く環境や働き方はどのように変わりましたか?

 

琢磨さん:今まで通りに撮影ができないので、環境も働き方も大きく変わりました。

 

予約をいただいたお客様に関しては注意を払いながら撮影を行う日もありますが、スタッフは基本的にそれぞれ在宅で仕事をしていますね。スタッフ同士は以前から活用していた「Chatwork」を使って連絡を取り合っていますし、外部との打ち合わせはFaceTimeやZoomを使う機会が増えました。

撮影データのセレクトやレタッチは自宅で行っています。

 

高橋:人と接することが前提のお仕事だからこそ、環境は全く変わってしまいますよね。


琢磨さん:
そうですね。撮影ができなくなっている分、企画を考える時間が増えました。オンラインでできることについても考えたり、お話をいただくこともありますが、何をやるかが悩ましい部分もあり検討中です。

 

あと、大きく変わったことと言えば、時間に余裕ができているので、実家の手伝いをすることにしたんです。実家は聖籠町で観光ぶどう園をやっているんですが、若手の人手不足で。ちょうど周りにも今なら手があいているという人がいたので、週に何日か手伝いに行っています。

 


高橋巨峰園のFacebookページはこちら

 

ぶどう園のスタッフが高齢化していたので、力作業などで手伝えるところをと思って。スタジオの代表も行ってこい!と快諾してくれました。

 

高橋:それは今だからこそできる素晴らしい親孝行ですね……!

 

琢磨さん:三十何年間一度も手伝ってこなかったので(笑)両親はとても喜んでいます。秋の収穫期にお客さんを迎え入れられる状況になっていることを祈って、今は皆でできることをやっていますね。

 

 

■フォトグラファーとして今、できること

高橋:仕事も働き方も大きな変化があったとお伺いしてきましたが、今はどんな気持ちでお仕事に取り組んでいますか?

 

琢磨さん:まずは、一日でも早くいつものように撮影できる日々を取り戻せたらと思っています。

こんな状況の中でも、予約を入れてくださるお客様には本当に感謝しています。

 

さきほどお話した「おうち写真」は、当初は緊急事態宣言期間のみのプランにしようと考えていましたが、ご好評いただいているので今後も継続しようかという話も出ています。

 

高橋:スタジオループの皆さんの思いが、お客様にもきっと通じているんだなと思います。


琢磨さん:
そして現在、親しくさせていただいているヘアメイクアップアーティストの佐藤圭さんと「My face(マイ フェイス)」という新プロジェクトを進行中です。

 

日常生活の中でマスク着用が当たり前になり、初対面でも素顔が見えない状態でコミュニケーションをとる機会が増えていると思います。
そんな時に、最高の顔を相手に見せるツールがあったらいいよねと話していて。

 

カメラマンである僕とヘアメイクさんの技術で、ちょっとコミュニケーションが楽しくなるようなアイテムをと企画しました。
このプロジェクトに賛同してくださったS.H.S鳥屋野店様、長岡店様で近々導入を考えていて、スタッフの皆さんそれぞれが“最高の顔”を胸元のクリアホルダーに入れ、接客いただく予定です。

 

 

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《 スマイルアッププロジェクト 》 新型ウィルス感染拡大予防の為にマスクを着用しての接客が続いています。 スタッフのスマイルがマスクで隠れてしまい、なかなかわかりづらいと思います。 このスマイルアッププロジェクトは、スタッフ一人一人の最高のスマイルをプレートにして身につけるカタチに表現してもらいます^ ^ ヘアメイクもバッチリしていただき最高のスマイルをお客様へお届けします! # スマイルアッププロジェクト # スマイル # インテリア #architektur # 店舗デザイン # 家具 # 北欧 # interior # lifestyle # shop # vintage # art # decor # furniture # service # house # repair # toyanoneighborhood # 新潟 # japan # 暮らし # 丁寧な暮らし # シンプルな暮らし # 暮らしの道具 # 生活 # 建築 # マイホーム

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高橋:素敵な企画ですね!  たしかにマスクで相手の顔が見えない時に初対面だとちょっと戸惑うことがあります。そんな状況でも相手の最高の顔を知ることができたら、なんだか距離が縮まる気がします。

 

琢磨さん:この企画で、少しでも気持ちが明るくなるような連鎖を起こせたら嬉しいです。
あと、時間に余裕がある今のうちに動画も勉強しておきたいな、と。コロナが落ち着いたら、新しいサービスも始めましたなんて言えたら一番いいですね。

 

高橋:前向きな気持ちでやれることを始めていくのが、今できる一番のことなのかもしれませんね。

 

琢磨さん:そう思います。一日も早くコロナが落ち着いていくことを願いますが、この時間を使って自分自身をアップデートできるように過ごしていきたいと思います!

 

 

琢磨さん、取材にご協力いただきありがとうございました!

困難な状況に立ち尽くすのではなく、新しいことにチャレンジする柔軟性を持つことの大切さを学ばせていただきました!

 

 

まとめ:3名の異業種の方々にお話を伺ってみて

「コロナ禍で変わった働き方 〜それぞれのリモートワークの姿〜」はいかがだったでしょうか。

 

今回3名の異なる業種の方にお話を伺いましたが、皆さん共通して言えるのはこの状況をただ悲観するのではなく、しっかり受け止め、そして「楽しむ」気持ちも忘れずに行動されているんだなと感じました。


この環境は変えられないけど、その中で仕事とどう向き合うかは自分次第だなと改めて実感
したと同時に、皆さんから大きな大きなエネルギーをいただきました。

 

日々状況は変わっていきますが、私も今、リプロネクストの広報としてできることに全力で取り組んでいきたいと思っています!

 

ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

次はリアルでお会いできる日を楽しみにしています!